【タープ再考】Hilleberg Tarp 5 の改善案を実践してみる

こんにちは、世界放浪2輪旅を目指す管理人です。

以前【Hilleburg Tarp5 バイク越し小川張り】の記事でキャンツーにもやっぱりタープはあったほうがいいよね、というところで落ち着いていたのですが、
タープをバイクとテントとの間に張っていく上でいくつかの改善点があったため、今回はそれらの改善策実践を記録しておこうと思います。

①改善点その1:ポールの歪み

ヒルバーグ タープ5の設計上、地面からあまり高い位置で張る事を前提としていないため 付属のガイラインだと頂点部分のテンションをうまくかけることができませんでした。結果、上のようにテント側からのテンションが強くポールが強く歪んでしまうのが問題だったわけです。

これの解決策は、単純に長いガイラインと交換し、より水平に近い形でテンションがかかるようにするというものです。
ガイラインはアウトドアショップで切り売りしているので、必要な長さだけ購入できます。
通常のナイロンより、ダイニーマは吸湿性が低く長い使用での変性が少ないのでおすすめです。

②改善点その2: ポール先端とタープOリングの相性問題

 

もうひとつの問題点はアライテントのコンパクトタープポール先端と、ヒルバーグタープのOリングの径が全然あわないことでした。
普通にひっかけようとすると下に落ちてしまいますし、ポール付属のゴムキャップで無理矢理ストッパ―にしても非常に操作性が悪くなってしまいます。

これの解決策はブログのコメントで教えていただきました。
こんなニッチの中の隙間を埋めるようなブログでも、それなりに継続しているとどこかで誰かが見てくれていて、最近はコメントも少しずつ増えてきて、
新たな情報を提供していただく機会もちょこちょこ出てきました、嬉しい事です。

衝撃吸収用のゴムクッションなのですが、この窪み部分が

コンパクトポールのテーパー部分とウルトラジャストフィット!

これで問題なくOリングが引っ掛けられます。

③改善点その3: テント側ガイラインとテントの干渉

テント側にはポールを立てないため、テントとタープとの接続というか、位置関係は悩ましい問題でした。
結局、上のようにタープをテント頂上に覆いかぶせるように張ってしまえばよいのですが、これだとタープの大部分を無駄に消費している上に、中央部分を引くガイラインがテントに強く食い込んで微妙だったわけです。

そこで、またテントを張った状態でいろいろと試行錯誤していると、
おや、テント側の傘に隠れた部分にちょうどよくフックを持て余しているじゃあありませんか。

タープのテント側は3か所のOリングがありますが、その内の中央1か所はガイラインを廃し、このフックを使って直接テントと接続してしまうのです。
➡ これによりタープの面積をフルにテント——バイク間に張ることができますし、テントにガイラインが食い込むこともありません。

改善点を実践してみて

さて、以上の改善点を実践して実際にタープを張ってみます。

ポールのバイク側にもしっかりとテンションがかかり、ほぼほぼ直線状に整直しています。

テントの傘とは分離。

 

タープの面積分をフルに活用できています。
入口との接続部分、タープの左右が少しダボついてしまいますが まぁ大勢に影響はないでしょう。

まとめ

よし、オッケー。
とりあえずタープに関してはこれデフォルトでいけそうです。
あとは強風にポールがどれくらい耐えてくれるかですが、まぁ折れたら折れたで何かしらの代替え法はその場で練り出せそうな気がします。
ポール1本だけでタープを検討しているバイクキャンパーの方は、是非参考にしてみてください。

その後、タープ5UL の遮光性の低さと、バイク側にポールを設置するという設営方法そのものを見直し、新しくタープ10XPを試用してのタープ設営を考えました。従って、タープ5UL は最終的な装備から外れはしましたが 軽量性やコンパクトを重視するのであればなおタープ5ULを使うのもありだと思います。
➡【Hilleberg Tarp10 XP を試用して バイク×パール1本張を改めて考えてみた】

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