【PCを屋外で充電】ヨドバシカメラ POWER BANK G20 で最大65Wまで対応

こんにちは、世界放浪2輪旅を目指す管理人です。

写真の整理や走行動画の編集、当ブログの執筆に不可欠なパソコン、 賛否あるものの管理人は世界旅にも持参する気満々です。
パソコンを持参してのロングツーリングで、一番問題になるのがPCの充電。特に宿無しでのキャンプツーリングでは電源を確保できないため、なかなか充電ができません。
今回はそんな野外でのPC充電について考えてみようと思います。

管理人のPCはlenovo think pad x1 carbon

バイクからの充電は?

え?バイクから充電すればいいじゃない。
と思われるかもしれませんが、パソコンだけは他のデバイスと異なり、バイクからの充電ができません。

できない というよりは しない方がいい が正しいかもしれません。
最近のノートパソコンの充電に要する消費電力はおよそ40~70W程度。
バッテリーが12Vなので、単純計算3.75A程度の電流量を確保すればよいということになりますが、
ノーマルでのAUXヒューズが2Aなので、これを10A程度に交換すれば計算上はまかなえます。
ただし、バイクからの給電能力はジェネレーターの回転数にも依存しますし、他の機器の充電状況を考えるとパソコンの充電はかなりの負担になります。
しかも、パソコンの充電には専用のPowerDelivery対応ケーブルが必要になるため、これを使用するにはインバーターを持ち運ぶ必要もあります。

シガーソケット⇔コンセント・インバーター

これらを総合して考えると、バイクから直接パソコンを充電するのは得策といえません

ヨドバシカメラ Power Bank G20

そこで野外でのPC充電を現実的なものにしてくれるのは、やはりモバイルバッテリーということになります。

とはいえ、やはりパソコンの充電は消費電力や給電が特殊で、通常のモバイルバッテリーでは充電できません。
詳細はおいておいて、PCを充電するためにモバイルバッテリーが具備すべき条件としては
・Output の電圧・電流量の積が 充電したいPCのInput のそれを上回ること
・Power Delivery 対応であること

かと思います。
もっと掘り下げればいろいろあると思いますが、
差し当たってこれをクリアするモバイルバッテリーというのはそう多くなく、一番おすすめなのがこちら

ヨドバシカメラの パワーバンクG20

ヨドバシのオリジナルということで、アマゾンには類似品しか見当たりませんね・・・
いくつかラインナップのあるパワーバンクシリーズの中でもフラッグシップにあたるのがG20です。
以下、スペック

・バッテリー容量:20,000mAh
・ポート:typeA ×1(出力):5V 3A / 9V 3A / 12V 2.25A
     typeC ×1(入力&出力): 5V 3A / 9V 3A / 12V 3A / 15V 3A / 20V 3.25A
・大きさ:だいたい 15cm × 7.5cm × 厚み 3cm くらい
・重さ:460g
・充電時間:Power Delivery(20V 2.25A)→3時間
      Quick Charge(9V 3A)→5時間
      急速充電(5V 3A)→9時間

・中国製

特筆すべきは最大出力65WでPCの充電も余裕でこなせる点

サイズ感としてはそれなりにずっしりきます。

ポートはtypeAとtypeC がひとつずつ。
typeA側は出力のみに、typeC ポートは入力/出力を担当します。

インジゲーターランプは残量の確認に役立ちます。

PowerBank からの充電

実際にPower Bank を使てデバイスの充電をおこなってみます。

当然ですが、通常の機器類やスマホも問題なく充電できます。

PCの充電には、lenovo 純正のtypeC—typeC ケーブルを使います。
ケーブルもPower Delivery 対応じゃないといけないと思うのですが、通常通り普段充電に利用しているケーブルを使えば問題ないでしょう。

パワーバンクとPCを接続します
(PCはThink Pad の X1 carbon )。

インジゲーターランプの内ひとつが少しだけ青く点灯し、PCにも「電源に接続」マークが表示されました。

インジゲーターランプ下のボタンを1回押すと、「電源に接続」マークが消え、先ほど青く点灯していた部分が元の白い色になります。
この状態は、おそらく給電もしていないし充電もされていない、静的な状態だと思われます。
が、例の如く買うと同時に説明書を捨てたためどういう状態なのかよくわかりません。

もう一度ボタンを押すと、今度は先のランプが白く点滅しはじました。
これは、パソコンからパワーバンクが充電されている状態 だと思われます。
この状態になると、あとはボタンを何度押しても状態が変わらなくなります。

試しに通常のtypeA—typeCケーブルで接続してみますが、

やはり充電はされません。
ケーブルの急速充電への互換も大事なんですね。

Power Bank の充電

lenovo 純正の充電用ケーブルを使えば、パワーバンクからPCを充電できることがわかりました。
先日の実験によると、PCのバッテリーがほぼゼロに近い状態から、パワーバンクをつかいマックスに充電すると、約90%まで充電することができました。
これで野外電源の確保ができない場所でも、とりあえずPCのバッテリーを延命することができます。

ただ、1回マックスでPCを充電すると、それで力尽きてしまうため、何日にもわたって充電を繰り返すのはなかなか難しい。
そこで、パワーバンクがバイクから充電できれば

パワーバンク➡PCを充電
走行しながらバイク➡パワーバンクを充電
またパワーバンク➡PCを充電

という無限ループが理論上は成立します。

パワーバンクのInput には 5V 3A での充電も可能なため、時間はかかりますがバイクからの充電は可能です。

やはりAUXのヒューズを10A程度に差し替えつつ、シガーソケットから長めのtypeA—typeCケーブルを伸ばしタンクバッグ内でパワーバンクを充電する というのが現実的かもしれません。
実際は、GoProのバッテリーやらコンデジのバッテリーやら、諸々の充電も併行していることが多いため、
PCでの作業をしたい日で、かつ野営予定の時に優先的に充電しておくのがよいでしょう。

まとめ

野外でのPC充電を可能にするパワーバンクG20 。
通常のモバイルバッテリーとしても頼もしいですし、早めにテントの設営を終えた日などはやっぱりPC作業ができるのはありがたいものです。
せっかくツーリングに行ってるのにPCとにらめっこもどうなの?って意見もありそうですが、もはや「それが生活」になるので、せっかくもクソもないわけです。
出発前には lenovoサービスにて内臓バッテリーを交換しておくのもいいかもしれません。
あとはバッテリー節約モードを❝常時ON❞にしておき、画面の明るさは極力低くしておくことで、なるべくバッテリーを長持ちさせることができるでしょう。

関連記事
【バイクからデバイスの充電を考える】
【交換パーツの常備~ヒューズ編】
【Altek ジャンプスターター モバイルバッテリー&バッテリーあがり対策】