こんにちは、世界放浪2輪旅を目指す管理人です。
バイク世界旅に必要不可欠な装備がバイクのパニアバッグやシートバッグといった「バイク専用積載バッグ」です。今回はこのバイクに積載するバッグについてあれこれ考えていることを記事にしておこうと思います。
ソフトラゲッジとハードケース
コンタクトレンズをつてたまま~♪
はぁ、目の手術もしなきゃなぁー
➡【旅の準備として眼内レンズの手術を受けてみた】
というわけで、コンタクトレンズもそうですが、バイク用の積載バッグにもソフト/ハードが存在します。
ハードというのは、パニアケースやトップケースとよばれるこんなやつ↓。
この写真のように、まさに箱型の”ケース”。
バイクにボルトONで固定されたキャリアに専用のアタッチメントなどを用いて固定されます。アドベンチャーバイクの代名詞的な存在であり、都内でもパニアケースを付けたBMW GS などをたまに見かけます。もはやガンダム かっこいいですねぇ。
『↓BMW GS とフルパニア装備』
もう一方のソフトはこんな感じ。
バイクに取りつけられるバックパックのようなもので、アタッチメントをつかうものもあれば、キャリアなどなしで、直接バイクに固定できるものなど多様な種類があります。
ソフトorハードそれぞれの利点・欠点
ハードケースとソフトラゲッジ それぞれの良い点と悪い点を独断でちょっと列挙してみようと思います。
【ハードケースのいいところ】
・見た目がかっこいい、THE ADVENTURE BIKE 感がすごい。
・施錠機能があるため、セキュリティ的に良い。
・防水性が高くレインカバーなどが不要。
・転倒時に車体が地面に接地するのを防いでくれる。
・ステッカーペタペア貼れる
・キャンプサイトでテーブルや椅子がわりにつかえる
・上部やサイドにメーカーごとの拡張性が展開されてることが多くてなんか楽しい
【ハードケースのよくないところ】
・積載に融通がきかない
・転倒の時にパニアを固定するブラケットにダイレクトに衝撃が伝わりそう
・車格がでかくなる
・金持ちライダー感がでてしまうかも
・一般的にソフトタイプより高額
一方、
【ソフトラゲッジのいいところ】
・積載に融通がきく(ぎゅーぎゅー詰められる)
・転倒の際、バッグが衝撃を吸収してくれてキャリアや取り付けブラケットなでへの衝撃が少な
・メーカーによってはバッグ同士を連結したりして拡張性がある
・完全防水のものもある
・使い込んだ後の、やれ感がなんともいえないいい感じ
・全体的に柔和な印象となる
【ソフトラゲッジのよくないところ】
・施錠機能がないものが多く、別途でセキュリティを考える必要がある
・撥水程度のモデルであれば、レインカバーが必要
・ステッカーが貼れない
とこんなところだろうか。
ステッカーとかはどうでもいいのだけど、雨に対する強さや盗難予防に関してはけっこう死活問題になる。金目のものは身に着けるとして、、、パニア1個盗まれたらおそらくそこまでの行程と同じように旅をつづけることはできなくなるだろう。そういった意味ではハードケースはすごく利点が多いと思う。
ただ、自分のようなオフロードテクもなしに、きっと何度も転倒するに決まってる。なのでキャリアへの負担を考えると、やっぱソフトかー とも思うわけです。
メーカーいろいろ
ソフト・ハードは置いておいて、このような長距離ツーリング用のバイク用バッグを取り扱っているメーカーいくつか紹介します。
メーカーロゴは、各サイトへリンクしています。日本サイトがあるものは日本サイトにリンクしてます。
アドベンチャーバイクのパーツやカスタムで外すことのできないツアラテック。パニアケースなどの他にも各車種に応じた豊富なカスタムパーツをラインナップしている。
ツアラテックのバイクバッグとなると代表的なのが ZEGA シリーズだ。
アタッチメント部分の堅牢性などを踏まえても、最も信頼できるハードケースといえる。ツアラー達の意見をフィードバックし、20年に渡りブラッシュアップされてきたZEGAシリーズは、色々な面で考え抜かれているようです。
サイドやトップに取り付け可能なバッグ類も豊富にあるため、ハードケースの容量以上に積載性を上げる工夫ができるのも楽しいですね。
