こんにちは、世界放浪2輪旅を目指す管理人です。
世界を走るとなると、きっといろいろなトラブルがあるでしょう。
それはもう数えきれないほどのトラブルが。
そんな中でも特に備えておきたいのは車体トラブル。
新型のテネレは2020年製なので、そんなに致命的なトラブルはないことを願いたいところですが、消耗パーツはそんなの関係なく摩耗していくでしょう。というわけで、そんな消耗パーツのひとつ、クラッチケーブルの予備について書きたいと思います。
純正クラッチケーブルとその設置
テネレ用にパーツリストからいくつかの純正パーツを仕入れてもらいましたが、クラッチケーブルはまさかの中国製。
浜松でつくって~
まぁ諸々の事情があるのでしょう。
クラッチケーブルとはいえ、あまりコンパクトにできるようなものではなく、小さくパッキングもできないため車体に通しておくのがよいと、メタボンさんより教わりました。
そうすればいつ切れても、ケーブルの入れ替えができます。
クラッチ側から通す方がスムーズに通せる?
右側のフレームを沿わせてヘッドチューブ下に入れ込んでいきます。
本当は更に奥側に通すべきなんですが、ちょっと色々外さないと無理そうなので横着して通せるところに通してみました。
少しだけワイヤー長さが足りなくなるとは思いますが、camel ADV の 1フィンガークラッチアームの角度で調整できるでしょう。
そうしたら、左フォーク内側にレバー側のワイヤーエンドを出します。
レバー側はこんな感じかな?
クラッチ側はこんな感じ。
ワイヤーエンドの処理
問題はインナーワイヤーとアウターとの間の防水をどうするか。
万能タフテープで巻いてみたけど、、、
なんか剥がれてくるし微妙・・・
指サックはどうだ!?
→ゴムの質が悪いのか、数日で劣化。
ん~~ どうしようか。
こっち側は、
インナーケーブルも伸びだしてるし、フューエルチューブでカバーしてみてはどうだろうか。
お、いい感じ?
でこんな感じ。
➡ が、後日大雨の中走ると、中に大きく浸水、だめだこりゃ。
で、最終的にたどり着いたのが
これ、熱収縮チューブ。
便利なもんがあるんですねぇ。
ケーブルにかぶせて、
ほんとはヒートガンがあればいいんですが、持ってないのでバーナーで注意深く熱すると、
こんな感じでチューブが収縮して密着!
レバー側をインシュロックで固定。
クラッチ側はインナーワイヤの伸び出し分もカバーするため2本上から被せて
同じように炙って、全体的に密着させます。
クラッシュバーにインシュロックで固定。
まとめ
熱収縮チューブの活躍により、
無事予備のクラッチケーブルを防水性を持たせて車体に通しておくことができました。
正直、こんなぶっ太いケーブル切れることあんのか??
と思いますが、
備えあれば憂いなしということで、
いつかやっておいてよかったと思う日が来る、、、かも?
追記
後日、ちゃんと正規の位置に通しなおしました。
ただ、これをやるにはサイドパネルやタンク、右サイドパネル内側のケーブルホルダーなどを外さないと通せません。
まぁまぁめんどいので、何かのついでにやるのがおすすめです。
クラッチアーム側
シリンダーヘッド右側を本ケーブルと束ね、ケーブル類がごちゃつく内側、ヘッドチューブ右下に挿入。
そのままヘッドチューブ左からトップブリッジ下をくぐり、
クラッチレバー側へ。
これで長さ不一致の問題も安心です。