【Geogia episode 3】トビリシ徘徊録~1

こんにちは、グレートエスケープ中の管理人です。

バイクと免許証をジョージア警察から奪還した後は、しばらくまたトビリシの街中をテネレで散策する日々を過ごしました。
初心に戻り、他国を走らせてもらっているという謙虚さを 取り戻したような してないような気分で走ります。

Alex と銭湯

のぞみbar でたまたま知り合った、フランス人サイクリストのAlex. いまはトビリシでフランス語レッスンをオンラインでやってるらしい。
タジキスタンとキルギスで、2回会ったフランス人サイクリスト セバスチャンの知り合いだった。広いようで狭い、そして狭いようで広い界隈だな。

Alex から、「もう温泉には行ったのかい?」と聞かれて初めてトビリシには有名な温泉街があることを知る。
ジョージアに着く頃、やや旅の疲れで事前リサーチを全然していなかった。
ってなわけでAlexと一緒にやってきた公衆浴場。
付近にはいくつか浴場があるけど、中にはprivate room の高額なところもあるので Alexおススメの “Sulpher Bathhouse No.5” というところに行ってみる。

トビリシの公衆浴場は大抵地下構造になっていて、階段をおりてロッカーに荷物をいれ施錠してもらったのち浴場に入る。
入浴料は10ラリ=580円くらい。タオルとか石鹸は一切ついてないので、別途で持っていく。

御覧の通り日本の銭湯と同じく皆素っ裸で入浴する。中には水着を履いてる人もいた。パーテーションで分かれたシャワールームには頭上にお湯と水の量を調整するノブがあって、水圧はかなり凄まじい。

奥に浴槽。かなり熱かったなぁ、おそらく46℃はあった。

そしてマッサージ台。

もしも個室で入浴を楽しみたいのであれば、すぐ隣にある Royal Bath とかがいいかもしれない。
最初間違えて入ったら、100ラリと言われた。まじで10倍だ。
管理人はもともと風呂に対して興味がないので、到底払う気にはなれないけど ジョージアの温泉をひとりでゆっくり楽しみたい人にとってはいいかもしれない。よりローカルを味わいたいのであれば、安いし、こっちのがいいかな。

風呂あがりには、Alex とコーヒーを飲んでお互いの旅の話をする。
午後の生徒から連絡がないということで、そのまま一緒に飯を食いに行くことにした。
これがコーカサス名物のひとつ、ヒンカリだ。

でかい小籠包みたいな見た目で、中身を色々選ぶことができる。牛肉やチーズ、ポテトやマッシュルームなど 店によって中身は色々だけど、特にチーズがおいしかった。Alex のおすすめはマッシュルームだけど、この店にはなかった。

Chronicle of Geogia と Tbilisi sea

トビリシの市内中心よりもやや北側にやってきた。ここには Chronicle of Geogia とよばれる巨大なモニュメントがある。

まだソ連時代の1985年、Zurab Tsereteli という彫刻家によってつくられたという。まだ完成していないらしい。
モニュメントにつづく階段の脇には左側に崩れたような形の柱と、右側に直立する柱があって、対義的な関係を表わしている。

モニュメント自体は、近くまでいくと一入にその巨大さを実感できる。柱は全部で16本あって、どれも約30mの高さがある。

柱の1本1本には、ジョージアの歴史を象ったものや、新約聖書のシーンなどが彫刻されている。

柱上部にはジョージアの国王や女王が象られていて、モニュメント内部に入って上を見上げると、もうスピード出し過ぎるなよ、と言われているような気がした。

モニュメントは Keeni の丘の上に建っているので、ここからは周りを一望することができる。西側には旧ソ感漂うトビリシの北側郊外の街が。

そしてモニュメント奥には、受胎告知教会が佇んでいて、

その後ろには灌漑用人工湖としてつくられた Tbilisi Sea が眼下に広がる。

クロニクルの犬猫たち。

ジョージアのライダー Alex とも、偶然ここで知り合った。

眼下に見下ろした トビリシ海までやってきた。

湖畔は地元の人たちの憩いの場のようで、BBQを楽しむ若者や、犬を散歩するマダム、家族ずれで賑わっていた。

まだ4月、水温も気温もかなり低めだけど、既に泳いでるツワモノも。管理人も26歳だったら入ってたかな 知らんけど。

トビリシは、そんなに大きな街じゃない。
こんな感じの民家の中を走るのもおもしろいし、

中心部を走れば、それはそれでおもしろい。

坂が多いから、上へ上へ走れば、トビリシの夜景はあちこちから眺めることもできる。

おまけ

Mac in トビリシ。

つづく

管理人の旅を支える道具たちはこちら↓↓↓