【Islamic Republic of Iran episode 31】イラン最大の港湾都市 Bandar Abbas;バンダルアッバースへ

こんにちは、グレートエスケープ中の管理人です。

シラーズから更に南東へ、ホルモズガーン州の州都 Bandar Abbas; バンダルアッバースへ向かいます。

ここまでのルート

ひたすら南東へ走る道

Maharlu Lake 周辺にて。どうやらジモティーにも人気の景勝地のようで、大変な混み様だった。人がいなければ湖畔ぎりぎりまで行ってみたいとこだけど、こうなると興ざめとな。

景色は岩山をメインに、茫漠な砂漠に戻ってきた感じ。

北西部の豊かな景色とは異なり、またアラビア半島に戻ってきたような気分だけど、イラン東部は国土の大半が不毛な砂漠地帯となっている。

イランがまだ「中東」であったことを思い知らされる。

とはいえ恣意的に引かれた国境線をもとに地域分類された尺図の中で気候や景色を嘆いても詮のないことではある。

グランドラインみたいな岩の壁が左手にずっと圧をかけてくる。

バンダルアッバースに近づく頃には、日が暮れる一歩手前。600km以上走ったのは久しぶりだ。
道の脇にはなんともいえない亀裂に覆われた、ネバーエンディングストーリーでアトレイユの愛馬が飲み込まれた沼地のような土地がつづいていた。

道路は南下しているから、西日が眩しい方向はペルシャ湾だ。

Ahmad, そして Amin たちとの出会い

バンダルアッバースに到着した翌日、特に目的地もなく適当に市内をぶらぶらと走り回る。

Holy Shrine of Seyed Mozafar.

海辺にやってくると、簡易テントが大量に並んでいる。家族づれで海岸も大賑わいだった。

バギーで砂浜を走りまわる人々。

Persian Gulf.
この向こうは、スタートしたドバイか。なんかぐるっとペルシャ湾を回ってきただけみたいな感覚になる。実際そうなんだけど。

レンズに水滴付いてるのにずっと気づかなかった、、、
少し人のまばらなビーチ。

さすが港町で、ボートを持った男がしょっちゅう道路を横断していく。

後ろになぜかネイティブ・インディアンの女性が描かれたホドロ製なのかメルセデス製なのかよくわからないバン。

また海辺にきてぼーっと波を眺める。

特にやることねーなぁと思いながら、ホルムズ島へのフェリーの有無をどうやって調べたらいいか、SIMは相変わらずの不調でまったく繋がらんし、とりあえず直接港まで行くか、とか考えていた。

三脚たてて記念撮影していると、Ahmad と 奥さんの Sarah が車から下りてきて声をかけてくれた。日本より、バイクで旅していることを伝えると、すごく共感してくれて何か困っていることは無いかと聞いてくれたので、SIMの不調とホルムズ島へのフェリーについて尋ねてみたが、二人とも英語がなかなか通じずギクシャクしていると、今度はたまたまウォーキングで通りがかったAmin(サングラスの彼)が流暢な英語で間に入ってくれた。

結局、今日は市内のIrancelオフィスも全て閉まっているからSIM不調はどうしようもないということで、ホルムズ島へのフェリーはAminが電話で調べてくれた。基本的に車両の持ち込みは現地島民が好まないようだけど、友人の了承のもともしかしたら可能かもしれないとのこと。ただ、今は気温がどんどん上がっていることで海陸風が強く、フェリーの就航は風次第だという。

その後、4人でちょっとボートに乗って Ahmad と Sarah にはお別れをした。彼らはこれから向かう Kerman から来ているというので、Kermanに行く際には絶対連絡しろよ、ということで連絡先をもらっておいた。

Captain Jalal の像前にて。

Amin と仲間たち

その後、Amin の提案で彼と一緒に行動することになった。Amin のガールフレンド、Kosar のお母さんの家 にバイクを停めさせてもらう。

そいで Amin, Kosar 共通の友人の Aiyuub の4人で車で移動。車内でKosarがサンドイッチをつくってくれたが、ハムとピクルスが激ウマだった。

途中、道脇で切り売りされていた Kuulgi; クールギ という、たぶんたけのこみたいな食べ物。正直あんまりうまくはなかった。

車内から見える景色はどんどん荒地へと変貌していく。道中には、世界最大規模のコンテナ集積場や工業地帯を見ることもできた。

連れてきてくれたのは Badar e Khamir というマングローブ地帯だ。こんなところにマングローブ地帯があるなんて知らなかった。

これで小さな浮島のひとつに向かうらしい。

船の墓場なのか?現役なのか?

現地の漁。置網式的なかんじなのかな。

ボートに乗ってる間にどんどん日が落ちていく。

島に到着した。

この島は満潮によって海底に沈むため、1日6~7時間しかこうやって上陸することはできないんだと。

海底の波によってつくられた砂の凸凹が天然の足つぼマッサージになる。

いやまじでいいとこに連れてきてもらえた。Bandar e Khamir の街の入口には検問もあったから、こんなの現地の友人がいないとなかなか来るのは難しい。

バンダルアッバースには独特のダンスがあって、両肩を小刻みに振る Salkangee; サルカンギー と、腰を右にクイっと振る Kuntou;クントウ を教わった。
たぶんバンダルで学んだ一番大切なことかもしれない。

その日に会った旅人のためにずっと時間を割いてくれて、みんなほんとにいいやつだ。

エンジンはYAMAHA!

対岸の山稜シルエットに西日が切り取られていく。

海上簡易櫓。何というのか聞きそびれた。櫓とはいわない。

界隈のマングローブで最古の木。樹齢は推定400年らしい。

すっかり暗くなるころ、元の港に帰ってきた。

夜は、市内から少し外れた場所にある何とも洒落た店に連れてきてもらった。

店内の雰囲気。

この界隈にはUAEで見たのと同様なBadgil; バギール という煙突状の構造を持った建物が沢山ある。これは天然のエアコンシステムで、UAEのペルシャ湾沿岸でも沢山みられた。

ペルシャ湾を挟んで古来より海上交易で栄えたホルムズ海峡沿岸地域という点で、バンダルアッバースの一地域はイランというよりアラブ色が強い。
言語はバンダルアッバース特有の言葉もある一方、アラビア語を話す人もいる。

海鮮ミックスの夕飯がまじでうまかったー、海産物食べるのはほんとに久々だったと思う。

夜の海に浮かぶ無数のボートたち。

先の4人に加え、Kosar のお姉さんのSahar, そしてSaharのフィアンセのHamid の6人。

つづく

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