【テネレ700 にタンクバッグを装着】防水仕様 Giant Loop Fandango タンクバッグ

こんにちは、世界放浪2輪旅を目指す管理人です。

バイク積載のうち、最もアクセスがよく、最も簡便な タンクバッグ。
テネレ700と世界旅に最適なものはなにか、いろいろと考えた結果、
Giant Loop の Fandango タンクバッグを選びました。理由はなんとなくかっこいいからです。
今回は、その装着風景を記事にしようと思います。

Giant Loop Fandango タンクバッグ

ジャイアントループのファンタンゴ・タンクバッグの特徴は

・6ℓのドライポッド付属
・容量は8ℓ
・充電用コードを通せるようになっている
・内面全面がマジックテープの着脱可能
・隔壁付属
・隠しポケットがあり
・外面にメッシュポケットでトップはクリアのビニール
・ミルスペックの強靭な素材
・生涯補償
・アメリカ製
・メイン室はYKK止水ジッパー含め高い防水性

といった感じですが、詳しくはリンク先を・・・
ジャイアントループは自社の製品を
Water proof
Adventure proof
といったグレードに分けていますが、なぜかHP上ファンンダゴ・タンクバッグは明記がありません。
実際に雨の中使用した感じだと、小雨では全く問題なし。雨が強くなると、バッグ内への浸水はそれなりにあり、ある程度の防水仕様といった感じと思います。
世界ツーリングにおいての条件としては

・防水性が高いこと
・スタンディングでの干渉が少ないこと
・施錠ができること
・給油が簡単にできること

といったことが挙げられますが、ほぼ完全に満たしているタンクバッグは、実はあまりありません。
対抗馬として、
Touratech 防水タンクバッグ エクストリームエディション

がありましたし、こちらのほうが容量が多くていいかなとも思ったのですが、後述するパニアポケットとの併用性や、
スタンディング時の干渉を考え、ジャイアントループにしました。

ファンダンゴ・タンクバッグの装着

というわけで、アメリカより届いたタンクバッグを装着していきます。
容量を増やすため、パニアポケット(左下)も一緒に装着します。

まずは装着用のハーネスをタンクに装着します。

前方のベルトをヘッドチューブに通し、

ハーネスの位置を概ね決めます。
フューエルキャップに干渉しない範囲で最も前に来るよう調整します。

ハーネスのサイドのベルトですが、テネレの場合フレームに直だとちょっと遠いので、
今回はOutback Motortek のクラッシュバーのフレームマウント部に通します。

そしたら上に返し、スリーブを通してしっかりとテンションをかけて締めあげます。

余ったベルトは前方にあるスリーブに通して出しておきます。

左右均等にテンションをかけたら、ハーネスの装着は完了です。
タンクバッグ単独の場合、ここにタンクバッグをチャックで装着して完了ですが、今回は先にパニアポケットのベルトを通していきます。

パニアポケットにはベルトが2種類付属しますが、ファンタンゴ・タンクバッグと併用の場合はストレートのベルトを用います。
ループになってる方が前方です。

やはり、Outbackのクラッシュバーにちょうど良いスロットがあったので、ここを通してみます。

一方のベルトはクロスになるよう反対側のDリングに固定していきますが、
この辺は説明書に明記ないためなんとなくです。たぶんこの通し方で問題ないと思います。

先にDリングから通したベルトを、ハーネスの下をくぐらせてパニアポケット側のバックルをひろって、またハーネスの下をくぐらせて戻します。

で、Dリング側のバックルに通して固定します。
ここは長さがけっこうぎりぎりです。

これを左右均等にやり、パニアポケットの位置を決まます。

あとは、さっき通しておいたループ側をしっかりと締めあげることで、パニアポケットがサイドカウルに密着し、安定します。

最後に、ヘッドチューブに回したベルトの余りは長すぎてラジエーターコアまでかかってしまうので、適当な長さに切って炙っておきます。
このままでも問題ないと思いますが、走ってるとペチペチいいます。

これで準備は整ったので、タンクバッグをファスナーで固定します。

固定は非常に簡単で右側からファスナーでとめていくだけです。

これで装着完了です。

ファンダンゴ・タンクバッグ概観

以下はファンダンゴ・タンクバッグの特色を大まかにみていきます。

トップ部分はクリアのポケット。

手前にメッシュのポケット。

内面はこんな感じ。隔壁は自由な位置に調整できます。

付属のドライポッド。
→後述しますが、こいつは交換したほうがいいかもです。

ドライポッドの下にもマジックテープがついており、仕切った内面の大きい方に固定するのがよいでしょう。

小さい方にはサングラスなんかがちょうどいいでしょうか。

収納風景はこんな感じです。
ヘッドライトや充電用コンバーター、地図やグローブ サングラス、デジカメといった「すぐに取り出したいもの」をメインに入れておくとよいでしょう。