クリーガはイギリスのモーターサイクルアクセサリーブランド。
クリーガが展開するバイクバッグはソフトケースがメイン。そのほとんどが完全防水性で、独特な連結方式で様々な拡張ができるようになっているのも魅力。
このように、USドライバッグをお互いに連結することで、積載量を拡張できるのだ。
ただ、実際の使用を考えると、あまり連結だらけでは物の取り出し・しまい込みに難儀しそうだが・・・
SWモテックもアドベンチャーバイク用のバッグやエンジンガードなどを中心に商品展開するドイツのブランド。
SWモテックのアルミ合金製パニアがTRAXだ。クイックリリースに拘りがあり、利便性が追及されています。キャンプテーブルなどのオプションを付加することができるのもユニーク。
いわずと知れたイタリアの有名ブランド、ジビ。そこらへんを走ってる原付とかスクーターのトップケースにもよく付いていることがあります。
ただ、そこらへんの原付とかについてる樹脂ケースだけではなく、立派なアルミ製パニアやトップケースもラインナップされています。それが Trekker Outback シリーズ。monkey cam という独自のフィッティングシステムを採用しているというが、その実力はいかに・・・
https://metabon1975.com/?s=givi
↑ メタボンさんは実際にGivi のトレッカーを積載し、ユーラシアを横断、アフリカを縦断した。この記事によると、破損の心配はつきもののようだ・・・
ヘプコ&ベッカーはドイツのブランドで、やはりアドベンチャーバイク車種それぞれに応じたキャリアやエンジンガードなどもラインナップする。
その中でも大容量パニアシリーズが Xplorer シリーズ。ボトルやハングラックなどのオプションが豊富に取り揃えられているが、WTN-Jのメンバーからは樹脂製のパーツが多いという指摘が・・・・
エンデュリスタンはスイスのバイク用バッグメーカー。ハードケースのラインナップはなく、独自の溶着技術により完全防水・防塵を実現したソフトラゲッジシステムを展開している。
パニアのラインナップは少なく、BLIZZARD SADDLE BAGのマックスサイズでも両側で34Lしかないため、メインコンポーネントとしては使えないか、、、しかし、バッグ以外にもフェンダーバッグやアイソレーションバッグなど、目をひくアイテムがあるので要チェックだ。
➡その後、エンデュリスタンからオーバーランド向け大容量パニア モンスーンEVOが発表された。
アメリカのウルフマンは、ロゴに Motorcycle Luggage とあるように、バイクバッグの専門メーカーで、ソフトバッグのラインナップがメイン。
ウルフマンの大容量パニアは、Rocky Mountain Saddle Bag だ。これは完全防水ではなさそうだが、他に完全防水のダッフルやドライバッグのラインナップもある。他メーカーのパニアなどのサイドにサブバッグとして装備するのにもいいかもしれない。
アメリカのジャイアントループ。個人的大本命。ページに飛んでもらえれば分かると思うのですが、バッグだけではなく、GPSナビゲーションや工具、キャンプ用品に地図といったラインナップもあります。しかし、本命のバッグ類もタンクバッグからドライダッフル、フェンダーバッグなど非常に豊富なラインナップ。しかも全てが100% water proof を掲げ、made in USA もフィーチャーされていて、品質の良さが期待されます。
そんなジャイアントループのラインナップの中でも大注目なのがこちら、Round The World Pannier だ。通称RTWパニア。完全防水な上に両方で90L+という大容量。先ほどのツアラテック ZEGAシリーズの45Lを両側に積載するのと同程度だが、ハードケースの場合はマフラーを避けるためマフラー側の容量を落とすのが普通。しかもソフトなので積載に融通がきくことを考慮すると、いまのところサイドバッグとしては最大の積載量か・・・!ネーミングもいいねぇ♪
モスコモトはアドベンチャーツーリングを支えるギアを総合的に展開するアメリカブランドで、バッグ類とアパレル類がメインでしょうか。
