【Camel ADV スキッドプレート】5mm厚アルミ&6mm厚UHMW製アンダーガードで車体下部の保護を強化

こんにちは、世界放浪2輪旅を目指す管理人です。

以前【テネレ700 各社スキッドプレートの比較】で紹介した通り、サードパーティ製アンダーガードが沢山ラインナップされており、どれに交換するか悩んでいるユーザーも多いと思います。

当初は純正で金属製なんだから (XT660Zは純正で樹脂製) 交換の必要なんてないじゃん、と思っていましたが、実物は確かに2mm厚くらいのアルミ製で、軽量ながら大きめの岩と衝突したときのことなどを考えるとかなり不安な剛性感。指でグイっと押しただけでもたわみます
大きめの岩とぶつかることなんてあるか?とも思いましたが、国内でさえちょっとした未舗装路を走っているとエンジン下部に障害物が当たるシチュエーションはあるため、より頑強なものに交換しておくのが吉でしょう。

Camel ADV T7 Gut Guard Skid Plate

管理人もいろいろと悩んだ末、

・リンクまでガードされている
・一体構造で分解の必要がない
・シンプルなボルトオンシステム
・5mm厚近いアルミ製

といった項目で、Camel ADV のスキッドプレートに決定しました。
B&B製も同じ条件を満たしているので、最終的には全体的な好みでξ・・)

こちらが Camel ADV T7 Gut Guard Skid Plate.

・メインのプレート部は 4.75mmアルミ製
・リンクガードは別体の 6.4mmUHMW ポリエチレン製
・Made in USA

・重量は 3.3 kg
リンクガードを担う別体の樹脂製プレートはスキッドプレート前方部からボルトオンされ後方に伸びる形になっています。
UHMW とは 超高分子量ポリエチレンの事で、耐摩耗性・耐衝撃性・耐薬品性・耐吸湿性などあらゆる面で通常の熱可塑性樹脂を遥に凌駕する物性をもったスーパー頑丈なプラスチックと考えればいいと思います。以前紹介した 【GB racing ジェネレーターカバー】に用いられているPA6エンジニアプラスチックに似た物性なのかなと思っています。

※確認されている互換性
●クラッシュバー
・GIVI
・OutbackMotortek
・Heed(standard and bunker)
・YAMAHA OEM
・SW Motech
・Touratech
・SRC
●センタースタンド
・YAMAHA OEM
・SW Motech
・Hepco & Becker
Camel ADV のシンボル ラクダが肉抜きされているのがかわいいですね!
こういった肉抜きは、意外とエキマニ周辺の冷却に効果的です。
実際の計測ですが、メインのアルミプレート部分はほぼ5mmといったところ。
リンクガードのUHMW プレート部は6mm強。
この辺は個体差がありそうですね。

取り付け作業

さて、では車体への取り付けを行っていきます。

同梱のボルト類はこんな具合。

純正のスキッドプレートはボルト4本での装着ですが、それに加え、リンク前方にさらに2か所のボルトで装着するため、専用のステーパーツを取り付ける必要があります。公式の動画ではセンタースタンドが無い状態で装着していますが、管理人の車体にはYAMAHA純正のセンスタが取り付けてあります。
センタースタンドが無い場合は左側、 センタースタンドがある場合は右側 というように、取り付けのボルトを別々で同梱してくれるという心遣いに大変感謝しつつ、
いやぁせっかくだから強度を考えると左側で取り付けたいよなぁ と考えてしまう自分に辟易とする・・・
常に高負荷がかかるような場所ではないので、どっちでやっても大差ないとは思いますが・・・・
よし、センタースタンドを外そう。
ゴロン。
外すといっても、左側のステーパーツ群を外せばいいだけなので、そこまでの労力は伴いません。
※車体を倒す際はタンク内のガソリン量やキャニスターへのブローホースなどに注意してください。
➡【エンジンがかからない?! テネレ700 ファーストトラブルシューティング】

純正のプレートを外します。

リンク前方にあるここに装着していくのですが、センスタの一部が邪魔で長いボルトは入りません。

というわけで、左側のセンスタステーパーツを外します。

これで、長い方のボルトが入れられますね。

向きに注意です。
L字が前方を向くように、装着します。

ここは後から本締めするので、仮締めくらいにしておきますが、実際後からここを回すのは大変操作しづらいので、ある程度締めておいたほうがいいでしょう。

L字の取り付けが済んだら、さっさとセンスタステーパーツを元に戻しさっさと車体を起こしましょう!(トラウマ)

純正とCamel ADV製 を比較。
その頑強さの違いは両の手に持ってみると尚歴然です。

あとは純正と同様、ボルトでプレートを装着するだけです。
ボルトの長さが違うので、どれをどこに使うか注意ですが、
18mm 2本→L字パーツへ
20mm 2本→前方
25mm 2本→後方
となっています。
T30 のトルクスレンチがあると作業がはかどります。

まずは純正とおなじフレームへのボルトオン部を4か所とまます。

最後に、リンク前方の車体下部中央、2か所のボルトで先ほど取り付けたL字パーツへボルトオン。

この時、穴の位置が微妙にずれる事があるので、少しL字を押したりして位置をあわせます。
ボルトがはいったら、L字を固定するナットを本締めするのがいいと思いますが、センスタがある場合はハーフムーンレンチのような特殊な工具がないとしっかり締めるのは難しそうです。

取り付け完了しました。

センスタの件はありませんが、一応公式のインストラクション動画です。

まとめ

装着したCamel ADV スキッドプレートですが、思ってた以上に見た目へのインパクトは強いです。

エキパイ下部~オイルフィルター~オイルパン~エンジン下部が、しっかりと保護されます。

後方へのびたUHMW プレートが、リンクもしっかりとガードしています。

勿論、シフトペダル、リアブレーキへの干渉は一切なし。

これで路面の障害物を気にせず未舗装路を走行することができますね。
テネレ700 のアンダーガード、交換を検討の方は是非参考にしてみてください👍

関連記事
【Camel ADV 1 finger clutch kit の装着】
【GB racing クラッチカバー/ ジェネレーターカバー の装着】