【Olympus TG-6】オリンパスの堅牢なコンデジ~旅には最高にタフなカメラを持っていこう

こんにちは、世界放浪2輪旅を目指す管理人です。

バイクによる世界旅、じゃなくても 世界を巡るとなれば誰だってその貴重な機会を写真におさめたいと思うはず。
いまはスマートフォンで撮影した写真もばかにならないけど、暗い場所や夜の長時間露光や、一般的な耐衝撃性などを考えると、あくまでもスマホカメラはサブとして位置付けたほうがいいでしょう。
というわけで、世界旅をする上で持参を考えているカメラのうちのひとつ、機動性重視のコンデジを紹介したいと思います。

オリンパス タフシリーズの最高峰 TG-6

詳細は【オリンパス ホームページ】で確認できますが、この記事では管理人なりにこのカメラを紹介したいと思います。

まずはこの見た目。いかにも堅牢そうな外観が👍。オリンパスのTGシリーズは2012年に発売されたTG-1 を初代に変遷と進化を繰り返し、2019年に最新機のTG-6が発売されました。このタフな外観は初代のTG-1から変わらず踏襲されてます。

操作に関しては至って一般的で、誰でもすぐに使えるでしょう。

上面。LOGレバー・メインスイッチ・シャッターボタン・ズームレバー・コントロールダイヤルなどが並びます。

本体右側にはストラップなどをくくるのに便利なループが装着されています。

背面モニターは解像度104万ドットと高精細で、視認性に優れた画像を確認しながら撮影することができます。

このコンパクトさが、バイクでのツーリング時にも非常に有利になります。

タフネス紹介

タフなのは見た目だけじゃない、実力派のオリンパスが拘る性能がすごい。
TG-6のメインスペックといってもよいけんろうせ

単独防水15m

バッテリーやSDカードスロット・充電用端子、HDMIポートのキャップ構造は非常に頑丈なパッキンでロックされており、2重のロック機構を採用しています。なのでこのままの単体で15mの水深なら潜ってもOKという完全防水性(IPX8等級)
ただし、シュノーケリングやダイブなど、長時間水中で使用するのであればやはり専用ハウジングを使った方がいいでしょう。→【専用ハウジングをつけて水中撮影】

防塵・耐衝撃・耐荷重・耐結露・耐低温

世界中のあらゆる環境での使用を考えると、色々な心配があります。
●Dustproof : アフリカの赤土は空気中に大量に舞っていますが、このカメラは高い気密性で細かい砂などの侵入をシャットアウトしてくれます(IP6X等級)。
●耐衝撃 : バイクで移動しながら撮影をしていれば うっかり落としてしまったり、野営中に踏んづけてしまったり、走行中の振動が常に伝わったりといったことも考えられますが、「特殊なレンズ保護機構により高さ2メートルから落下しても正常に機能しつづけられ、100kgfの荷重にも耐えられる」ほどの耐衝撃性から、こういった問題に対しても頼もしいでしょう。
●耐低温 : 冬の極地などでは低温によって動作不良に陥ることも多い電子機器ですが、-10℃でも正常動作が保証されているため、よほどの極寒地帯でなければ普通に使うことができます。
●Anti-Fog : レンズ表面を2重構造にすることで空気の層をつくり、低温による結露や曇りにも強いという特徴もあります。

このように、オリンパスのノウハウにより随所にタフネスが盛り込まれたカメラなのです。

最大倍率7倍のバリアブルマクロシステム

深度合成モードやフォーカスブラケットモード、顕微鏡コントロールモードなどがありますが、メインで使うのは「顕微鏡モード」

ピューター文様

被写体に1cmの距離まで近づいて撮影できる超マクロ撮影が可能です。

カバンシ石と束沸石の結晶

風景撮影などでは不要ですが、ブログ用の写真では被写体にぐっと寄りたい時が多々あるので、この機能はめちゃめちゃ重宝しています。
昆虫写真家の海野氏も大絶賛する機能です。

テイオウニジダイコクコガネの頭部

豊富な水中撮影モード

水中撮影においても
・水中スナップ
・水中ワイド
・水中マクロ
・水中顕微鏡
・水中HDR
と豊富な撮影モードが選べます。管理人は被写体に絞って撮影することが多いため、水中マクロを多用しています。

また、水深に応じてホワイトバランスを3段階に調整することもできるため、浅瀬~ディープダイブまで、極力青被りしないよう撮影することができるのも、水中撮影独壇場のオリンパス さすがです。

専用レンズキャップがおすすめ!

