【GB Racing エンジンカバー】Tenere 700 の強化 クラッチ・ジェネレーターカバーの装着

こんにちは、世界放浪2輪旅を目指す管理人です。

今回はバイクの心臓、エンジンを保護するサードパーティ製品の紹介です。

エンジンの側方面観でもっともインパクトのあるこの部分、中心をプライマリドリブンギア軸とするこの一番大きい円形の部分。
バイク転倒の際に最も傷つきやすい部分です。
転倒履歴のある車両は、だいたいこのクランクケースカバーの下部分に擦り傷や削れ痕がありますね。
露出度の高いクランクケースカバーですが、内部には超重要な構造物がぎっしり詰まっています。

左側はジェネレーターカバーとも呼ばれ、その名の通り発電機が収まっています。
ステーターコイルやジェネレーターロ―ターなど、これらの部品に深刻なダメージを負うとバイク内での発電ができなくなり
やがて走行に必要な電力すらまかなえなくなります。

車体右側はクラッチカバー。
クラッチが物理的に損傷すれば、当然変速操作が不能になり 場合によってはセンサーの問題によりエンジン始動ができなくなることもあるでしょう。

内部の部品に損傷がなかったとしても、クランクケースカバーは意外と軽度の転倒などでもクラックが入ってしまったりするケースがあります。
表面的な損傷であれば問題ありませんが、亀裂が内部まで貫通すればエンジンオイルが漏れます。
漏れる量にもよりますが、継続的に多量のエンジンオイルが漏れだせば、当然走行不能になってしまいます。

GB Racing Generator/Clutch cover

というわけで、クランクケースカバーを左右とも保護するカバーを装着することにしました。

GB Racing 製、ジェネレーター・クラッチケースカバー。
Moto GP でもチームにパーツ供給をするほどの折り紙つきで、PA6というエンジニアプラスチックの一体射出成型でつくられています。
コンピューターで精密に設計され、つくられるため 非常に精度が高く、ほぼポン付けが可能とのことです。
そんなGB Racing から、Tenere700用のカバーもラインナップされているため、取り寄せました👍

こちらが ジェネレーターカバー側で、

こっちがクラッチカバー側。

~3Dスキャニングマシンと3D CAD ソフトウェアを使用し緻密な形状を維持したまま製品化されるため各部の誤差が極めて少ないエンジン2次カバーが設計されます。これらのプロトタイプは、最終的に製品化される前に徹底的にテストされ完全生産を行います~
とのこと。なんか直訳っぽくて意味わからんとこもありますが、まぁそういうことらしい。

こんな感じで、衝撃の大きい部分は厚く そうでない部分は薄くつくられています。
CADならではの自由な形状ですね。

装着

装着は至って簡単です。

まずはジェネレーター側。取り付けには付属のボルトを使用します。

丸で囲った4か所のボルトを外します。締め付けトルクはあまり強くありません。

外れました。全ての作業に共通ですが、純正ボルトはとっておきます。

こんな感じ?

オイルフィラーキャップ直下にある小さな穴は、オイルフィラーキャップ用のワイヤリングホールのようです。

左側はこれで終了。

次はクラッチ側です。

まずはヒートガードを外します。これは、再利用できません。

残り、丸で囲った3か所を外します。

外れました。

こいつらは保管(ボルト1本だけは流用します)。

こっちはこんな感じ。

なんだかひと昔前の近未来っぽい、つまり今っぽい。

ヒートガード外した上側は穴が余っちゃうので、

純正ボルトを1本流用して塞ぎます。

右側もこれで完了。

まとめ

GB Racing のクランクケースカバーガード。
非常に簡単な取り付け作業ながら、保護されてる感は👍🔥🔥です。
製品精度も非常に高く、組付けには一切のストレスがありませんでした。

クラッシュバーが付いてるから不要では? とも思いますが、地面や転倒側に突出物があると、必ずしもクラッシュバーだけでエンジンが守られるわけではないですし、悪意あるいたずらから保護することもできます。

 

殊に大きく損傷したら走行不可能になってしまうような部分なので、念入りに保護しておいて悪いことはないでしょう。
Touratech のウォーターポンプガードと相まって、かなり見た目のインパクトもゴツくなりましたね笑
できれば役に立ってほしくないところではありますが・・・

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