こんにちは、世界放浪2輪旅を目指す管理人です。
都内での通勤の足として活躍中のテネレ700。
今後は林道なども含めてオフロード走行の練習もしたいですし、その際は転倒もするでしょうから、
車体を守ってくれるクラッシュバーを取り付けることにしました。
以前の記事【テネレ用各社クラッシュバー比較】でみましたが、クラッシュバーもメーカーごとにクランプ部が違ったり、
構造が違ったりと様々です。
そんな中、自分は OutbackMotortek 製のクラッシュバーに決めました。
先日、取り付け作業を完了したので、その様子を参考にしてください!
内容物
そもそもOutbackMotortekに決めた理由は
・クランプ部が直接フレームにボルトオンされており安心
・上部、下部ともに左右を連結する構造があり安心
・既存の車体での実績が多い(GSやAfricaTwin)
・青という色に惹かれた
・アウトバックの提供する動画にビビった↓
・スチール製である
・他のものに比して軽量
といったところが大きいでしょう。
日本にはBONSAI MOTO という総代理店があるので、こちらで購入することができます。
ぼくは早とちって直接アウトバックに連絡し、日本には代理店あるからそっちで買えや とあしらわれました😨
こちらがクラッシュバー。上下左右で4本と、それらを左右でつなぐパイプ、あとはステム部分への固定用プレート、
計6個の構成となっています。
ボルト類はけっこうあります!
予備とかないので、絶対に失くさないようにしましょう。
取り付けようのボルトは上下で別々に梱包されているので、混ざらないように、別々にトレーを分けた方がいいと思います。
ちなみに取り付け説明書とかはないので、外した純正のボルトと径や長さなどを見比べながら作業していく感じです。
下部クラッシュバー取り付け
アウトバックのクラッシュバーは、構造上上だけ付けるということはできませんので、
まず下部クラッシュバーを取り付けていきます。
まずは車体からクランプ部のボルトを外していきます。
海外の動画によっては、左側の取り付けをする際にリザーバータンクを外しているのもありますが、
ついたままで問題ないです。ただし、レンチを回しづらくはなります。
まずは一番でかいボルトです。ここは17mm。基本バカトルクで締まってるので、
しっかりした工具を使いましょう。
はずれました。
後々気づいたことですが、左右で長さが違います!
つぎにシート下部分のこのボルト。
こちらは6mmの六角です。ここもまぁ固い固い・・・
ラチェットを使うのであれば3/8sq以上は必須ですね。
はずれました。
下部クラッシュバーの位置をみてみます。
こんな感じ。
※前方の一番ぶっといマウントボルトは左右で長さが違います!
ぼくは最初知らずに逆に入れてしまい、後から気づきました。
まずはこっちを仮止めして・・・スパナは同じ17mm。
はっ!!なんか微妙にあわねーーー!
が、スチール製だ、力業でなんとかするぜぃ。
上に押し上げながらやればなんとか入ります。
まぁその内微妙に曲がって馴染むっしょ( ;∀;)
ここは13mmのボルトです。
あとは、クレイドルフレームの下部フレーム部分を両側から挟み込むように、こいつを固定していきます。
ボルトは10mm。
普通のソケットだと入らないので、ぼくはコンビネーションレンチ2本使いました。
じれったいです。
おっけー!
右サイドも同じようにやります。
ちなみに、こうやって記事にすると簡単そうですが、
微妙に精度がビミョーで、しかも左右ボルト間違えたりとかで、
めっちゃ大変でした。
ただボルト嵌めてるだけなんですけどね・・・・
最後に、ラジエーター下で左右を連結するパイプを取り付けます。
Y’sギアのオプションラジエーターガードとの干渉が心配でしたが、問題なしです。
固定はやはり10mmのボルト。
これで下部クラッシュバーは完了です。
上部クラッシュバー取り付け
したらば、上部のクラッシュバーをつけていきましょう。
まずは左右のクラッシュバーをステム部分でまとめるプレートを取り付けていきます。
ボルトは13mm。
フロントフォーク下からステム部分をのぞくと、このように2つのボルトがみえます。
これをゆるめて、2本のシャフトと一緒に取り外します。
ここは12mmです。
ホース類がひっかかって、上の方とかまじで緩めづらいですよ!