TG-6は純正状態ではレンズが露出している状態です。

上述のように、めちゃめちゃ丈夫なカメラですが、とはいえやはりレンズ表面が露出しているのは若干気になるところ。
そこでオリンパスから純正のアクセサリーとして発売されているのが専用のレンズバリア  LB-T01

TG専用レンズバリア LB-T01

このレンズバリアをレンズロック部分に装着することでワンタッチでレンズ前面の開閉が可能に!使っていない時はバリアを閉じておくことで、レンズ表面を傷から守ることができます。

普通の一眼のように、いちいちレンズキャップの取り外しをしないで済むのは、やはり気軽に撮る上ではすごく便利です。

フィールドセンサーシステムが高度計・温度計・方位磁針に

TG-6は本体内にフィールドセンサーシステムを搭載しています。
電源がOFFの状態でINFOボタンを押す事で、時間や気圧、高度、レンズの向いている方位、外気温などの情報を得ることができます。

グローブでも操作しやすい

カタログスペックには記載のないことですが、ボタン類が少ないためグローブをつけたままでも操作しやすいのもよいです。
ライディングの姿勢から、そのままカメラを取り出して間髪おかずにすぐ撮影できるのは、貴重なシャッターチャンスを逃さないためにもよいことでしょう。

専用ホルダーは一応あるが・・・・

バイクで走りながら、“お、この景色撮っておきたいな”と思ったときに停車してすぐ撮影する、というスタイルをイメージすると、いかに手軽にすぐ取り出せて、すぐにしまえるか ということが問題になります。
ポケットの中に入れておくと正直不快なので、オリンパスから純正で発売されているアクセサリーCSCH-123 Sport Holder をつかってみました。

このように、太いゴムひものようなもので全体をホールドする形状のホルダーになっています。このホルダーの優れている点は、裏側のマジックテープが縦横両方向についているため、様々な装着のし方ができること。

 

このようにリュックザックの肩にかける部分などに固定することで、好きな時に取り出せるようにできるのですが・・・ホルダーを止める構造が少しやりづらく、グローブをしたままの手だと若干操作しづらいです。実際のところ、これだったら何かしらのポケットの中に入れて置いた方がはるかに取り出し・収納しやすいので、あまりおすすめではありません。

ツーリングでのカメラの収納位置は人それぞれだと思いますが、管理人は最終的にヒップバッグの中ということに落ち着きました。
メインのOMDは重いためヒップバッグの中には入れられませんが、コンデジサイズのTG-6であればまったく問題なく、バイクに乗ってても、バイクから降りても、常に身に着けていられるため、シャッターチャンスを逃しづらいと考えています。

アプリで広がるユーザビリティ

専用のアプリ OI.Share を活用することで、遠隔シャッター操作や画像の転送などを行うことができるのは現行機種ならでは。

また、TG-6は本体内にトラッキング機能を有しており、上面のLOGレバーをONにするだけでトラッキングを開始できます。

こちらも専用のアプリ OI.Track を使うことで、ログデータをスマホに転送し、移動距離や水深などを後から確認することができます。

ただ、実際に使ってみた感想としては カメラとスマホの接続が頻繁に切れたり、また接続しようとすると時間がかかったりと、やや使いづらさを否めません。
GPS トラッキングはバッテリーの消耗も激しいため、基本的には水中撮影のときしか使わないだろうなと考えています。

その他の機能

TG-6は普通のコンデジとしても優秀なカメラです。

・Hi-speed CMOS裏面照射型の撮像素子と最新の画像処理エンジン True Pic Ⅷ
・センサー上のカバーガラス両面にARコートを付与➡ゴーストやフレアの発生を最小限に
・最高感度 ISO 12800
・RAWで記録可能
・1200万有効画素
・手振れ補正
・顔検出
・視野率100%ライブビューモニタ
・7群9枚の贅沢な構成でF2.0(広角端)の明るいレンズ
・光学4倍ズーム(25mm—-100mm)+デジタルテレコン2倍ズーム➡MAX 8倍の望遠
・長時間露光時に明るく変化した部分のみを合成するライブコンポジット機能
・16種類のアートフィルター
・HDR撮影による明暗差のあるシチュエーションでの自然な撮影
・プロキャプチャーモードを含む複数の連写モード

などなど、詳しくは→【TG-6の仕様】をチェックしてみてください。
タフさを追求し他の機能がイマイチでは残念ですが、オリンパスの技術が惜しげもなくつぎ込まれ、コンデジとしての機能を高く保ったままタフさをも兼ね備えている それがTGシリーズの良いところです。
ちなみに、充電に関しては micro typeB の端子にて行うことができるため、他の電子機器とのケーブルを共有できるのもいいですね。
定格入力は 5V 1.5A なので一般的なtype A ⇔ AC100V アダプタで問題なく充電可能です。

アクセサリで更に広がる撮影

TGシリーズの大きな魅力として、アクセサリを用いた拡張性が豊富な点です。
アダプターを用いて自分の撮影に合わせたコンバーターを付け替えるのは、まるで一眼レフカメラのような感覚。水中用にも豊富なラインナップがあり、撮影に合わせたアクセサリを揃えるのも非常に楽しいですね。
今回紹介した レンズバリア/専用ホルダーや以前紹介した水中専用ハウジングの他にも沢山のラインナップがあるのが分かります。まずはTG-6単体での撮影を楽しみ、慣れたら少しずつコンバーターなどを追加していくのもよいかもしれませんね!😊

まとめ

さて、オリンパス TG-6 いかがでしょうか。

・様々な環境でカメラを酷使したい
・でもカメラとしての性能は欲しい

という人にとってこれ程いい選択肢はないかもしれません。
「いつでも、どこにでも気軽に持っていき、でもしっかりと撮れる」
そんなコンセプトに全力で答えてくれるカメラだと思います。