上蓋裏にもポケットがあるので、紙媒体の地図や、予備のスマホなどをいれるのにちょうどよいですね。

そしてここが充電用コードの入り口。

これが、内面のこの部分に通じているので、
こんな感じでコードを出して、

さらにこの部分のスリーブを通して、

トップのクリアビニルの下に出します。

シガーソケットから電源を取れば、

こんな感じで走りながら様々なギアの充電を行えます。
世界ツーリングでは極力充電用INPUTをmicro type Bに統一しているので、このコードを常備しておけば、いつでも様々なデバイスを充電することができるわけです。
とはいえ、先述の通り 防水性が完全ではないので、雨の走行時にコードを通しっぱなしはNGかもしれませんが・・・

給油時のフューエルキャップへのアクセスは最高に簡単。
半分だけハーネスとのチャックを開くだけです。

最高にイージーアクセスですね。

実際に給油中のところ

ハーネスとのチャック部分はこんな感じで施錠すれば、まぁないよりは安心。

パニアポケットの方はというと、片側の容量は2ℓなので、そんなに沢山のものはいれられません。

また、位置的にも転倒した際に強い衝撃のかかり得る場所なので、機器類や脆いものはNGでしょう。レインウェアやポケッタブルのオーバーパンツといった衣類、あるいは工具などを入れるのがいいかもしれません。

パニアポケットもこのように施錠可能です

その後パニアポケットの位置は移設

タンクバッグのハーネスに接続していたパニアポケットですが、ロンツーを重ねることでなんとなくタンクのサイドにあると邪魔だなぁと感じるように。
✔クラッシュバーサイドにフロントパニアを装着したこと
✔タンクをビッグタンク化したこと
などを経て、タンクバッグハーネスからは外しました。
そのまま装備から除外するか悩んだのですが、このサイズの空ポケットがあるとなにかと便利なので どこかに移設できないかいろいろ試した結果、リアパニアの内側後方に移設することにしました。

すると、このように パニア後方の無駄なスペースにパニアポケットを設置することができました。

雨天時の使用をしてみて

既に先述の通りですが、防水性はどうでしょうか、、、
ここ最近雨の中使ってみると。

結論からいうと、どちらも大雨の中それなりのスピードで走ると全然浸水します。
雨が降ってきたら濡れたらまずいものはロールアップの中に避難させたほうがよいでしょう。
残念なのは、ドライポッドもやや浸水すること。
やっぱアメリカはあまり雨が降らないからそのへんあまりシビアではないんでしょうか、
water proof とはいえないかな、と思います。

そこで、ちょうどいいのがモンベルのアクアペル3ℓなどの防水バッグ。

こんな感じで純正のドライポッドの代わりにしています。

まとめ

ジャイアントループ ファンダンゴ・タンクバッグ、
どうでしょうか。非常に使い勝手は良いですし サイズ感もちょうどよいかなと思っています。

当初は防水性を期待しましたが、内面に防水バッグを仕込む以上外層の防水性はほぼどうでもいいということになります笑
容量を優先すると先述のツアラテック製タンクバッグに軍配があがるわけですが、このサイズでさえスタンディングで干渉ゼロではないので、
タンクバッグは大きければいいってわけでないのが難しいところです。

なにより、この雰囲気が、なんともいえないですね。
素晴らしいタンクバッグと出会えてよかったと思いますし、よく対応してくれたGiantLoopのRyanに感謝です。
最後に良い点と良くない点をまとめておきます。

Fandango 👍
・見た目がかっこいい
・パニアポケットと併用できるハーネス
・給油時のアクセス素晴らしい
・多少の雨であれば気にすることなし
・内部の隔壁が使いやすい→結局使わなくなったけど
・充電コードの通り道がよく考えられている
・スタンディングで邪魔にならない
・とにかく丈夫
・ファスナー部で施錠可能

Fandango✖
・完全防水ではない
・しかも付属のドライポッドも浸水する(というか内部で結露?)
・透湿性が低いためか、内部の水分が蒸発しずらい

 

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