【ペツル アクティックコア レビュー】Petzl Actik Core ヘッドライトは超重要アイテム

こんにちは、世界放浪2輪旅を目指す管理人です。

今回はキャンプサイトや、その他暗くなってからの活動に欠かせない道具、「ヘッドライト」を紹介します。
懐中電灯は一家に一台あれど、ヘッドライトはそうでもないもんで、あまり馴染みがないものかもしれません。
ところが、ヘッドライトは無いとめちゃめちゃ困ります!

なぜヘッドライトが大切か

まず、なぜヘッドライトがそんなに大事か。
ハンドライトやキャンプサイト用のランタンがあれば十分じゃないの?と思うかもしれませんが
「田舎の街灯もない真っ暗な場所で野営をすることに。しかしテントを設営するどころがバイクから荷物を下ろすにも真っ暗でなにも見えない。ハンドライトはあるが片手でライトをもって、片手で荷ほどき・テント設営なんて・・・」
なんてシチュエーションを想像してみると、分かりやすいと思います。
「暗闇の中両手を使って作業をする」
というシチュエーションは他にも沢山ありますが、このような時 ヘッドライトは必須の道具かと思います。

日本でも、少し郊外に出れば夜になったら真っ暗。そんな中ちょっと荷物を探すにも、野営の準備をするにも、ヘッドライトが無いと大変不便な思いをするハメになります。
ということで、案外馴染みの無いヘッドライト、実はキャンパーにとっては最重要アイテムのひとつではないかと思っています。

ヘッドライトに求める条件

正直、国内の数日のツーリングで使用するのであれば、現行で販売されているものはどれも高性能だしバッテリーも長くもつので、なんでもいいんじゃないかと思ってしまいます。
ただし、世界バイク旅においては以下のような条件を求めていました。

①micro typeB あるいは type C で充電可能
②充電が切れた際、電池での使用も可能
③バッテリーが極力長くもち、しかも繰り返し充電の寿命が永いこと
④少なくとも200ルーメン以上の明るさがあること

充電に関しては、他の電子機器との汎用性を考えて、micro typeB か typeC のケーブルを共有したいし、バッテリー切れの時に電池での使用に切り替えられたらよいです。かといって電池でしか使えないと電池がないときに困る。typeAポートからのケーブル充電が可能であれば、バイクのバッテリーからの充電が可能だからです。
と、このような条件を満たすものは実はそう多くなく、探す中で

Petzl AKTIK CORE ペツル アクティックコア

にたどりつきました。

Petzl ACTIK CORE

これが、アクティックコア。
スペックは

・白色光と赤色光に切り替え可能
・白色光は3段階の光量調整が可能で、赤色光は点灯・点滅が可能
・白色光の最大発光時は450ルーメン
・450ルーメン時の照射距離は90m
・重量:75g
・micro typeB 端子にて充電可能
・バッテリーの容量は1250mAh で300回放電後も初期の70%の容量を保つ
・乾電池での使用も可能:単4×3本
・防水性能:IPX4
→つまり「いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない」
・¥7,600 + tax
・カラーは黒・赤 の2色

といった感じです。
防水性能に関しては、小雨程度なら問題なく使える くらいの認識がよいと思います。
照射モードと明るさ・照射距離・照射可能時間などを比較した表がこちら↓↓↓

この表は専用のリチウムバッテリー “コア” 使用時のもので、「乾電池で使用した際の」表も提供されています。それがこちら↓↓↓

 

ん? 同じじゃん。
どうやら最大照射能力などはバッテリーでも乾電池でも大きな違いはないようです。
しかし、バッテリーの”減り方”には大きな違いがあります。

バッテリーの場合、2時間までは照射レベルの70%ほどを維持するものの、そこから急激に照射レベルが落ち、3時間を過ぎるとほぼゼロになっていく。
一方電池の場合、2時間までの間に30%くらいまで徐々に落ちてしまうが、その後40時間まで細々と光り続ける といったことが読みとれます。

気になるのは、実使用としては弱モードだとあまり明るくないので中~強で使う機会が多い。
✔強での持続時間が2時間なのはちょっと短いかなぁ
ということと、説明書の記載に、
「1年ごとにバッテリーの容量が10%低下します」とあること。
ってことは
✔5年でバッテリー容量は初期の60%程度に減る
ということ・・・?
でもその間に300回も放電しなかったらどうなんだろう??

公式動画
↓↓↓

アクティックコア ビューイング

それでは、実際に管理人が使っているアクティックコアを見ていきましょう。

個人的にはこの径の違うレンズが不規則に並んでいる感じがすごく好きです。
なぜかって、

https://www.soymotero.net/la-bmw-r-1200-gs-2013-ya-es-oficial-9041

こいつを連想するからです笑
BMW GSシリーズのヘッドライトに、なんか似てません?

重量75gというのがヘッドライト界で軽いのか重いのかは分かりませんが、このように非常にコンパクトな部類です。バイクツーリングで荷物になることはないでしょう。タンクバッグなど、すぐに取り出せる場所に入れておくのがよいと思います。

このように照射角度をワンタッチで調整可能です。

本体上部に、電源ボタンがあり、このボタンひとつで様々な機能を使い分けます。
照射のモード切替を動画で見てみましょう。

弱モードは6ルーメンとかなり弱めなので、ほんとに手元の作業などにしか使えません。

中モードは100ルーメンあるので、ほとんどの作業はこれでOKでしょう。

真っ暗闇の中でのテント設営など、より明るさが求められる時には450ルーメンの強モードが頼もしいです。が、持続時間が短いため、多用は禁物。

また、同行者がいる時や、星空の撮影など、白色光が邪魔になってしまうこともあります。そういった時は赤色光が役に立ちます。

バンド部分の”PETZL”の文字などはリフレクター効果があります。夜間他者からの認識性を高めてくれます。

また、このアクティックコアにはロック機能があり、動画のように4秒以上長押しすることでレッドライトが点滅しロックモードに入ります。
この状態だと電源ボタンを押してもレッドライトが点滅するだけでライトは点かず、誤ってボタンを押してしまった際の無駄なバッテリーの浪費を防止できます。

バッテリーへは、ネジを緩めたりなどせず、ワンタッチでカバーを開けることでアクセスできます。

これが付属の”コア”バッテリーで、micro typeBの INPUT がついています。

充電中は赤に、

満充電が完了すると緑に インジゲーターランプが知らせてくれます。
満充電までの時間は、やや長い印象がありますが、正確な充電時間はメーカー提供の情報にはありません。
定格入力は3.6V1.25A 
一般的なtypeAポートのアダプタで充電できます。

バッテリーが切れてしまった時のために、単4電池3本も準備しておくのがよいでしょう。

ちなみにバンドはこのようにバックルから引き抜くことが可能で、

ライト本体とバンドもこのように分離することができます。

トレイルランなどで汗をかくようなシチュエーションでは、バンドをこのように分離して洗濯できるのは嬉しいですね。

まとめ

ペツルのアクティックコア、

そのひとのアウトドアスタイルによって必要な条件はそれぞれだと思います。
あくまで、長距離バイクツーリング というシチュエーションを鑑みて、個人的に最適なんじゃないか?と思えるヘッドライトでした。
是非、参考にしてみてください。