はずれました。
プレートを、この位置に固定していきます。
こんなかんじ。
そうしたら、上部クラッシュバーの位置をあわせてみます。
う~~ん、いい感じになってきた。
まずは先ほどのプレートから下方向に出ているボルトに固定します。ここは13mm。
ラジエーター脇にある2か所のクランプ部分をボルトで固定し、上下のクラッシュバーを連結します。
ここは13mm。
最後にエンジン脇のこの部分を、やはり両側から挟み込むようにクランプします。
ここは10mm
こんな感じ。
ちなみに、溶接痕とボルトの皿が干渉したりするので、その辺は適宜削ったりして対応しました。
ヘプコのハンドルガードのような有無を言わせぬ精度はないです。
これぞアメリカンクオリティ??
ただ、まじめっちゃ頑丈ではあると思います。
おっけーーー!!
まじ大変だった。
右サイドも同じように。
まとめると
・おりゃ!!ってやりながらボルトを締める
・なんだこれ当たるじゃねーか削ったるわ!
・え、こっち締めたらこっち締まんねーじゃんまじかよ
・は?ボルトの長さ違うの?先に言ってよ~
って感じです。
でもまぁ、なにはともあれがんばってればその内装着できるので、
がんばりましょう。
使う道具
特殊工具とかは特に必要ないわけなんですが、
左から
ラチェット
17mmコンビネーションレンチ
13mmコンビネーションレンチ
12mmコンビネーションレンチ
10mmコンビネーションレンチ 2本
6mm アーレンキー
17mm ボックスソケット
13mm ボックスソケット
10mm ボックスソケット
ロックタイト
丸ヤスリ
です。
装着像
大変でしたが、見た感じはいいですねぇー!
青はちょっと賭けでしたが、
tenereのロゴと共にイイ差し色となってます。
アウトバックのHPでみるより控えめな青で、渋いです。
Outback Motortek のロゴもいい位置にあります。
守られてる感、ハンパないです。
転倒試験
クラッシュバー
ついたら倒す
世の定め
はい、
というわけでとりあえず倒してみます。
が、
ん??
んん??
んんん~~~~???
なんと、ヘプコのハンドルガードとセンスタの踏みつけるところにより車体が浮き、
クラッシュバーが地面と干渉しないという驚愕の事実。
これじゃあなんのためにあんなに苦労してクラッシュバーつけたんだか、、、
と思う事なかれ、少しでも地面が起伏していたり、斜面だったり、
あるいはハンドルを違う角度に切ると、
やはり干渉するでしょう。
しかし、こりゃあハンドルガードなかったら そりゃあ簡単に折れるわ、
このナックルガード。
そして恐るべきヘプコのハンドルガード。
バークランプにがっつりマウントされているので、安心です。
まとめ
さて、OutbackMotortek のクラッシュバー取り付けをレポートしましたが、
いかがでしょうか?
想定外の作業と微妙なるアメリカン精度に手間取り、
かなりクタクタになりました。
が、一度装着してしまえば、あとは馴染んでいくでしょうし、
そうそう外す必要もないと思います。
なにより、装着後の堅牢感は凄まじいものがあり、非常に頼もしいです。
ここまで1歩1歩準備を進めてきて、人生半分かけるような世界バイク旅。
バイクがぶっ壊れて続行不可能 なんて事態は避けたいため、
ビッグバイクには是非やっておきたいチューンといえますね!
テネレのクラッシュバー、ツアラか、SWモテックか、アウトバックか、
悩んでいる方は参考にしてみてください。
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