こんにちは、世界放浪2輪旅を目指す管理人です。
現在、3年半に及んだ世界ツーリングの準備も大詰めを迎え、最後の難関 バイクの輸送に向けて悪戦苦闘の毎日を送っています。
コロナの余波に加え、某国の紛争の影響は予想をはるかに上回り、この島国から自分の車両を国外へ持ち出すことをより困難なものとしています。
フェリーでウラジオストクへ渡れた頃に比して、もはや「誰でもやろうと思えば」という時代ではなくなってしまったと言わざるを得ません。
SCS白山へ テネレを預ける
さて、輸送に関する事は また別記事でじっくり触れるとして、
これからコンテナに詰め込まれ海を渡るテネレの最終点検をディーラーにお願いしてきました。
散々自分で作業をしてきましたが、やっぱり最後は「プロの目」を通しておきたいですね。
歯科でも、ごく稀に自分で仮歯をつくってアロンアルファでくっつけてきてしまう困った患者さんがいますが、バイク屋からしたら管理人もそんなような部類なのかもしれません。
そこまでではないにせよ、所詮は素人の作業。
電話でいよいよ出発の旨を伝え、時間的に可能な範囲内で最終点検をお願いします。
点検項目
1年点検から3,000kmしか走っていないため、基本的に大きな問題はなかったわけですが、
「ウォーターポンプ下部にクーラントが滲んで結晶化したような跡」
が確認されたとのこと。
通常であれば看過してよさそうとの事でしたが、メーカー保証の適用でウォーターポンプ周辺のO-ring 交換ができるとのことだったため、今回はそちらの作業とそれに伴うクーラントの交換もしていただきました。
水冷エンジンにとってウォーターポンプはまさに心臓のような存在。
今後も同様の作業が必要になった際、海外のディーラーでもスムーズに作業に入れるよう、当該O-ring は予備パーツに加えることにしました。
他、
・オイル交換
・オイルフィルター交換
・各簡易点検
・配線類の固定処理
・各部増し締め
・各消耗部品点検
・診断器接続→エラー履歴消去
なども行っていただきました。
しばらくバッテリーを外していたせいで狂った時計を放置していたのも、修正していただいて・・・・
まとめ
元々は、~タイヤや前後ブレーキパッド、チェンやスプロケットなども全て新品にしてしまって出発~
なーんて考えていたのですが、
昨今の情勢により輸送先が大幅に変更になったことで輸送にかかる時間やその他もろもろの労力が急遽大変更となり、
しかも入荷にも大変な時間を要するであろう部品の交換を待つのは港への持ち込みタイミングを逸する可能性がありリスキーなので、
時間的に可能な範囲内で 最終チェックをお願いすることとなりました。
現在総走行距離17,000km。
隠岐ツーリング以降は消耗を避けあまり乗っていませんが、今回ウォーターポンプのわずかな異変を事前修正できたのは良かったです。
ビッグバイクでフル積載の場合、リアタイヤの消耗は非常に早いため 海外ではブレーキパッドよりもリアタイヤが先に寿命を迎えるかもしれませんが、
もはやその時は現地でなんとかするしかないでしょう。
その時のルートにより、早めにYAMAHAディーラーを見つける必要があるかもしれません。
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