【どこでも燃料を確保】サイフォンの原理でタンクからガソリンを吸い出す方法

こんにちは、世界放浪2輪旅を目指す管理人です。

世界ツーリングでのバーナーとして選んだSOTO の ストームブレイカーですが、ガソリン用のボトルにどのようにガソリンを充填するかという問題がありました。国内では、セルフのガソリンスタンドでこっそり ってのが正直なところですが、本来は携行缶などへの給油は禁止されています。
そこで、バイクのガソリンタンクから直接ガソリンを吸い出す方法がありますので、記事にしておこうと思います。
しかし、下記の通り重篤な危険性をはらむ行為なので、積極的にはおすすめできませんし、こういう方法もあるのかくらいで認識していただき、基本的には真似をされないようお願いします。ぼくは、世界ツーリングという稀有なシチュエーションでの緊急用にこの方法を利用するという前提ですので、一般的には必要のないものです。

※ガソリンの誤飲・誤嚥に関して
ガソリンを誤飲・誤嚥した可能性がある時は、無理に吐かせたりせず、ただちに医療機関へ受診します。灯油やガソリンなどは、100mL以下なら、誤飲するだけであれば、下痢や腹痛などの消化器症状でおさまることがほとんどですが、低粘性で揮発性が高いため、気道に誤嚥されやすく、少量でも、一度気道内に入ると、致命的な肺炎を生じるため、人工呼吸管理などの、集中治療を要する可能性もあります。

使うのはこれだけだ!

燃料の吸い出しに必要なのはこのようなチューブ、これだけ!
ただし、吸い出すのはガソリンなので、耐ガソリン性のある燃料ホースなどが望ましいです。
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吸い出す際は、ガソリンを充填するボトルをしっかり用意しときましょう。
ぼくは、SOTO のガソリンバーナー用のボトルです。

吸い出し

タンクの給油口からチューブをいれ、

ちゅうちゅうします。
当然ながら ちゅうちゅうし過ぎると、ガソリンが口の中いっぱいに広がり なんともいえない気分と健康を害する恐れがあるので、
少しずつちゅうちゅうします。
※いずれにせよこの方法だと口の周りや口腔内にガソリンが付着するのは不可避です。
皮膚粘膜への付着や誤飲であれば大事に至らないことが多いですが、
揮発したガスの誤嚥では、重篤な事例があります。
緊急時以外、不用意・安直に真似をしないようお願いします。

チューブの出口ぎりぎりまで吸い出したら指などでチューブをつぶしてチューブ内の液面を保持します。

そうしたら、そーっとそのままチューブをボトル口にもっていき、注ぐのですが

タンク内のガソリン液面よりも低い位置でチューブを離します。
これにより、サイフォンの原理にて大気圧がタンク内のガソリンを押し、ガソリンをチューブ内に押し出してくれます。

ただし、今回問題が!
このチューブ、実はCBR400RR用に少し短めにトリミングしていました。
テネレ700のタンクだと、少し短か過ぎたようで、しっかりとガソリンを吸い出せず上のようにチョロチョロ・・・・泣

そこで改良!ぼく流ガソリン吸い出し専用チューブ

チューブはくるっと曲げて収納しているため、よほど長くしないとタンク内のガソリンにちゃんと浸りません。
しかしそんなに長いチューブにしたくないので、、、
タンク内に入る側に、針金を仕込めばいいじゃん!

とはいえ、その針金がタンク内に落下したらシャレにならんので、
先端をこのように曲げてチューブ内径部分にジャストフィットさせます。
矯正のワイヤーベンディング的な。
リンガルのクロージングループに比べたら楽なもんです・・・┐(´д`)┌

逆サイドはチューブ内を傷つけないよう面取りしときます。

で、挿入。

これでタンク内側のチューブが真っすぐなる上に、多少の重りにもなってしっかりガソリン内に浸ります。

実践してみると・・・・

う~~ん、ばっちし。
良い勢いでタンク内のガソリンを吸い出すことができました。

まとめ

正直、これはいいです。
が、上記の通り危険性のあることなので、積極的におすすめはできません。

ガソリンは危険物です。揮発したら目に見えないガスとして周囲を漂うため、引火性においても危険です。
・微量であっても人によってはシビアな炎症を惹起する可能性もあります。
・特に揮発ガスの誤嚥においては重篤な例が報告されています。
・あくまで世界ツーリングにおける燃料確保のサブメソッドであることをご理解ください。
国内では通常不要なものです、安直に真似をしないようお願いします。
・万一、必要に応じて本方法を行う際は、自己責任にて 十分注意して行ってください。

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