こんにちは、世界放浪2輪旅を目指す管理人です。
みなさん、アウトドア用のグローブというと 何を思い浮かべますか?
アウトドア好きの方であれば、
・グリップスワニー
・キンコ グローブ
などが有名どこなのではないでしょうか?
こういったグローブもなかなかいいのですが、指部分の縫製が角ばってるのがどうも合わず、何かよいグローブはないかと探していました。
香川県のグローブメーカー ダイコープロダクト
そんな中、みつけたのが
香川県のグローブメーカー ダイコープロダクトが手掛ける SoH。
「本当に欲しいグローブを」「Play your hands」
をコンセプトに、個性豊かなグローブを複数ラインナップしています。
ウェットスーツの素材を使ったり、特殊ラミネーション技術で完全防水仕様としたり、スペックを見ているだけでワクワクするようなグローブが沢山あります。そんな中、キャンプサイトでの焚火や薪割りに最適かと思ったのが
SoH 火 018
その名の通り焚火などをする際に最適のグローブで、消防用グローブの形をそのまま採用したということです。
概観
グローブは非常にしっとりとしており、いわゆるアウトドアグローブの武骨すぎる感じがありません。
甲側は牛革のスウェード調。
掌側も牛革があてられ、縫製にはケブラー糸が使われています。
掌革は2重になっていて、グローブ自体のつくりを強靭にしています。
掌アテが指の腹側→背側まで回り込んでいるため、ちょうど指の先端部分に縫合部分がなく、これが個人的に非常に心地よいです。
また、これのおかげで割と細かい作業が他のグローブに比してやりやすいです。
細かい作業といっても、カメラの操作程度のものではありますが、、、、
一見アウトドアグローブのようには見えないスマートな装着感も魅力です。
なにもないのに何となく着けたくなってしまいます笑
掌アテの牛革のグリップもかなりいい感じで、かといって指先の感触もそこまで損なわれないため、
ナイフを使っての細かい作業にも非常に重宝します。
ファットウッドを削ったり、麻紐を切ったり、
うっかり手を滑らせたとしても、こいつをつけてれば安心です。
カラビナループもついているため、キャンプサイトで干しておいたりするのにも使えますね。
裏地はアクリル100%のニット生地で、肌さわりが良いです。
が、夏は蒸れてやや手にくっつきます。
SoH の刻印とシリアルナンバー。
実際の使用
キャンプサイトでの使用例を少し紹介します。
あ、そういえば、火 018 はカーキとアイボリーの2色があります。
どちらもアーシーカラーでキャンプサイトにも映えます。
まずは薪割り。
薪割りって、腰も使いますけど、素手でやるとけっこう手痛くなります。
SoH 018 はグリップもよいながら、適度に指先の感触があるので こういった作業も非常にやりやすいのです。
薪を火にくべるときも、グローブをつけているといいです。
火が安定すると、近づいただけでも凄い熱量でめちゃめちゃ熱いですよね。
このグローブなら、トングなど不要で、薪の位置を調整したりなどにも重宝します。
あとはバーナーで熱せられてアツアツになったものを掴んだり、
やはり調理直後でアツアツになってるコッヘルを持ったり、
とにかくなにかと重宝するわけですね!
SoHizm vol.1にて
蛇足ではありますが、SoHizmなる折り込みに記載の内容を勝手に少し要約しようと思います。
「SoH」というのは、手袋を数える時の単位「双」にクラフトマンシップ:創 イマジネーション:想 ファッション:装 といった「そう」の意味合いを込めて命名されたとのこと。「既成の常識を超える」という合言葉に従来グローブになかったような価値・デザイン・機能をとことん追求していこうというもののようです。
ダイコープロダクトは1963年創業 香川県の東讃エリアで創業後、地元メーカーの下請けから事業が始まり、その後技術力の高さ故、官公庁職員用の手袋を生産したり時代のニーズに合わせたグローブづくりに取り組みつづけ、バブル崩壊の波を生き抜いた後も特殊作業用のグローブの生産などで躍進をつづけてきました。
そして2017年に、メンズグローブの新たなスタイルの模索として「SoH」が誕生したというわけです。
代表の川北氏のインタビューが載っています。
多くの繊維業者が生産体制を海外工場にシフトする中、日本でしかできない技術力と感性を大切にし、「Made in Japan」とジャパンクオリティの価値を感じて欲しいとおっしゃっています。そこには、日本の産地を守りたいという想いもあるとのことで、素晴らしい考え方だなと思います。
本記事で紹介した 火018 も紹介されています。
そのまま引用させてもらいます。
~消防士のグローブを見たことがある人は、ほとんどいないだろう。そんな知られざる特殊作業用グローブを、本格的なアウトドアグローブとして生まれ変わらせたのが「火018」シリーズ。キャンプでの焚き火やBBQで大活躍するこのアイテムは、過酷な状況下で使用される消防グローブがモデルのため、実用性でも他の追随を許さない~
ダイコープロダクトさんとしても、かなり自信作だったのかもしれません。
まとめ
SoH のアウトドアグローブ、とてもよいです。
正直バイクグローブで代用できないのかといわれれば、できないことはないですし、
実際このグローブを買う前はバイク用のグローブで全て行っていたのですが、やはり焚火をすると火の粉や熱の影響でかなり消耗します。
キャンプサイトでの作業には、別でグローブがあって悪いことはないだろう、ということです。そんなに嵩張るものでもないですし。
ちなみにこのグローブをバイク用に使えるかどうか、というと 勿論使えることは使えますが、掌アテの縫製部分がけっこうめくれあがってしまいます。特に指の第2関節あたりの縫い目部分が大きくめくれあがってくるので、使うのを止めました。
長時間・長期間のライディング用としては、あまり適していないといえるでしょう。
というわけで、今回はキャンプサイトでの作業におすすめの作業用グローブを紹介しました。
上のSoHのリンクで、自分の目的に合ったグローブを探してみてはいかがでしょうか?
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