【テネレ700 納車】tenere 700 旅の相棒、とりあえず150kmほど走ってみて

こんにちは、世界放浪2輪旅を目指す管理人です。

前回の記事【ついにテネレと対面】では 管理人の早とちりで納車に至りませんでした。
数日後、車両登録が済んだテネレを引き取りに行ってきましたー✌
現在150kmほど走ってみた、正直な感想をレポートしようと思います。
なお、今回の記事は印象を語るもので、細かいスペックに関しては【テネレ700 日本でもリリース】で!
最後に、今の段階での感想をまとめてます。

テネレ700概観と足つき・取り回し

まずは動画を。
ちなみにこの車両はスタンダードシート高でローダウンはしてません。

純正マフラーサウンドは乾いたいい音です。
どうやら、エンジン内部には狂暴な山猫が住んでいるようです。
全体を嘗め回すように撮ってみましたが、どうでしょうか?

はっきりいって車格はかなりでかいと思います。全長でいえば、新型のアフリカツインを凌ぎますが、
車幅はスマートです。
やはり、体格が著しく小さかったり、力が弱い場合は考えたほうがいいというのが正直な感想ですが、慣れればそこまで手に余るかんじではないと思います。さすがとことん軽量化に拘り車重が200kgちょいに抑えられてるだけあって、重心に気を付ければなんとかなりそうです。

いままでのCBRのようにひょいひょいと動かせるわけではありませんが、腰で支えながら、うまいことやればハンドルの切れ角もかなりきれるので、割と狭い場所でも切り返しなどできそうです。

管理人の身長が174cmくらいなので、まぁやっぱでかいですね笑
でも確かにこの車格にしてはかなり軽い。

そして足付きは、、、

これが、車体を垂直に保って、お尻もどちらにもずらさない状態です。

ブーツはガエルネのG-Midland というのを履いてますが、そんなに厚底ではないです。
まぁいわゆる
ツンツン状態よりちょっとマシなくらいでしょうか。

すこーしだけお尻をずらせば、片側にかかとをべったりつけることもできます。
信号待ちのときはこんな感じですね。
数十キロ走れば慣れるものなので、身長が170cmあればローダウンは不要かと思います。

乗車ポジション

センスタを立てて、乗車ポジションをみてみます。
体勢はとっても楽で、シートもやや幅広なため(そのため足つきは悪くなりますが)どこまででもいけそうな感じです。
CBRに比べれば、圧倒的に楽なライポジといえるでしょう。
バーライザーなどでハンドルの位置を寄せた方が良いという動画やレポートもありますが、
純正状態で↑のような感じなので、全くハンドルが遠い感覚などはありません。
従って、個人的にはバーライザーの類は不要かと思いました。

テネレのデザインコンセプトの大きな項目として
ライダーへの干渉を極力減らす ことがありました。

遮るもののないストレートなアウトライン

これによって、前後に大きく体躯を移動することができます。

各部写真多めで

テネレ700 顔ばっかりが取り上げられがちですが、実は後ろ斜めアングルもめっちゃかっこいいです。

純正マフラー。

リアブレーキ周辺。
ABSセンサーガードってのもありましたね・・・

右ステップ周り。
純正ステップのゴム製のプラットフォームは取り外し可能です。

リアブレーキペダルがけっこう小さいので、
リアブレーキをかけるときはやや内股気味にしないといけないのが、
こんなもんなのかな?
という感じです。ちょっと踏みづらいですね。
ツアラテックからブレーキペダルエクステンションがラインナップされてるのはこういうわけだったんですねぇー!

左側のステップ、シフトペダルには特に不満なしです。

CP2エンジンの造形美。
乗り味は、本当にどの回転域でも快適です。
ヨンダボのか細~い低速トルクになれてたので、1速でドカんと発進するかんじが気持ちいい。
しかも5~6速で高速域になってもどんどん伸びていきます。
これ、ほんとのこと。
アクセルは昨今の電子スロットルではなくワイヤー式、
2,3速での立ち上がり、アクセルワークに少し気をつかわないと いわゆる「ドンつき」感はあります。

エキパイの美しい曲がりの下には純正でアルミ製のスキッドプレートが。
旧型テネレでは樹脂製だったようですが、本モデルでは金属にしてくれました!
が、確かにちょっと薄い・・・
指で強く押しただけでもたわみます。
各メーカーから4mm厚のプレートがラインナップされてたのも、こういうわけっだんですなぁ。

スキッドプレート、下から。形はいいよねぇ・・・

ラジエーターガードはY’s gear 製のオプション品に交換。
ノーマルはやはり樹脂製なので、こちらのほうが安心、かも?

