【SOTO ストームブレイカーの使い方】番外編 CB缶をつかえるか!

こんにちは、世界放浪2輪旅を目指す管理人です。

バイク世界旅に持っていく予定のガソリンバーナー【SOTO ストームブレイカー】

このバーナーはOD缶での使用とガソリンでの使用が可能なハイブリッドであることは以前の記事で紹介しました。
【SOTO ストームブレイカー OD缶での使用法】
  【SOTO ストームブレイカー ガソリンでの使用法】
今回は番外編として、CB缶、すなわちそこらへんのコンビニでも売ってるカセットボンベでの使用方法を紹介します。

なぜCB缶か

まず最初に、CB缶での使用は正規の使用方法ではありません。従って、

・顔面爆発
・自宅全焼
・家族からの「なんかガス臭くね」という小言

などなど一切の責任は負えませんので、あくまで自己責任での運用をお願いします。
さて、OD缶・ガソリンでのハイブリッド使用が可能なのに、なんでわざわざCB缶をつかってトリプルパーパスにしようってのか。というと、

・OD缶はどこでも手に入る汎用性の高いものではない
・OD缶は高い
・室内で火を確保したい時にガソリン点火は向かない

というのが理由です。
世界ツーリングにおいては、各道具の燃料調達が現地で可能かどうかというのが非常に大切なため、アウトドアショップか大型のホームセンターなどでしか手に入らないものは向きません。
また、海外の簡易的な宿泊施設では水道と寝具がおいてあるだけなんてざらにあると思うのですが、そんな時ストームブレイカーでガソリン点火しようものなら何かに火が燃え移ったりする心配もありますし、点火に手こずると部屋にガソリン臭が充満してしまいます。
そんななか、これらどちらも解決してくれるのが CB缶、カセットボンベなのです。
飲み屋で鍋とか注文して、
「カチカチッ あれ、点かない 店員さーん 点きませーん」
っていうと店員さんが持ってきて交換するあれです。

店員さん持ってくるあれ

CB缶の魅力は

・アフリカのスーパーなどでも同じ規格で手に入る
・つまり世界中で手に入る
・安価

というところにあります。
これをストームブレイカーに応用できれば、

基本はガソリンで使用

どうしてもガソリンを使いたくない時にCB缶点火

場合によっては購入して携行する

というサイクルでストームブレイカーを運用することができるのだ。
こんな理由から、ストームブレイカー CB缶での使用法を検討することとなったわけです。

CB缶とOD缶の比較

一応、どれだけCB缶が安価なのか、SOTO純正のOD缶と比較してみましょう。

このように、グラム単位当たりの金額はCB缶の方が45%程お得ということです。勿論、耐低温性などは、OD缶の方がいろいろ考えられてつくられているとは思いますが・・・

準備

まずはCB缶を用意します。コンビニでも売ってます。

バーナー本体側は、今まで紹介した使用法と同じように三脚を開き、ホースを準備しておきます。

そして今回のキーパーソンがこれ、
カリフォルニア パティオ CB缶OD缶アダプター

このアダプターは、一方がSOTOのOD缶使用用のガスバルブ、一方がCB缶に装着できるようになっています。これで、SOTO純正のガスバルブをCB缶に装着できるわけです。

※CB缶OD缶アダプターは他にもありますが、SOTO ストームブレイカーのガスバルブにマッチするのはカリフォルニアパティオのものです。

まずはガスバルブとアダプターを装着します。時計回りにねじ込みます。
次に、CB缶を装着していきますが、

その際に、CB缶の切れ込みと、アダプター側の突起部分が咬み合うように装着します。

こちらはスクリューではなく、ソケット方式なので、押し込んで・回すかんじです。

これで、CB缶とガスバルブが連結されました。なんか、かっこいいような、ダサいような・・・・

フレキシブルホースをガスバルブのチャックにつないで、準備完了です。

点火

まずはこのようなポジションで点火していきます。

この時、先ほどの切れ込み部分が上向きになるようにします。OD缶の時もそうでしたが、ストームブレイカーでガスを燃焼させる際は、点火と消火を気化相でおこないます。CB缶をこの向きにすることで、缶内部にある管が、気化相のガスを取り込んでくれます。

例のごとく、点火の際はすぐに点火できるようにスタンバっておきます。
➡ 点火に使っているは【スパーカー】

ガスバルブの調整つまみを開け、点火します。この状態で約5秒、ジェネレーターを暖めます。

そうしたら、CB缶を写真のように逆さまにしちゃいます。これで、缶内の液化相から供給されるようになります。

場合によっては炎が赤みを帯びてたりするので、そうしたら火力調整つまみを更に開放し、ガスを多めに供給してやると、すぐ青い炎に安定します。

火力の調整はOD缶と同様、ガスバルブの調整つまみで行います。ガソリンに比べ、やはり細かい火力調整はしやすいです。

安定した火力。

消火

消火する時は、調整つまみを閉じる前に、点火の時と同じ位置にCB缶を倒します。

5秒ほど待ったら、調整つまみを完全に閉じて消化します。消火後は、バーナーが冷めてから、ホースやアダプターを外しましょう。

まとめ

ストームブレイカーへのCB缶の応用、いかがでしょうか?
CB缶での点火は思いのほかスムーズな上にカセットボンベはコンビニでも買えるとあって、非常に便利なのですが、実際のところは低温での使用が多かったり、消費量の関係から やはりストームブレイカーはガソリンでの運用が基軸になります。ガソリン点火の問題は火が大きく上がることで、やはり室内での使用はかなり微妙です。海外のビジホなど日本のようにお湯を沸かす環境なんてない場合も多いようなので、CB缶があれば手軽に火を確保できるというわけです。CB缶をわざわざ持ち歩くことはないと思いますが、さすがにこんなカセットボンベどこの施設にも置いてあるはずなので、必要であればその場で相談して購入するなり借りるなりすればよいかなぁと思っています。

火を確保する上で、ガソリン・カセットボンベ、この両方が1つのバーナーでまかなえるというのは正直かなりきてます。

今後は、各燃料の燃焼効率や耐気候性、耐低温性なども比較してみようと思います😊

と、CB缶の運用をする気満々でよろこんでいたのですが、最終的な荷物の簡略化の観点や、「ん~実際そんなにCB缶じゃなきゃだめ」なんてシチュエーションあるか?? ということから変換バルブは装備から外しています。

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