【ウラジオストクへの道】Part なんだろうね、そしてまた朗報?

こんにちは、世界放浪2輪旅を目指す管理人です。

定期的にチェックしているウラジオストクへの航路。
直近では「最後の頼み」がぶっ潰れた状態でしたが、かろうじて朗報をゲットしたのでここに記載しておこうというものです。

今までの経緯

10数年前には 北海道———サハリン間、富山———ウラジオストク間、鳥取———ウラジオストク間 などロシアへの航路は複数ありましたが、
次々に運休・航路の廃止がなされてきました。

DBSフェリーの業務停止宣告:
そんな中、最後の航路であったDBSクルーズフェリーによる堺港からウラジオストクへの航路が2020年1月に業務停止されることが発表され、これからバイクで海外へ出発を目論むごくごく少数の人々は まじかよ と思ったのも記憶に新しいでしょう。

頭沅商船がイースタンドリーム号を買い取り、京都・舞鶴港より航路復活!:
とはいえ、まだまだ時間もあるし そのうち何とかなるだろうという楽観視の中、まさにその気持ちを慮るか如く朗報が。
韓国の商船会社が元々DBSで就航していた船 イースタンドリーム号を買い取り、日韓露間を2020年9月より運航するというではないか!
ただし、コロナ禍の影響により当面は「貨物のみ」のため、乗客を乗せるようになるかはまだ先が見えない状態でした。

舞鶴港———ウラジオストク の航路 早々に廃止:
2021年2月、まさに  ❝ いける! と思ったのにやっぱりだめだった ❞ パターン。わずか5か月という短い期間で復活したと思った航路は再び廃止へ。
「頭沅商船が廃業届を提出」とだけ記載があり、詳細は不明でした。
その後どこがイースタンドリーム号の所有者になっているのかについてもよくわからないまま、これをもって現在に至る という感じで、
色々と装備は整ったものの、結局ロシアへの道は閉ざされたままというモヤモヤな状況が先の見えないまま続いているという状況でした。

旅への不安と原点回帰

現在は2021年の6月。
出発を予定している22年の春~初夏までようよう1年という時期にさしかかり、幾ばくか焦りを感じはじめています。
どんなに道具を揃えても、ある程度人流が復帰しなければウラジオ出発は叶いません。
カルネや登録証書、国際免許証の取得にパスポートの延長やイエローカードなど、直前にならないとできない事を除き、概ねの準備が整ってきた中で日々生活していると、

「このままこんな生活がずっとつづくんじゃないか」

という考えが頭をよぎります。
日常から非日常へ、自分を無理矢理駆り立てて、でも時間というのは偉大で そうするとその非日常もまた日常になって・・・・
まだ働いているから、当然普段の生活は「ごく普通」なわけで、
自分が非日常の中にあるんだという確証は気持ちの持ちようだけで支えられてるわけなのかもしれません。
特に飲みすぎた次の日の朝など、気怠い意識の中では 自分がバイクで世界を駆ける事などまるで夢物語のような気持ちにすらなってしまいます。
本格的に準備を開始して2年半ほどが経ったのでしょうか、
旅を決意したときに 最も恐れていたのはパンデミックでもなければロシアのヒグマでもなく、自分の中の燃えるようなモチベーションが薄まってしまうことでした。
そしてそれは今も同じ。
結果、今の今まで この燃えるような目標を見失ってしまいそうになることはありませんでしたが、
それを糧に生きるという事さえも日常として埋没していってしまうような感覚は、今一緒に旅を目指す数少ない同志も同じようです。
杞憂とわれれば、そうかもしれませんが 全てのキャリアを一時中断し、離婚までして選択した道を 自分でさえ当たり前のものと思えない感覚そのものが不安なのか?

とにかく、そんなよくわからない気持ちになったときは テネレに跨り通勤の時に見えるいつもの風景を頭の中でモンゴルの平原や北米の荒野に置き換えてみるとすぐにリカバリーできます。
自分がなぜ今の状況を選択したのかなんて考えるまでもなくシンプルで、だから考える必要はなく その”感じ”を感じればいいだけ。
適当に貯金して、その一部をインデックスファンドにぶち込んで、長期運用利回り計算して、ちょっと郊外に減価償却分がでかい不動産5~6件所有しといて、
15年くらいで売って・・・・・・・・
そういう選択肢がいかに自分にとって無意味か。
旅の準備が長くなるにつれ、そんなどうでもいい原点回帰のような作業が必要になってくるようです。
6年も準備してたひともいるようだけど、きっと同じような心境だったに違いありません。

だから舞鶴港に電話

そんなわけで、自分の気持ちを定期的に高める意味でも 具体的に旅を意識するようなことをしています。
今回は

✔イースタンドリーム号はいまどうなってるのか?
✔航路の復活の見込みはあるのか?

この2点に関し、舞鶴港振興会に電話をしてみました。

舞鶴港振興会には以前浦項港経由の航路が復活した際にも連絡していました。
管理人のよく分からない問い合わせに対して担当者の方は親切に答えてくださいました。
結論としては

✔イースタンドリーム号はまだ頭沅商船が所有している
✔浦項港ではなく、東海(Donghae)港経由で航路は復活している

とのことでした。
なんと、東海港といえばDBSフェリーの寄港ではないか!
もはや日韓露間の航路自体が無いかと思っていたので、日本とウラジオストクを結ぶ航路があるというだけでもかなりの朗報です。
ただし、以前と同じく 今はまだ貨物のみのよう。
・今後ワクチンパスがどのような形で発行されるか
・それが各国間でどのようなコンセンサスをもつか
・ロシア側が日本に、ワクチンパスと国境通過にどのような関連性をもたせるか
・件の航路に対しどの程度の有効需要がでてくるか
・その需要に対し運営側がどの程度の採算性を見出すか
・採算性を見出した上で、どの程度の準備をするか

こういった項目がクリアにならないとバイクを積んで一緒にロシアへ渡るのは難しいでしょう。
あと1年・・・・ どうなんだろうか、、、

まとめ

まだまだ不安要素だらけではありましたが、まずは そもそもの航路自体寄港を変えて復活しているということで、これは本当によかった!
ワクチンの普及とそれに伴うコモンパスの流通はおそらくそこまで心配せずとも今年中に整いそうな印象。
となると、一番の難関はこの航路に運営側が人流を復活させたいと思うだけの有効な需要があるかどうか・・・
こればっかりは祈るというか、待つしかないわけですが、場合によっては運営側に直接話をしてみるのもありかもしれませんね。
またちょくちょく電話で近況の確認をさせてもらいますので、
舞鶴港振興会の方、よろしくお願いします_(._.)_

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