【Islamic Republic of Iran episode 32】バンダルの地でみつける ほんの小さなFriendship

こんにちは、グレートエスケープ中の管理人です。

バンダルアッバースで知り合った Amin. 彼らともう少し一緒に過ごした後、Kerman; ケルマーンへ向かいます。

ホルムズ行は諦め、バンダルの大平原で天然温泉

朝、ホルムズへのターミナルに確認すると やはり強風で就航不可とのこと。今回はホルムズ島への上陸は諦め、バンダル内でAminの提案に乗って楽しもうと決めた。

前日はバンダルアッバース市内に泊り、この日午前中に再びAmin と合流。

またバイクをKosar のお母さんの家に停めさせてもらった。Kosar の妹と弟 on Tenere.

今日はみんなでこの家に泊めさせてもらえることになった。確かAiyuubのおばあちゃん家だったかな?もはや家族構成が複雑すぎて把握しきれんかった。

Amin の運転で、郊外の大自然の中に向かう。

Aiyuub 、Amin と。

どこでも踊るAiyuub♪

日が落ちた後の風景は、なんともいえない、まるで違う惑星にいるかのような場所だった。

そしてなんとここには地下から湧き出す天然の温泉がある!地元民にすらあまり知られていないという、道路から下りた斜面の途中に、最高の湯加減の天然温泉が確かにあった! お湯に浸かるなんて実に8か月以上ぶりだ。風呂嫌いの管理人もさすがにこの時は湯舟に浸かるっていいなぁ~ と思ったもんだ。

風呂上りは、巨石の下で火を起こして、特大ソーセージBBQとな。

これがまたうまかった。旅の目的なんか特になにも無いことを、Amin に伝えるのに苦労したな。中東では、往々にして単独で長期の旅行を行う事自体がかなり稀有で奇特な行動と見受けられることがおおい。Amin のようないわゆる “Highly educated” な人にでさえ、「目的がない」となると理解に苦しむようだった。そういう意味では、日本人とか欧米人には「特に理由もなくただ旅する」という一見謎い行動が、割と一定の人種に起こり得る現象だと認知されやすい。

露光し過ぎだけど、思いで深い1枚になった。

Hamid はフィアンセが家で待ってるので、シングルのヤロー3人でザコ寝。もはや修学旅行の合宿のノリだった。
長く国境を跨いで移動していると 人の親切を穿った目で見る癖がついてしまう。どうせ後から金を請求してくるだろ、とか 少しメンドくなったら知らん顔だろ とか。言葉が通じない上に「空気を読む」文化さえ絶望的に違う可能性がある上は、言葉にのってこない機微を感得することはできず、そうやって自分を守るしかないから仕方がない。だからこそ、ほんのシンプルな Friendship を築けたなと思えた関係は、別れた後も大事にしなければならないなぁと、最近強く思う。

おまけ

バンダルアッバース郊外のスーパー雑景。

つづく

管理人の旅を支える道具たちはこちら↓↓↓