とりあえず、Tenere700のロゴがかっけぇ。

フロントブレーキ周り。
フロントは片押し2ポッドのダブルディスクです。

操舵観。
シンプルで、覚えやすいいいハンドル周りです。

ただし、マルチファンクションメーターの扱いは、説明書よく読まないと分からない笑
表示項目は決して多くありませんが、マイルとキロの切り替えや、燃費の表示の仕方など自分好みに設定できます。
サイドのランプ類は

方向指示
各種警告灯
ABS表示
Nランプ
ハイビームランプ
イモビ表示灯

などを表示します。
メインの表示は

タコメーター
時計
スピードメーター
ギアポジション
燃料計
ECO表示
OFF-ROAD 表示

などが示され、
下部分のマルチファンクション表示部分は

オドメーター
トリップメーター1/2
カウントダウントリップメーター
フューエルトリップメーター
瞬間燃費
平均燃費
水温
気温
メーターの明るさ調整

などを切り替えて表示することができます。

クルーズコントロールなどは一切ないため、
ハンドル周りのスイッチ類も至ってシンプル。
特徴的なのは、右手にある”SELECT”ボタン。これでマルチファンクション表示の切り替えができます。

グリップヒーターのスイッチは別体式で、ダサいと評判ですがどうでしょう?
欧州ヤマハの純正オプションのグリップヒーターはスイッチが一体式になっておりスマートですが、ハンドルカバーをかけた状態でも操作しやすいのはこっちだと思います。

左前部分にはDC12Vのシガーソケットが標準装備。
ここの元ヒューズは2A(AUX)が咬んでるので、多くは給電できません。

一応5VのtypeA端子を引いてもらいました。
こっちは元ヒューズが10A(ACC)です。
うーん、PCの充電は無理か??→無理です。

そしてこのテネレの顔。
クモとかエヴァとかいわれてますね。
本当に特徴的な顔立ちです。

キーオンでポジションランプが点灯。

上2つはロービームで常時点灯。
下2つがハイビームです。
ヨンダボは古いバイクで、ヘッドライト切れるので、なんか常時点灯に違和感が、、、

このガラス玉がアルミ削りだしみたいなステーに固定されている様が、
たまらんですね。

テールランプも同じくLEDです。
この形、かっこいいですよね。フェンダーはバカでかいと不評。

しかし、ウィンカーはバルブ式!
これはあえてこのままのほうがいいといういまのところの結論。

ウィンカーのステー部分は転倒を考慮してか、グニャグニャ曲がります。

もうひとつ物議をかもしている(ごく少数の人達の間だけ)ハンドルガード。
純正でこんな感じですが、やはり転倒に耐えうるような仕様ではないです。
海外の走行動画でも転倒によりバキバキに折れちゃってます。
これに関しては、HEPCO&BECKER のハンドルガードバーを買ってあるので、また装着の様子をアップします。

フューエルキャップはキャップごと外せる方式。

左サイドにあるキー操作で別体式のリアシートは取り外せます。

が、積載スペースは極めて少ないです笑
ETCをつけるつもりもないので、当面はラゲッジコードだけしまっておく予定です。
ETC=道路利権の権化。

まぁ例のごとく車載工具のクオリティ・・・・

ヘルメットホルダーは左タンデムステップに標準装備。
でも雨の日だとここに着けるとヘルメットの内側が濡れちゃうのよね。

こんな感じだから。

リアのモノクロスサス周り。
見えている黒いダイヤルがスプリングプリロードアジャスターで、手で回すことができます。
これとは別に、サスの上下にあるアジャスターネジで伸側/圧側 の減衰力を調整できます。

