【野良道具製作所 のメタルマッチ】野良スティックがなぜ必要か ファイヤースターターの具備すべき事

こんにちは、世界放浪2輪旅を目指す管理人です。

今回は焚火の時に欠かせない道具のひとつ、ファイヤースターターについての考察です。
メタルマッチ などとも呼ばれますが、フェロセリウムロッドというのが一般名称として正しいのでしょうか。
フェロセリウムというと何やら仰々しいのですが、100円ライターやジッポライターのフリント部に使われている発火石がそれです。
金属などで素早く表面を擦過することで火花を飛ばすことができる便利アイテムなのです。

メタルマッチの具備条件と重要性

以前に記事でも紹介したのですが、管理人は長らくコフランのマグネシウムバーと、アメスピの折り畳みナイフを発火石コンビとして使っていました。
これは自分の道具のなかでも中学生時代から使っている古参組です。
しかして、管理人が中学生時代からアメスピを吸っていたわけではありません。
それで、前々からずっと思っていたのですが、メタルマッチって、小さいとすごく使いづらいんですね。
焚き火台の上にある火口めがけて火花をとばしたいのに、メタルマッチ自体が小さいとなかなかうまく火花をとばせなかったりします。
ただ、そもそもソロキャンツーで焚火をすることなんて稀ですし、メタルマッチ自体 さして重要な道具として認識していなかったのであまり気にしていませんでした。

が、先日とあるショップにてぼけーっと商品を眺めていると、かなり主張の強いメタルマッチが目にとまりました。
それを見て、あぁ確かにメタルマッチってある程度大きさがあって手でしっかり握れるかどうかって大事なんだなぁ とか改めて思ったんですね。
で、よくよく考えてみると、自分は点火に関して

・ガソリンから充電できる➡プラズマライターをメインにつかう
・プラズマライターが不調になったら➡CB缶で補給できるガストーチを召喚する

というなんだか矛盾した構図で装備を考えていました。
そもそも、しっかりしたメタルマッチが1個あれば、燃料不要で点火できるじゃん・・・・!
ということに気づいてしまったのです。

野良道具製作所 野良スティック

果たして、管理人のメタルマッチ探しの旅が始まるのですが、
実は以前から気になっているものがあったのです。

それがこいつ、野良道具製作所の野良スティック
リンク先にもぼくが考えていたことと同じような事が記載されており、
・扱いやすさ
を最優先に
・永く使えること
・ひりいては「より普段使いできる」道具であること
をコンセプトとしてつくられたメタルマッチなのです。

管理人が購入したのは mini サイズで10mm径のものですが、レギュラーであれば13mmという極太のフェロセリウムロッド。
グリップ部分は様々な材質の金属より削りだしでつくられるため、今までつかっていたものと比べると圧倒的に握りやすく、保持できます。

チタン・真鍮・銅などの材質から削りだしでつくられるグリップ部分は見とれる美しさ。
写真は、銅製で 竹をモチーフに制作されています。
しかも写真にあるイモネジ部分を緩めることで、ロッド本体は交換可能なので、グリップ自体はずっと使えるわけです。
とはいえ、10mm径のロッドを使い切るなんて何年後のはなしだよ、ってことなんで、普通の使い方であれば10年くらいはこのまま持ちそうなものです。

メタルマッチはデカさが正義、まさにその通りだと思います。

実際の使用

では、実際の点火の様子をみてみます。

相方は今まで通り、アメスピの折り畳みナイフ。

何度か火花を出してみます。

素晴らしく扱いやすい。
これなら無理な力もかけずにバシバシ火花れます。
火花ひとつひとつの大きさ、重さ そして飛距離がダンチ。

まずは焚火の火口ですが、こんな感じです。

そして大事なのがガソリンバーナーの着火。
ストームブレイカーは最初の点火時にやや大きめ火炎がのぼるため、間近でメタルマッチを擦るのはやや気が引けます。
しかし、野良スティックないしこれに準じたメタルマッチであれば、やや離れたところから強めにストライクして火花を飛ばすことができるのです。

これが意味することは、プラズマライターもガストーチも不要 ということです。
とはいえ、プラズマライターは切断したロープの断面処理など他にも使い道がある上に、バイクから充電できるものなので無理に削る必要もありませんが、
ガストーチは完全に装備から外す方向でよさそうです。

まとめ

今まであまり気にしていなかったことを見直すことで新たな視野が広がることはよくあることです。
そんな大げさなことではありませんが、今回はメタルマッチをアップグレードすることで余計な荷物を削除することができましたし、
よりローテクでガソリンバーナーの取り回しをすることができることに気づきました。

考えてみれば当たり前のことではあるんですが、
シングルバーナーの類はトーチやライターなどで点火するものだという思い込みも確かにあったと思います。
もはやメタルマッチによる着火がデフォルトで、プラズマライターが予備になりそうです。

てなわけで、ぐだぐだと「大きいメタルマッチ」を使うことの有用性を説いた記事になってしまいましたが、
これ、普通に点火しづらくなった家庭用のガスコンロとかにもいいと思うんですよね、、、
でも、決しておすすめはしませんが💦

関連記事
【その場にあるもので火を起こす 焚き付けのすすめ】
【香川県が世界に誇る SoH グローブ 火018】