【マットの最高峰】サーマレスト プロライト エイペックス

こんにちは、世界放浪2輪旅を目指す管理人です。

以前アウトドアマットに関しては【イスカ ピークライトマットレス】を紹介しましたが、ピークライトマットレスに関しては
・自動膨張式でツーリングに携行するにはよいが
・コンパクトな分厚みがなく、断熱性や遮蔽力に不安あり
というのが正直なところでした。
コットとの併用であれば、マットにそこまで重きを置く必要もないわけですが、今回装備を見直していくにあたり 良い機会があったためマットを新調したのでレビューします。

Thermarest Prolite Apex

アウトドア用マットといえば、サーマレストは代名詞ともいえるほどの雄かと思います。

今回紹介するサーマレスト プロライト エイペックス は、そんなサーマレストの中でも「ファスト&ライト シリーズ」に属する自動膨張式マットレスのひとつです。
スペックは以下(レギュラーサイズ)

・サイズ:51×183cm
・重量:630g
・生地:50デニールポリエステル
・厚み:5cm
・収納サイズ:φ12×28cm
・R値:3.8
・アメリカ製

アップデートの最たるは、やはりその厚みでしょうか。
ピークライトマットレスが2.5cmだったので、倍の厚みがあります。
また、電子製品でないものに関しては やはり本国生産というのはデカいですね。信頼できます。

ストラタコアフォームという凹凸形状のフォーム層が採用されており、単位重量あたりの断熱性が非常に高いのが特徴です。

また、最近新開発されアップデートされたエアバルブも秀逸です。
ウィングロック機構が新たに採用され、プロライト エイペックスにもこのバルブが採用されています。
空気の逆流を防止して、クラシックバルブの3倍のスピードで空気を入れることができます。

プロライト エイペックス~実使用

では、実際の使用をみてみましょう。

収納サイズですが、イスカのピークライトマットレスに比べるとやや大きいものの、厚みが2倍あることを考えれば非常にコンパクトです。

ミニマリスト・バックパッカーには悩ましいかもしれませんが、バイクツーリングではさして問題になりません。

広げると、こんな感じ。鮮やかな色で、ヒートウェーブと名付けられています。

50デニールなので、生地感はかなりしっかりしています。

これがウィングロックバルブ
ボトルのキャップを開け閉めするような動作 をイメージしたとのことです。
その通り、ワンタッチで非常に操作しやすいです。
左の状態が逆流防止弁が閉じた状態ですね。このバルブは単独で修理交換が可能です。

完全に膨らませるにはそれなりに息を吹き込まなければならないので、めちゃめちゃ楽とはいえませんが、それでもこれだけの厚みをもたせるにはかなりのスピードで膨らませることができます。

5cmの厚みはかなりのもので、直接地面の上に敷いても地面の凹凸はほとんど感じません。
写真ではコットの上に敷いていますが、この状態であれば地面からの底冷えはほぼ皆無です。
もちろん、シュラフになにを使うかによりますが、外気温-5℃程度で、地面からの冷えは全く感じませんでした。
R値的には3.8なので、直接地面の上に敷き単独で使う場合は極寒対応ではないでしょう。

 

欲を言えば、裏地に滑り止め加工などがあればもっとよかったなぁと思っています。

自動膨張式としてはトップレベルで携行性・重量・断熱性・強度・利便性を両立させているといえるのではないでしょうか。

まとめ

値段が値段なので当然ですが、
今まで使っていたイスカ ピークライトマットレスに比して大幅に優秀なマットといえます。
やなり一番大きいのは厚みでしょう。
勝手ながら良い点とイマイチな点を挙げると、
👍

・十分な厚みがあり、断熱性が素晴らしい。コットと併用すれば底冷えからフリー。
・適度なボックス形状が心地よく、寝心地もよい。
・エアバルブは修理可能。
・エアの注入・排出がスピーティで操作性がよい。
・厚みの割りに収納サイズがコンパクト。
・生地にも厚みがあり、耐久性が高い。
・本国生産でクオリティに信頼がおける。

😨

・欲をいえば、裏面に滑り止め加工があったら尚使い勝手が良い。
・値段が高い。
・1日走り終えた後だと、膨らませるのがけっこう億劫。
・収納に時間がかかる。
・パンクのリスクは払拭できない。
・呼気を使うのであれば、内部でのカビ発生や加水分解による劣化は避けられない。

といった感じでしょうか。
ハイクオリティなマットをお探しの方には迷わずおすすめできるものかと思います。
用途や重要視するポイント別で沢山のラインナップがあるため、自身に合ったサーマレスト・マットを探してみてください😊

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