【ドライビングランプの装着】テネレ700 フォグランプ CYCLOPUS Auxiliary light で夜道に光を

こんにちは、世界放浪2輪旅を目指す管理人です。

都会であれば問題になることはないものの、田舎の峠道などではかなり心もとないテネレのヘッドライト。

ハイビームも、遠く先をわずかに照らすばかりで 慣れない真っ暗な夜道で一番照らしてほしい直近の道路とその脇にはほとんど光が届きません。
特徴的な四ツ目に拘った代償なのか、今回はこの問題を解決すべく ドライビングランプを装着したので、そちらを記事にしていきます。

Cyclopus 3,7″ Round LED Auxiliary light

今回装着するのは
Cyclopus 3.7″ Round LED Auxiliary light

主な仕様は

・Beam angle : 20°
・Raw lumens : 1,052 lm
・Effective lumens : 736 lm
・Wattage : 10 W
・Optic purity : 90%
・Driven AT : 90%
・Input voltage : 9~32 V (DC)
・Amp draw(12V) : 0.83A
・Dimensions : 95×96.5×95mm
・Weight : 695g
・LED lifespan : 50,000 hours
・IP-68
・Vibration rating : 15.6 Grms
・Operating temperature : -40℃~+85℃

となってますが、光線角度は 10°、20°、40°、60° の4パターンが存在します。
角度が開けば到達距離は短くなるため、この辺は塩梅ですね。

筐体はダイキャストのアルミニウム製、レンズはポリカーボネート製

ハーネスは Deutch connecter とよばれる完全防水のコネクター。
マウント用のU字ブラケットはデフォルトで付属しています。

Dimmer =調光器と接続することもできますが、個人的に不要なので、今回はつけません。

配線

キットにはスイッチとリレー、ライト経路のヒューズ、といった配線類全てが付属します。

配線を理解しないと、なにがなんだか・・・

こちらがリレー。
リレーからは5本の配線が伸びていますが、太い赤線と、2本束赤線がライトの経路で、細目の黒線2本がスイッチ経路になっています。

スイッチ、

Deutch コネクター、

ライト経路、スイッチ経路それぞれのアース、

ライト経路のヒューズ&バッテリー接続端子 など。

これらを図におこし、バッテリー/アースとの関係を絵で描いてみると、

こんな感じであってると思います。
実際には、バッテリー⇔ACC AUX ヒューズの + 経路は別ですが、そこはデフォルメしてます。

ライトの取り付け

今回車体の取り付けは、Techmount 製のこんなやつを使いました。

取り付け部分にあったアダプターを咬ませますが、今回はクラッシュバーに装着します。

ライトの位置は、配線が完了した後にいくらでも調整できるので とりあえず仮設定です。

配線&点燈テストのため、仮装着してみました。
実際にはこの位置だとフルロックでフロントフォークとギリギリなので、後で位置は変えます。
Deutchコネクター部分でハーネスとライト本体は分離できるため、配線完了後でも位置の変更はOKです。

配線

さて、それでは先ほどの配線図を思い描きながら、配線をとりまわしてみます。

残念なお知らせですが、タンクを外さないときれいに配線を通すのは難しいです。
何回タンク外してんだろ・・・

テネレの場合、サイドパネル左右の内側にバッテリーからの電源を取れるカプラが殺されています。
どちらを使ってもよいのですが、左は既にグリップヒーターと5V Type A の配線が取られているため、今回は右側を使おうと思います。

注意したいのは電流量です。
左右パネル内のカプラはどちらもACCヒューズ由来の線で、ACCヒューズは10A。
上の図はサービスマニュアルの配線図で、
④:ACCヒューズ
⑦:AUXヒューズ
⑰:バッテリー
に相当します。
④は92と93に
⑦は94と95に
それぞれ繋がっているのが分かります。
94は純正のDCジャックで、一見今回は95に組み込むように感じますが、実際は増設された94に組み込むことになります。
ドライビングランプの電流量は上記のスペック曰く0.85Aなので単独使用では問題ありませんが、グリップヒーターや機器の充電と併用する場合は充電をDCジャック側から行うなどの配慮が必要かもしれません。
再三触れているとおり、AUXヒューズを7.5~10Aに交換すれば左DCジャックから十分複数の機器を充電できるわけですが、、、
メーカーがAUXのヒューズを2Aにしている意図が未だに分かりません、誰か教えて。

スイッチ経路

経路別にみてみます。まずはスイッチ経路。

スイッチの上流を、アクセサリー電源から拝借するので、

ワイヤーリードをここに接続することで、

遊びカプラができます。こいつをつかいますが、見えている2つの端子の内、プラス側のみに接続します。
勿論、スイッチ経路のアース配線を剥いてここのマイナス側につないでもいいとは思います。

これがスイッチ経路の上流側末端。

平ギボシを咬ませ、カプラに接続しておきます。
このとき、車体側の配線をチェックして、プラス側の配線に接続されるようにします(黒が-側)。

カプラが接続されました。

この部分です。

スイッチはハンドルの適当な位置に固定し、

下流のワイヤを車体にアースします。

ここです。

ライト経路

次にライト経路です。

ライト上流側の配線はけっこう太いのですが、なんとかフレームの下やらハイドロリックユニットの上やらをクネクネ通して、

Deutch コネクターと接続します。

ここです。

この黄色配線はDimmer接続分なので、今回は無視&放置。

リレーはもはやちょうどよい固定位置がないので、これがいいのか分かりませんが、タンク下のわずかなスペースに押し込みます。
熱を持たず、濡れなければオッケー(???)。

上流の配線はバッテリーに直接接続。

ここです。

そしてライト下流の配線はまた別の場所にフレームアース。

これです。

これで一応然るべきところに配線が接続・接地されました。

この状態で点燈を確認したら、

なんでここ こんなに長いの?
と叫びたくなるくらい余っている配線を適宜タイラップなどで結束して終了です。

点燈

結局、フロントフォークとの干渉を避けるためライトの位置はこのように落ち着きました。

個人的には下側に吊り下げるほうがかっこいいなぁと思ってたんですが、まぁしゃーない。

それでは、実際の点燈をみてみます。

動画だと伝わりづらいんですが、
とにかくめっちゃ明るいです。
こりゃあほんと、まじでめっちゃ明るいです。

いや、ほんとに、すんごい明るいです。

まとめ

配線の作業がややめんどい系ですが、真っ暗闇を走る系テネレライダー系の方には是非おすすめしたい系です。

Cyclopus はあまりメジャーじゃないかもしれませんが、PIAA や Denali など有名どころを筆頭に、個人輸入すれば様々なメーカーのバイク用LEDドライビングランプがラインナップされているので、自分的👍チョイスを選んで、装着してみると ナイトランがより豊かになるかも?

関連記事
【Camel ADV スキッドプレートの装着】