【バイク カウルの割れを補修]】プラリペアとアセトンで外装の修復を。

こんにちは、世界放浪2輪旅を目指す管理人です。

先日、ヨンダボの外装をふと眺めていると・・・・

ん??

んんん???!!!
割れとるやないかい!なんで?いつ?
サイドのロアカウルを固定する内の1つのボルトが通る部分ですね・・・
全く思い当たる節がなかったのですが、まぁもう割れてるもんはしょうがない、
ということで、修繕することとしました。

プラリペアとアセトン

今回使用する補修材料は

武藤商事のプラリペア

純アセトン。
プラリペアはカウル修理系のブログなどでも多数紹介されてますね!
アセトンはアマゾンにはたぶんなくて、モノタロウで買おうとしたら、「個人での購入不可」だったので、東急ハンズで買いました。ホームセンターなどでも買えるかと思います。


プラリペアは、
←から 粉、液、スポイト、液容器、ニードル
の5点セットです。

修繕作業

では、早速作業風景をみてみましょう。

まずはスポイトを使って液を容器に移します。
ある程度満タンにしたほうが操作性が良いです。

そしたら、満タンになった液容器にニードルを取り付けておきます。

割れたカウルの方はというと、、、、

今回は非常に復位が良いので、

プラリペアで仮固定

アセトン流し込んで溶着

という作戦でいこうかと思います。
※正しい方法ではないかも!
また、部位的に目立たないので、溶着後は塗装しない前提で作業してます。
強度不足によっては重大な事故につながる可能性のある部分はプロに頼みましょう!

プラリペアで仮固定する部分は表面積を増やすため、また付きをよくするため、斜めに塗装を削っておきます。これを”ベベルを付与する”とか言ったりします(歯科用語)。

片割れの方も、同じようにベベルをやすっておいて、
合わせるとちょうどV字型の溝になるような感じにします。

プラリペアですが、液と粉を混合することで固まる材料です。
まさに、歯科診療でつかう常温重合レジンという材料まんまです笑
おそらく、歯科技工材料などで代用可能ですが、汎用性を考えてプラリペアを使います( ,,`・ω・´)ンン

プラリペアの説明書には「ニードル法」と記載されていますが、
一般的には「レジン泥」と呼ばれる未重合の玉をニードル先に取って、
それを接合部分に持っていきます。
歯科診療では筆を使いますが、
プラリペアでは上の動画のように、まずはニードル先端から1~2滴液を滴下し、粉と混和された部分をニードル先で拾うような感じでレジン泥をつくります。

そうしたら、先ほどのV字の溝部分にレジン泥を盛っていきます。
このとき、少しだけニードルから液を出しつつ操作すると、レジン泥の流動性があがり、きれいに流れ込んでいきます。出しすぎるとどろどろになってしまい固まらないので

今回は全部で4か所、仮固定の位置を設けました。
この状態で、一応10分くらい放置します。

仮固定のプラリペアが固まったら、
アセトンを何か小さな容器にとって、それを細いスポイトで採ります。

それを、割れ目の部分にすこーしだけ垂らしていきます。
毛細管現象で、割れ目に沿ってアセトンが断面に浸透していく ハズ!
見えないから分からん!
それを何回か、全周に渡ってやります。
先ほどガチガチに固まってたプラリペアがわずかに軟らかくなり、表面がネチョります。

部位的に断面部は盲目的なので、何をもって「ちゃんとくっついた」とするのか難しいところですが、
何となくくっついたかなと思ったら、やはりしばらく放置した後、
プラリペアがボコボコと盛り上がってるのをやすって面出しします。

まぁちょっと見てくれは、、、こんなんなっちゃいますが、、、

面出しした後、ダメ押しでもう一回アセトンを浸透させておきます。
そして、またしばらく放置。

完成!見た目が気になる方は、この後塗装で!

装着

できれば1日くらい放置したほうがよいのか、、、、
分からん。
プラリペア自体は5分で実用強度的なことを書いているが、
アセトンのほうはどうなんだろうか。
まぁぼくは1時間で装着してしまいましたが。

問題なく装着できました。割れた部分の復位が悪い場合は、装着した状態で仮固定した方がいいかもしれませんね。

塗装はハゲハゲになってしまいましたが、無事接合できたようです。

まとめ

それからだいたい100kmほど走りましたが、特に問題なく経過しております。
外層の目立つ部分だと、更に塗装が必要になってきますが、
同じように固定ボルト部分の割れなどでお困りの方がいたら、参考にしてみてください 👍