【Kyrgyz Republic episode 10】魅惑の湖 Issyk Kul; イシク・クルへ

こんにちは、グレートエスケープ中の管理人です。

Song-Kul で朝を迎え、本格的に北東部へと進んでいきます。

ここまでのルート

Song Kul 北側の道

朝。

自然に目が覚めて、馬のパッパカパッパカという蹄音で撤収のやる気がでる。

馬と共に生きる。

ラムサール条約の湿地にも指定されている周辺には、水鳥もたくさん集まる。

再び、轍とGPSが頼りの湖北側の道を進んでいく。

途中、道脇に突然現れた遺構。Kumbez というこの石積みの建物は、1847年にこの地を攻撃したカザフ勢力と勇敢に戦った英雄 Olzhobolot Uulu Andash の墓のようだ。

パミール高原の茶色の世界とはまた違う、延々と視野を遮らない緑の世界。

中央アジアを終えたら、もうこんな景色のなかを走ることはないんだろうなぁ と思ってしまう。

Issyk Kul へ

Song Kul 周遊道路の南北合流点にようやく辿り着いて、来た道を戻る。

断崖の山肌を遠くの先まで這っていくダートを下っていく。

黄色い花はなんだろう、まるで菜の花みたいだったけど 季節的に違うよな。

途中、小さな村の商店で水買って休憩していたら、通りがかったおばちゃんが「チャイ! チャイ!」といって手招きしているので、図々しくお宅にお邪魔させてもらう。

そしたら、チャイだけじゃなくて、いろいろご馳走になった上に猫チャージまでできて最高だった。おばちゃんありがとう。

子猫に癒されて気分よく再出発、Issyk Kul 南側のメインの道路に出て、Chu 川が見えて来る。

白鹿像の前にて、

ビシュケクでの修復も空しく、ついにイラク・サマワの街で付けてもらったフロントフェンダーが天寿を全うした。付けてもらったのが今年の2月はじめだったから、半年以上はもったのか、、、応急でつけたにしてはよく持ってくれた。しばらくはフロントフェンダー無しで走るしかない、ファッ〇。

中東を思い起こすような道を通って、

ようやく Issyk Kul の南側にでた。イシク・クルの標高は約1,600mで、高山湖に分類される。しかも、この広い広い世界にも20か所ほどしか存在しないという古代湖のひとつなのだ。ちなみに我らが琵琶湖も古代湖らしい。わずかに塩分濃度があって、淡水ではない。
流入河川が沢山あるのに反して、流出河川が認められないにも関わらず水量が保たれているという謎に加え、湖底には数多くの遺跡が発見されていて、これらの詳細も未だ謎に包まれている。なんともミステリアスな湖だ。

湖畔まで行ける場所を探してテントを張る。

砂浜に裸足はいつも気持ちい。ギターを弄って日が暮れるのを待つ。

つづく

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