【Islamic Republic of Iran episode 33】Kerman でもまた、厚い親切に支えられて

こんにちは、グレートエスケープ中の管理人です。

Amin たちとの素敵な出会いがあったバンダルアッバースを去り、イラン東部の州ケルマーン州の州都 Kerman; ケルマーンを目指します。

ここまでのルート

Kerman への道、チェンガードついに破損

バンダルアッバースからは北上する道を進む。まだレンズに水滴がついたままだった。

不毛な砂利山と低木がひたすらつづく。

ケルマーンの都市はイラン東部に広がるルート砂漠の南の縁にあたる場所にある。

標高は約1,700m と高く、気候は思ったよりも涼しいけど、景色はずっとこんな感じで 変わり映えのない茫漠な岩山から乾燥した風が吹く。

途中、なんかカラカラ音がするなぁ・・・と思っていたら、チェンガードの後ろのマウントボルトんところで完全に折れちゃってた。

ダクトテープで応急処置したけど、、、さていつまでもつのやら。

途中から北東へ伸びる道へ乗り換えていく。

ちょっとした峠を越えつつ、

ルート砂漠南の道路に抜けていく。

やがてケルマーンの街に着いた。

Ahmad Sarah と再会

ケルマーンでは、バンダルアッバースで会ったAhmad を訪ねることにした。「ケルマーンに来るなら連絡しろよ」と言われていたので、お言葉に甘えて この日は彼の家に泊めさせてもらうことになった。ネットは相変わらず不調だったけど、幸いSMSでやりとりができたので会うことができた。Ahmad は長距離トラックのドライバーで、見た目どおりの優男である。

無事Ahmad 家に搬入されたテネレ。

夜、Ahmad と Sarah に加え、Ahmad のお姉さんの家族も加わり一緒に夕飯へでかけた。

トマトベースのシチュー的なこの料理は ケルマーンの家庭料理 Abghosht; アブゴーシュト(と聞こえた) といって、たぶんイランに来て食べたメイン料理の中で一番おいしかったかもしれない。

ケルマーン、夜のオールドバザール。

既に時間も遅く、多くの店が既に閉まっていたけど、やや銅製品の店が多く、どっちかというと地元の商店街色が強いバザールという印象だった。

Ganjali Khan Mosque.
奥にバギール様の塔が見えるのが特徴的だ。

怪しく光る、ペルシャ語のネオン。

Fath Abad Garden

更にAhmad が連れてきてくれたのは、Fath Abad Garden.

ケルマーンの南東部、Mahan;マハーンにはペルシャ庭園があることを調べていたけど、この庭園に関しては全く知らなかった。

カジャール朝期、ケルマーンの治者 Fazlali Khan Biglarbeigi によって1876年につくられた庭園で、特に夜はライトアップされた離宮が宮殿前の水面に反射して美しい。図らずも見ごたえのある場所を教えてもらえてよかった。

Ahmad 家にて1泊

Tenere と、Ahmad , Sarah 夫妻。

こんなにデカい部屋をひとつ丸々貸してもらってしまった。本日はここにて就寝。

つづく

管理人の旅を支える道具たちはこちら↓↓↓