こんにちは、世界放浪2輪旅を目指す管理人です。
エンジンの回転を後輪に伝えることで走るバイク。
今回はそのエンジンの回転数からバイクが進む仮想速度を計算してみよう。
減速比から、後輪の回転数を求める
【1次減速比・2次減速比とは?】 の記事にて、エンジンの回転数から後輪が毎分何回転で回るのか を求める趣旨について説明しました。後輪の回転数がわかれば、およその速度を計算することができるわけです。
今回は、具体的に、愛車CBR400RRのスペックを元に計算してみよう。
1速 | 3.3o7 |
2速 | 2.352 |
3速 | 1.875 |
4速 | 1.590 |
5速 | 1.434 |
6速 | 1.318 |
上の表がCBR400RRの6速各ギアにおけるミッションの減速比。
これに加え、この車体は
1次減速:2.117
2次減速比:2.6
と決まっています。
例えば、5速で6,500rpm だとすると、
となり、後輪は毎分823.5回転することになります。
後輪の1回転分の距離を求める
次に、後輪が1回転するとどれくらい進むのかを求めましょう。
といっても、これはタイヤを正円と仮定したときの大まかな円周の長さとします。
これを求めるのに必要な情報は、タイヤに表記されている
タイヤ幅/扁平率
ホイール径
CBR400RRはそれぞれ
タイヤ幅/扁平率 : 150/60
ホイール径 : 17 inch
なので横から見た時のタイヤの高さは
タイヤ幅 × 扁平率 つまり 150mm × 0.6 = 90mm
となり、また、17 inch = 431.8mm
なので、横から見た時の後輪のタイヤを含めた直径が 611.8mm
となります。
したがって後輪の円周の長さは
とわかりました。
mm → km に換算しておくと、
0.001921 km なので、後輪が 1回転すると 0.001921km進む ってことですね!
仮想速度を求める
先ほどの設定にもどると、
「CBR400RR が 5速で 6,500rpm で走行している」状態は
「1回転で 0.001921 km 進む後輪が、1分間に 823.5 回転している」状態
に置き換えられる。
したがってこの時の速度(km/h)は
と、仮想速度が算出されるわけですね ♪
まとめ
本当の実測速度は路面抵抗や空気抵抗があるため、もっと遅くなるので、この計算にどこまで意味があるのかは ? だけど、自分のバイクのスペックとタイヤのスペックを元にちょっと計算してみるのも面白いのではないだろうか?
ギア比や回転数・速度の関係を意識しながら乗るのも、またひとつバイクの楽しみが増えるかも😊