こんにちは、世界放浪2輪旅を目指す管理人です。
以前 【左パニア内側にペリカンケースをツールボックス化】の記事では左パニア内側の空きスペースにボックスを装着しました。
これはその後も絶好調で、特にトラブルなく経過しています。
ハイマウントマフラー化によって、元々マフラーを避けるように設計されている右パニアの内側にも大きなスペースができました。
おそらく、パニア内面にスペースが空くと、いてもたってもいられないという新手の病気のようで、さて、ここに何かやりたいなぁと考えていたわけなんですが、やっぱり工具一式をここに設定できたらパニア内にも余裕ができるし、サイコーじゃないか という事で、
性懲りもなくツールロールを固定するための台座を製作した過程をレポートしようと思います。
鉄板から切り出し
今回も使うのはそこらへんに転がってた鉄板。厚みは・・・なんだっけ。
まずは牛乳パックの紙でイメージとアタリをつけます。
宙ぶらりん状態のマフラーハンガーも有効利用します。
ジグソーで切り出し、
グラインダーで面取りし、
(作業にはグローブをつけましょう)
こんな形に切り出しました。
マフラーハンガーに固定するための穴もあけておきますが、
この純正ボルトはここ1か所だけ8mmの六角で他と汎用性がないため、M10ボルトに交換します。
こんな感じ。
なるべくパニアフレームと平行になるように曲げて、切り出した板からパニアまでの長さで
接続用の板も切り出します。
これを、先ほどの板に溶接していきます。
溶接&ろう補強
メインの板とパニア接続用の板を溶接しました。家庭用100Vで使える半自動溶接です。
なかなか加減が難しく、しっかり溶け込んでいない部分があったので、
銀ろうを盛り盛りにして補強してみました。
こんだけ肉厚にすれば、大丈夫でしょう。
振動で折れたら、自分を恨むぜ。
細かい部分の仕上げと塗装
パニアとの連結には、よくあるこんな感じのメタルバンドを使ってみようと思います。
接続用の板の先端には、バンドが通るスリットを削って開けておきます(細かい部分は歯科器材を乱用しました、すいません)。
全体を面取り、ラフ研磨。
からのシロー塗装。
左パニア内面に装着しているOutback製のX-Frameに色をあわせてみた。
装着・ツールロール設定
完成~。いつかぶっ壊れるだろうなぁ・・・・
マフラーハンガーを使って固定し、
メタルバンドでパニアに固定。
なんとなくチューブを咬ませておく。
ええやん。
固定するのはこいつ。詳しくは ➡【長期バイク旅の車載工具~管理人的決定版】
パニア内面、製作した台座の上に置いてみます。
イイ感じに収まってくれた。
なぜにこの大きさかというと、手持ちの鉄板にこれ以上長いのがなかったから(泣
エーモンOGC のカムバックルタイダウンベルトを使って、パニアフレームを巻き込むように固定します。
Mosko の Fatty Tool Roll にはちょうどベルトを通せるウェビングがあるため、かなりしっかりと固定できます。
なんなら今回つくった台座がなくても固定自体はできます。
勿論、この状態でパニアは問題なく装着することができ、
パニア施錠用の STEEL CORE でパニアと一緒に施錠することもできます。
➡【ソフトパニアの施錠問題~Steel Core で解決】
ちなみに縦置きも👍
こっちのほうが安定感あるかも。
まとめ
というわけで、今回のこいつに関しては割とまじで最終装備にいきなり採用予定です。
自分の溶接に全くもって自身があるわけじゃあないんですが、
まぁ最悪ブチ折れてもなんとかなるし・・・
重いしパニアの中にはあんまり入れたくないなあ~~ と思っていたツールロールをまるまるこの空きスペースに収納することができたので、我ながらなかなかいいもん作ったと悦に浸っております。
ぶっ壊れたら、またその時記事にしますね。