【Georgia episode 2】交通違反で捕まって、ただただ 毎日 Lazy Days…

こんにちは、グレートエスケープ中の管理人です。

ジョージアの首都トビリシでの日々がはじまりました。

安宿での日々

トビリシでは、一泊10ラリ=600円弱 の宿に居座っていた。

インド人にギター教えたり、

宿にゃんこをいじったり、

街にゃんこをいじったり、

たいていは毎日同じようなもんを自炊して、

たまにスパゲッティつくったり。

街のパン屋やシュワルマ屋も度々行ったりした。

スーパーマーケットは街に多く、ビールはじめ酒類も豊富。

たまたま居合わせた日本人のおっちゃんと、近場のレストランに一緒に食べに行ったりもした。
手前はジョージア名物のシュクメルリという鶏肉料理で、今まで食べたものの中で一番ガーリックが強いんじゃないかってくらい味が強い。こりゃ1人じゃ食べられないわ。

トビリシ市内はメトロが発達してるので、チケットを買って乗ってみる。

どの駅も大江戸線ばりに深く、エスカレーターで下ると、

旧ソの匂いが漂う地下空間=ホームに出る。

地下鉄網は非常にシンプルで、乗り換えやらはそんなに困らない。ただし、電車の揺れと騒音は 他の都市で乗ったどのメトロよりひどかった。

一度チケットを買ってしまえば、あとは駅に備え付けのこの機械を使っていつでもチャージできる。
チケットは3ラリデポジットで2ラリ既にチャージされた状態=5ラリで買う。行先はどこであっても、1回の乗車=1ラリ。端から端まで乗っても60円弱くらいだから、やっぱ日本の公共交通機関は割高だなぁと思う。

トビリシのメトロに慣れたところで、やっぱり宿で知り合った日本人に教えてもらった “Nozomi Bar” に行ってみた。
コーカサス旅界隈では超が付くほど有名らしいけど、管理人は全然知らなかった。

のぞみさんという日本人オーナーが経営する日本食屋兼バーで、日本でいえば青山みたいな雰囲気のエリア一画にお店はある。
管理人が訪れたときも駐在員の日本人がいた。

結局、3回くらい訪れた時にいただいたラーメン。
日本のラーメンと比べたらやっぱり何かが違うのは否めないけど、長旅組にはこの雰囲気だけでも沁みるんよね。
価格は20ラリ~25ラリくらいで、日本の相場とそんなに変わらない。

交通違反で捕まるの巻

とそんな感じでだらだらとトビリシ・ライフを送っていたある日、いつものようにクラ川沿いを調子に乗って走っていたところ ジョージア警察に止められてしまった。
まぁ日本のナンバープレートに加え、あのバイクの雰囲気ってのもあったのか、しばらく国内を運転できなくなってしまった。

まぁ何事もポジティブにというのであれば、よかったかもしれない。
ずーーーーーっと移動しつづけて、やや移動しつづけるスタイルに疲れてきたのもあるし、これを機にしばらく休憩しようと考えることにした。

日本の免許証はそのまま警察に没収されてしまい、バイクは一度警察署に収容される形となった。
Ministry of Internal Affairs of Geogia = 総務省??に赴いて、今後の手続きなどについて聞く。

高額な罰金を払えば、所定の期間よりも早めに免許証を返却してもらえるらしいが、まぁ別にいいやと思って待つことにした。

バイクが屋外保管と聞いて、それはまずい ということで、ジョージアで探したバイク屋に相談して引き取ってもらうべく、
地元の公証人をおとずれ所有権譲渡の書類をつくってもらった。
これにて、バイクだけは警察署からバイク屋の屋内保管に移動することができた。
全くもって旅とは直接関係ない作業に多大な労力を割いてしまったけど、これも今となってはいい経験となった。

そしてバイクと免許証の奪還

バイクで走れない間は、まぁ旅とは関係ないので割愛しようと思う。
イランで出会った家族を再訪したり、大学の同期と開発中のデジタル・プラットフォームの作業に専念したりしていた。

ともあれ、ペナルティの満期に先立ちまずは相棒をバイク屋から宿に引き上げる。
このクソみたいな相談に対応してくれた、General Motorcysle Geogia の Ivan. 以前はオマーンのマスカットで、ハーレーを専門に扱うショップで7年間働いていたらしい。
ついでにエンジンオイルも交換してもらった。

後日、今度は免許証の回収に、Rustavi;ルスタヴィ というトビリシの南30kmくらいのところにある警察署を訪れる。

要件を伝えてしばらく待つと、結局罰金は無しで免許証が返って来た。
期間ペナルティに加え、罰金の可能性も覚悟していたから これはありがたかった。

免許証の回収作業を手伝ってくれた、Ivanの友人 Shota.

Shota のトラックはトヨタ製で、いかしたペイントが施されてる。

古いからそろそろ新しいのに替えたいと言っていたけど、これがその候補らしい。ほとんど同じに見えるけど・・・

Shota は主にバイクや車の運搬の仕事をしている。免許回収のお礼に 帰り際一台バイクの回収作業を手伝った。

回収先にいたさびねこ。さびねこはたまを思い出すなぁ。

メトロの駅まで送ってくれたShotaに礼を言って、ようやくバイクと免許証の回収作業が終わった。

しばらく旅を中断することにはなったけど、だからこそできた事もあったし、だからこそあった出会いもあった。
因果というのは全て結果論かもしれないけど、不思議なことに変わりはない。

テネレ・アップデート

旅の中断中も、旅を継続した後の装備なんかについていろいろ考えていた。
せっかく時間があるから、交換したほうがいいもんは新しいものを取り寄せようということで、

フロントパニアを Giant Loop 製 Moto Trekk Panniers に新調。

ツアラテック製のパニアは、とてもよかったけど、度重なる転倒や数多の外的ダメージによってもうボロボロ、シーム処理はあちこち剥がれてしまい、中の防水バッグに直接浸水する可能性もある状態にまでなっていた。おつかれさまだ。とても捨てられないので、他の途中離脱荷物と一緒に、ジョージア〒から日本に送った。

Moto Trekk Panniers の装着観。正直、最初からこれにしとけばよかったと思う程、取り出し/しまい の扱いがやりやすくなったし、生地の頑丈さはさすがGiant Loop のそれで、サブポーチとの相性も抜群だ。

もうひとつはスマホのホルダー問題。
今まで、クアドロック付きのスマホケースにスマホをはめ込む形で装着していたけど、さすがに限界を迎えてケースが割れてしまった。接着剤で何度か修理したけど、無意味なようで、これも交換することにした。

新しく導入するのは、こんな感じのポーチ型スマホケース。
なぜなら、スマホの画面が直接露出すると、雨の日にナビゲーション誤作動を起こすことが度々あったから こっちの方がいいことに今更気づいた。

ケース専用のクランプは装着する余地がないので、裏面のプラスチック部分に無理矢理クアドロックの受け側を貼り付ける。
3Mの両面テープには圧倒的な信頼を置いてるので、きっと大丈夫。

これでナビ問題も解決した。

今まで外に露出させていたアラビア諸国のギフトも、タンクバッグ裏側に移設。

メタボンさん、ゆーしろー、はるかさんから贈られたステッカーも追加して ばっちりアップデート完了。

てなわけで、ようやっと旅が再開する。

おまけ

グルジア文字。
最初見た時はヒブル(ヘブライ文字)に雰囲気が似てるなぁと思った。
同じ旧ソの国だけど、中央アジアとは違ってキリル文字ではないのがおもしろいところ。

つづく

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