【Republic of Iraq episode14】暗くなるイラクの片田舎で また人に助けられて

こんにちは、グレートエスケープ中の管理人です。

ナシーリヤでアニメフェスに寄らせてもらった後、イランとの国境に近接する南部の街 Basrah;バスラを目指します。

思ったよりも早く日が暮れる

ナシーリヤ出発時。 途中までFaqar が送ってくれた。本当に世話になりました!最近世話になりましたばっかりだ。
思えば、もしも偶然ヨルダンーイラク国境でハンガリー人のZsolt Erika 夫妻に会わなかったら、ラマディのAbdullah に会うことも無かったし、彼に会わなければこうやって サマワやナシーリヤの街で彼らと会い、彼らの家に泊めてもらうこともなかった。
そう思うと、旅の出会いは偶然とは思えない奇妙な感覚に襲われる。

ナシーリヤを出発するのが少し遅かったのと、やはりチェックポイントでの時間のロスも相まって 思ったよりも早く日が暮れてきてしまった。
街灯もなく、野犬の飛び出しも多い、路面状況も未知な道路を完全に暗くなってからバスラの街まで行くか、悩む。

そして、道中にあるイラク南部の広大な湿地帯を明るい時間帯に訪れてみたいというのもあった。

1.このまま暗い中走ってバスラまで行く
2.Faqarに連絡をとってナシーリヤに引き返す
3.適当にそこらで野営して、翌日湿地帯を訪れつつバスラに向かう

などの選択肢が頭の中を駆け巡る。
こういう状況になっても、心の中にはほとんど焦りと不安がよぎってこないのは、だいぶ慣れてきた証拠だけど そういう時分にこそ「ここはイラクだぞ」と言い聞かせて初心に戻る。
初心に戻った上で、 3 の選択肢に決定した管理人がテントを設営できそうな場所を探そうと走りだそうとしていたところに、

トラックに乗った男たちがやってきて、何か助けが必要か?と聞いてきた。
テントを張れる場所はないか? と聞くと、
家に来い!
と言ってくれた。いよいよ居候の神でも憑いたかと思ったが、彼らの親切に寄りかからせてもらう。

すぐ近くにあった彼らの家に通してもらい、テネレも家の敷地内に停めさせてくれた。
家族全員出てきて何事か という雰囲気だったけど、日本からバイクで旅行者が来た と分かると皆笑顔で挨拶してくれた。

イラク南部では非常に貧しい暮らしをしている人が多い。きっと自分たちの食べるものも十分に余っているわけではないだろうに、余計に彼らのヒューマニティが沁みた。
まぁ彼らからすれば、バイクに乗ってやってきた日本人というのは、さながらフラットな日常に突如現れたエンターテインメントという側面もあるに違いはない。

夕飯を食べた後、街を案内してくれるというので付いていってみる。

町の片隅で焚火を囲む。

イラクの道路事情は、もう日本だったら即刻ツイッターで晒されて炎上するようなのがデフォルトだ。相互監視と過剰な正義感で溢れた管理環境と、秩序なき磊磊とした阿吽でなんとなく成り立つ環境と、どっちがいいのかは結局それを構成する「人による」し「程度による」よな とか考えていた。

ってなわけで図らずも、安全な宿を確保したのであった。

おまけ

Al Fuhud の街のスイーツ屋さんにて。店主の服装がキマッててすごく違和感があった。

つづく

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