【People’s Republic of China episode 2】パーミットは取れるのか・・・? タシュクルガンでの待ち惚け

こんにちは、グレートエスケープ中の管理人です。

パキスタンから Khunjerab の峠を越え、なんとか中国に入国することができました。
まずは Tashkorgan; タシュクルガンの街で カシュガルへ向かう許可が下りるのを待ちます。

ここまでのルート

1日待ちほうけ

当初はタシュクルガンに到着した翌日、早々にパーミットを取得してカシュガルへと出発する予定だった。

タシュクルガンのカスタム・オフィス内ではこわいおねーさんにマスクの着用を求められた。

重量測定を終えて、X線は国境線で既に行った旨をRusselが説明してくれて免除になった。あとは車体番号とエンジン番号の照合だけして終わり、と思っていたら、なにやら最終的な許可証の発行に時間がかかるらしい。

その間テネレはずっとタシュクルガン市内の倉庫に置かせてもらうことになった。

昼まで待ってもダメで、Russelと昼飯に。これは現地でなんて名前だったか、聞くの忘れた。まぁちょっとピリ辛な焼きそば的な感じでうまかった。

そのまま待ち続けるも音沙汰なく、雨も降ってきて不安な気持ちになるけど、夕暮れ前に雨は止んで虹がかかる。

正直自分が今なにを待っているのか、明確にはよく分からなかった。
Russel に聞くも、「システム全体の問題」とか「上官の判断待ち」といった漠然とした答えしか返ってこない。やっぱり、この3年半のロックダウンの後、初の外国車両入国ということもあってか、ウィグル自治区全体のポリシー変更に伴って首都ウルムチ側やこれから向かうカシュガル側のソフト上のプロセスに時間がかかっているようだ。ちらっと聞いた話では、そもそも「外国車両」の当該国として日本が登録されていないから、そういったところから再構築しなければならなかったのかもしれない。

ここまで来て、カシュガルに向かえず、パキスタンに戻らなければならない可能性ってあるのか? とRussel に聞いたら、

「うん、あり得るね」

という全く望んでいない応えが返ってきてガン萎えである。
嘘でもいいから それはあり得ないよ と言って欲しい気持ちだった。

この日は、結局夜まで待っても連絡は来ず、タシュクルガンにもう一泊することが決まった。夕暮れのタシュクルガンを、Russelの車の助手席に乗って回る。

タジキスタン、Gorno-Badakhshan自治州に広がるパミール高原のちょうどすぐ東側に位置するタシュクルガンは、標高約3,100m.
南東方向には世界第2峰のK2, 北にはMuztagata(慕士塔格峰)、そして東側にはHindu Kush 山脈の北東連峰がアフガニスタン、ワハーン回廊との国境を成す。あの山の向こうはアフガニスタンだ。

山脈をバックに漢字のネオンが光るタシュクルガン独特の景色。

パーミット ゲット! カシュガルへ

翌朝、倉庫のテネレを引き取って、再びカスタムオフィスへ向かう。

そして丸1日待って、この日ようやくパーミットを取得することができた。これでパキスタンに戻るなんてことは無くなって一安心。
この紙っぺら1枚に 丸一日だよ! とRussel と一緒に喜ぶ。

タシュクルガンからカシュガルへ向かう途中は、時間的な余裕もあって、Russel が景色のいい場所で止まってくれて写真を撮る機会もそれなりにあった。
アフガニスタン~タジキスタン~キルギジスタンとの国境を南北に走るG314線。舗装状態は最高によく、どこまでもつづく平原とその後ろの山々がまさにイメージしていた景色と一致する。

Muztagata 山を間近で。

中央アジアンなユルトと鮮やかな馬具を纏う白馬。

ハイウェイ沿いには Kala Kule 湖がある。タジキスタンのパミール・ハイウェイにも同じ名前の湖がある。今思えば、もっとちゃんと写真撮っとけばよかった。
小雨がちらついてきたから適当に済ませてしまった。

チェックポイントではパスポートの提出とともに、Russel が色々と説明してくれて通ることができた。

昼休憩で寄った食堂。

食堂内はこんな雰囲気。雨も止んで、標高がどんどん下がるにつれて気温も上がってきた。
中央の吹き抜けから光が差していい雰囲気だ。ラグマンではないけど、また麺を頼んだ。カウンターで好きな調味料を入れて食べるが、本当にうまい!やっぱこういう味だよなぁ~としみじみしながら食べる。さすが中国だぜ!

食堂の横には、今までのバザールやスークでは見たこともないようなものが沢山売られていた。「新疆野生灵芝」とか面白い名前がつづく。漢方薬と食用との境界はあまり明確じゃないんだろうな。

最後のチェックポイントを越えてしばらく走ると、だんだんと都会になってきた。カシュガルの街に着いたようだ。

Kashgar 夜散歩

カシュガルの街に着いて、まず最初にやってきた BANK OF CHINA.
イスラマバードで 古橋さんからもらったインド・ルピーを両替したかった。

BANK OF CHINA 前の広場には毛沢東の像が立っていた。

結局、かなりの時間待たされた挙句 インド・ルピーは受け付けられないと言われ、なら余っている日本円をドルに替えたいというと、さらにかなり待たされた挙句、ドルにはできないといわれ勝手に中国元に両替された。中国元はATMで引き出せるから必要ないと言っていたのに、全く意味がわからん、BANK OF CHINAだろ? 小さな地方銀行じゃないのに・・・

夜は、宿の近くのレストランで合いそうなのを頼んだら、これまた正解でうまかった。中華ダシのスープに小さいダンプリングや野菜が入っていて、名前はなんだったか・・・

夕飯を食べた後、カシュガルの夜の街を散歩してみる。

漢字とウィグル文字の光が、夜の街に怪しく浮かんで なんともいえない雰囲気。

カシュガルの街には「半歩道」みたいなレーンがあって、電動バイクが行き来する。メインの車道を小型の電動バイクで通行すると罰則があるらしい。

カシュガルはブドウやモモ、アプリコットの産地で、台車に乗せた果物売りや屋台も多い。

公安の白バイ。

「食光老街」とは、なんとも食用をそそるネーミングだ。

タシュクルガンの街は多くがタジク人だったのに対し、ここカシュガルでは人口の約80%ほどがウィグル人だという。残りはキルギス人、タジク人、漢民族、ウズベク人、その他少数民族で構成される。

スマホも持たず、カメラだけで外に出てしまったため、途中で道がわからなくなってガチ迷子になったので、完全にに来た道を戻る形で宿にもどった。
気づいたらかなりの距離を歩いていたみたいで、疲れ果てて眠りについた。

つづく

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