フロントのサスも同様で、フォークトップ部分のこのスクリューで伸側減衰力を調整できます。
圧側減衰力の調整はフォークボトム部分のアジャスタースクリューを用います。

が、正直サスの減衰力調整を調整しようってほどの
「違いがわかる人」
ではないので、当面回すことはないでしょう┐(´∀`)┌
ただ、今の設定がいくつなのかは把握しといてもいいですね。

チェンガードはノーマルで樹脂製。
先輩ライダー メタボンさん曰く、振動で折れるらしい。
まぁ素材の進歩もあるでしょうし、壊れるまではこのままかな。
出発後に壊れたら 誰かツアラテックのアルミ製ガード送ってくれー。

サイドスタンドは一般的なものよりは面積広めですが、
やっぱエクステンションは必要そう。
実際、この前雨の日土の上に停めてたら、ふと見ると 45°くらい傾くまで埋まってました。

かなり大きめの、ローに振ったドリブンスプロケット。
2次減速比大きめですが、高速でもぐんぐん伸びます。

テールカウル下には、波状の持ち柄がついてます。
車体を後ろに押すときなど、重宝してますが、キャリアが付いたら不要になるのかな。

まだ毛だらけ。
ピレリのスコーピオンラリータイヤ。🦂のマークがかっこいい。

アルミ鍛造のアンダーブリッジにはスクリューが。U字フックをボルトオンできるのかな?
フォグランプ用のブラケットや、

マットブラックの塗装にレモンイエローのロゴが映える。
が、これシール? ちょっと残念。

おまけ センスタアップ

おまけで、センタースタンドをアップする動画。
まだ慣れてないですね・・・

センタースタンドはY’s gear の純正オプション。

リアキャリアがつけば、もっと簡単にあげられます。
フロントはこの状態でスキッドプレート下に適当な長さの棒を咬ますか、リアに過重をかければ浮かすことができます。

まとめ

さて、待ちに待った旅の相棒が、ついに手元にやってきました。
ヨンダボは一旦実家にあずけますが、ずっとは無理なのでいずれは友人に名義変更する予定です。
これからは、ひたすらテネレに乗り、慣らしていく予定です。

最後に、テネレ700 わずか150km程度ですが、実際走った上での正直な感想をまとめておこうと思います。

●車格はデカい。取り回しなどを考えると、誰でも気軽にというバイクではないと言わざるを得ません。
●車格にしては車重は軽いと実感できます。が、重心は高めなので、一定以上倒れるとかなりずしっときます。やはり、どうしてもある程度の力は必要かと思います。
●足つきに関しても、気にした方が良いと言わざるを得ません。が、サスの馴染みなども踏まえると、170㎝あればローダウンは不要かと思います。
●個人的にはハンドルの位置を変更するライザーのようなものは不要です。ノーマルの位置で全く遠さや低さは感じません。
●エンジンは本当に快調で、「低中速域の豊かなトルクと高回転域での伸びやかさ」という売り文句そのもの。
リッターSSのようなキチガイじみた速さとは種類が違いますが、めちゃめちゃ速いです。そして、パワフル。
●エンジン内には狂暴な猫がいます。
●旋回性を気にされる方も多いようですが、めちゃめちゃよく曲がりますし、倒した時の安心感がハンパないです。
電装系が至ってシンプルで扱いやすい。
リアブレーキペダルは踏みづらい。エクステンション考えてもいいかも。
●サイドスタンドも、キャンプなどで土の上に停車させる機会があるのであれば、エクステンションあったほうがいいでしょう。
●スキッドプレートは、金属製だからいいじゃん、と思っていましたが、けっこうたわみます。これも交換検討?
デカい岩とかぶつかったら、たぶんいっちゃいます。旧型のようにウォーターポンプが前面にあるわけではないのですが。
●ハンドルガードは弱っちい。転倒に備えるのであれば、ヘプコのガードバーがおすすめ。

とまぁユーザーが気にしているのはこんなところでしょうか。
今後テネレの購入を考えている方や、2次出荷分を予約している方の参考になれば幸いです。

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