こんにちは、世界放浪2輪旅を目指す管理人です。
今回は、ロングツーリングにてタンデムシート上に積載するシートバッグに関するアップデートを記載したいと思います。
多くの荷物を積載する上で、タンデムシート上は最も安定し重い荷物を積める場所です。ここの積載をよく考えることで多くの荷物を配分し、ひいては走行中の荷物の出し入れやキャリアラックなどへの負担軽減を考慮することができます。
今までの積載と改善点
管理人の場合は
Touratech Adventure Dry Bag をメインに、その上に登山用ザックを固定していました。
➡【ツアラテック アドベンチャードライバッグにシートダッフルをアップデート】
➡【ミステリーランチ Gallatin Peak 40 を旅のザックに】
シートダッフルとは別にザックを利用する理由は
✔バイクを停めて観光する際などにサッと背負って行動できる
✔飛行機移動がある際に機内持ち込み荷物を別にできる
といったことがあります。
Mystery Ranch の Gallatin Peak 40 は色々なギミックもありこの2段目のシートバッグとして愛用していたのですが、
✔一般的なザックなので生地は基本的に薄く、荷締めの時に安定感がない
✔積載の際にショルダーベルトなどが邪魔
✔ギャラティンピーク最大のギミックである背面アクセスを使う機会はほとんどない
といった改善点がありました。
Mosko Moto Backcountry Duffle 30
そこで、新たに
✔バイクへの積載に特化している
✔ザックとして背負いたい時だけザックに可変できる
という贅沢な条件で探すと、
やっぱりMosko Motoにたどり着きます。
こちらが Mosko Moto Backcountry Duffle
30ℓと40ℓのバリエーションがありますが、管理人は30ℓを使っています。
各部をみてみます。
メイン室へのアクセスはダブルエンドのロールアップとなっていて、サイドとトップのバックルでロールアップをほどき、
内部にアクセスします。
決してアクセスしやすいとはいえないので、頻繁に取り出しするものを入れるのは微妙かもしれませんね。
インナーの厚みもかなりしっかりしているため、あまり柔軟性はありません。
管理人の場合は他にも沢山積載がある上でのチョイスですが、ダッフルオンリーのライトなツーリングであれば40ℓでもいいかもしれません。
バリスティックナイロンの外層と、TPUシーリングの完全防水インナーの2層構造になっていて、それぞれがマジックテープで接続されます。
なので必要であれば完全に分離して洗浄することもできます。
外層の生地は非常に分厚く、荷物を詰め込むとダッフルが安定した塊状になります。
少し重さはありますが、この「丈夫さ」は素晴らしいものがあります。
サイドのつくり。
ダブルエンドなので、左右どちらからでもロールアップが可能。
持ち手がいい位置にあるので、バイクへの積み込み・積み下ろしの際に重宝します。
トップパネルは MOLLE による拡張性があるので、Mosko の他のサブポーチなどを接続して更に容量を拡張することもできます。
外層を展開するとこんな感じになっていて、
Mosko が “ビーバーテール” と呼ぶフラップの内面には取り外し可能なクリアのポケットと、
同じく取り外し可能なマップケースが装着されています。
中央には2列のウェビングと、
ポールなど細長いものを入れる想定のポケットが備えられています。
ウェビングを使った拡張
よくあるこんな感じの小さいポーチをウェビングに装着すると、
こんな感じで小物の整理に役立ちます。
ビーバーテールはすぐにアクセスできるため、ヘッドライトやLEDランタンなどを入れておくとよいかもしれません。
あとはこんなのとか・・・
ポール用のポケットは、ナイフやタープポールなど細長いものを入れておくのにちょうどよいです。
マンフロットのトラベル三脚もすっぽり入りました。
トップ部分の Molle もストラップやカラビナなどを使って色々と装着することができそうです。
管理人は、いまのところ ソーラー式LEDランタンの Carry The Sun をカラビナでつけてます。
↑
Carry The Sun は電池いらずですぐに光を提供してくれますし、こうやって太陽光のあたる場所にくくって1日走っていればほぼフル充電されるので、非常におすすめです。
バイクへの積載
バイクへの積載は、一般的なダッフルと同様、ロックストラップやシンチストラップで装着するだけです。
ビーバーテールの根本部分にストラップを通すための窓開けがあるので、そこを利用するのが正しい方法かもしれませんが、まぁどんな締め方でもしっかりと固定されていればいいと思います。
ビーバーテールの下で締めてしまうとウェビングに装着したポーチやポールポケットも締められてそれらの中身を取り出しづらくなってしまうため、なるべく両端に近い場所で締めればストラップを緩めることなくビーバーテールを展開できます。
ビーバーテールのバックルは大型で、ライディンググローブを付けたままでも操作がしやすいのもイイね。
両端の持ち手部分にはアルミ製のD環がついているので、これも何かに使えそうですね。
なぜか内1か所はカラビナ仕様になってる。
バックパックにトランスフォーム
バックカントリーダッフルの背面をみるとこのようになっており、
ここのジッパーを開けると、
中にはショルダーベルトが収まっています。
収納されているフックを取り出し、
ショルダーベルトのカラビナをセットすれば、
バックパックの完成。
背負った感じはこんな雰囲気です。
チェストストラップもちゃんとついているという。
しかも位置調整の構造にもぬかりがありません。
これで、貴重品だけ身に着けたままバイクを降りて
まとめ
そんなわけで、これなら
・ダッフル自体が分厚い生地で自立するため荷締めにより偏らない
・必要な時だけザック化ができ、不要な時はショルダーベルトなどが積載の邪魔にならない
と、考えていた全ての改善事項をクリアすることができました。
出発時、バイクをコンテナ輸送した後ぼく自身は空路にて現地入りするため、その際の手荷物としてもこのダッフルを使うことになると思います。
走行時に転倒しても接地せず、また一番振動から守られるこのダッフルの内部に、PCなど最もデリケートな荷物をいれるのがよいでしょう。
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