モスコモトが展開するパニア類の中で最大容量を誇るのが、Backcountry 35L Pannier です。
他のパニアに比べやや構造が複雑、というか入り組んでいる印象ですが、その分ギミックも多く盛り込まれてテンションの上がるパニアといえます。
ローンライダーは、なんだかネーミングが寂しい感じですが、まさに孤独なロングツーリストを支えるギアを多数ラインナップしています。
最近ではバイクを収納できるテントなども非常に印象的でした。
そんなローンライダーは、ソフトタイプのパニアが中心ですが この Semi-Rigid Motorcycle Bags はその名の通りソフトとハードの間をいくような独自のパニアに仕上がっています。容量は38ℓと十分かつ、サイドのウェビングを利用して拡張可能。内部には特殊なインナーが装備されており、バッグに骨格を付与しています。
カッパはあまり有名ではなさそうですが、ハードパニアやトップケースを中心にドライダッフルや小物まで幅広くラインナップするイタリアンブランドです。
こちらは K’MISSION という名のハードケースですが、HPがイタリア語過ぎてもうなにがなんだか。
カイネティックファンはお隣ロシアのブランド。バッグ類のみならず、ロングツーリング向けのアイテムを多数展開しています。
カイネティックファンは、どちらかというとサブバッグ系のラインナップが豊富なイメージですが、このようなメインコンパートメントもありました。
その名もСумки боковые Modul ????
HPがロシア語すぎてもうなにがなんだかなんで気になった人はそちらへ👉
イギリスのロモは、ダイビングやスイミング、カヤックやブッシュクラフトまで、「防水」に特化したアイテムを広範にラインナップしています。HPをうろつくだけでもワクワクしますね。
ん~~ 今までのかっちょいいバッグ達と見比べるとどうもダ〇いのですが、取り付けに特殊なブラケットやプレートを要さず、極力シンプルにパニアを装備できるという点が魅力なのかもしれません。
日本勢も負けてない?
と、ここまで海外メーカーばかりを紹介しましたが、日本メーカーにもいいものがあります。
ラフ&ロード! 日本のバイク用品店に行けば、ラフ&ロードの製品は必ず置いてあるでしょう。バッグだけではなく、ウェア類やケミカル、ツール類もラインナップされていて、ぼくもフェイス・ネックウォーマーを愛用しています。
そんなラフ&ロードのサイドバッグには最大72L積載可能なロードサイドバッグが。防水機能はないため、専用のレインカバーが付属します。日本製らしく、質実な見た目がいいですね。小分けのコンパートメントも豊富で、荷物の整理がしやすそうです。
そして最後に、次々と機能的なバッグを商品展開するタナックスです。
タナックスにはいくつか展開ブランドがあり、この中のモトフィズブランドがバイクバッグをラインナップします。特にキャンピングシートバッグ2とキャンピングシェルベースの組み合わせによる100L越えの積載コンボは色々なバイクメディアで話題になりました。
そしてこちらがツアーシェルケース2。やはり防水仕様ではないので、防滴インナーポーチや別売りのレインカバーを併用する必要がありそうです。日本のメイカーに拘るのであれば、考えてもいいかもしれませんね。
まとめ
さて、いかがでしょうか?
こうやって見てみると、「バイク用の積載バッグ」という狭い狭い世界にも、多くのメイカーが様々な製品開発の努力をしていて、その結晶として様々な製品がある。面白いですね。
記事中にも書いた通り、いまのところGiant Loop の RTW pannier をメインに、他のシートバッグなどを組み合わせてみようと考えています。理由は冒頭にも書いたように、ソフトにすることのメリットの方が自分にとっては有利になると思っているからです。
ネット画像メインの記事になってしまいました。また、実際に購入・使用してみたら、そのレビューを記事にしたいと思います😊
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