こんにちは、世界放浪2輪旅を目指す管理人です。
雨が断続的に降るものの、バイクには概して気持ちのいい時期になってきました。
これから師走にかけて、さらに気温はさがり 寒くてきつい時期に投入します。
常に風雨の影響を受けるバイクは、他のどのようなコンディションと比べても体感温度が低くなりがちです。
特に手はひどくかじかみますね。
【West Ride All Weather Standard Glove】で紹介した冬用のグローブは相変わらず秀逸で、ここ最近気温が下がってからはずっとつけています。
また、テネレには純正のグリップヒーターを搭載しているため、ヨンダボの時と比べるとかなり手のかじかみ問題は改善しているといえますが、もっともっと気温が下がると、これでもまだ十分とはいえません。
Rough&Road Hotハンドウォーマー
なにをもって十分とするかはなんともいえませんが、更に強力な防寒・防風性を獲得するに最適なのがハンドルカバーです。
上が、ラフ&ロードより販売されている HOT ハンドウォーマー。
非常に汎用性が高く、どんな車種にも取り付けができると思います。
※ただし、車種によっては操作性が悪くなったり、装着できないケースもあるようなので、よく確認してください。
テネレへの取り付け
テネレはHepco&Beckerのハンドルガードも付いているため、装着できるか不安でしたが、、、
ハンドルガードバーの上からまるまる包みこむように、装着できました。
このハンドルカバーは付け根部分がこのような4重のフラップ構造になっています。
まずはフラップAとフラップBで根本を包みます。
左側はグリップヒーターのスイッチがでてるので、ミラーステーと一緒にこいつも避けるかんじです。
欧州YAMAHA純正のにしてたら、スイッチ一体式だからハンカバ付けたまま操作できませんでしたね。
次に、フラップCとフラップDのマジックテープでしっかりとセットします。
手前側のマジックテープは2か所で調整できるので、ほどよいほうでとめて、
右側も同じようにセットしたら完了です。
見た目は、、、、
まぁ、、、
どうしてもダサくなります。
実力は?
まだ冬本番になってから使っていませんが、防風性・防水性ともにあるとないとでは段違いなのは断言できます。
表地自体が600Dと非常に厚手で、裏地には防水用のフィルムもあてがわれているため、直接手に当たる寒風は大幅にシャットアウトされます。
手を入れる部分もこのような構造になっているので、雨風が極力はいってこないように工夫されています。
実際に今年の梅雨の時期ずっとつけっぱで使用していましたが、
メーカーは「簡易防水仕様」というものの、防水性はけっこう高いです。
ある程度の雨であれば、グローブに水が浸みるどころか全く濡れませんでした。
ただし、当然完全防水とかではないので、大雨の中ずっと放置していたら内部に雨が侵入してはきます。
➡でも、排水用の穴もしっかり開いています。
個人的には、防水手袋と併用すれば手先が直接濡れてしまうことをほぼ防ぐことができるのではないかと思います。
※バイク用のどんな防水グローブをつかっても、大雨の中高速で数時間走れば、どれもこれも結局浸水します。
雨の中で充電も?
5VのtypeA端子は防水仕様ではありますが、基本的に雨の中の充電はあまりよくありません。
バイクの場合は前後左右いかなる方向からも水圧がかかる可能性があるため、端子内への浸水が絶対に防げるものではないからです。
➡【デジタルデバイスたち バイクでどこまで充電できるか?】
でも、スマホの充電がない!でも道が分からない!でも雨ふってきちゃった!
なんてこともあるので
ちょうど左側のグリヒスイッチの根本部分に端子があるので、
充電ケーブルがささった状態でフラップを巻いてやると、
このように一番弱い接続部分を覆うことができます。
とはいえ、この部分にも長時間水が当たり続ければ、やはり浸水してショートしかねないので、
推奨はできませんが、やむを得ない場合はいいかもしれません。
蛇足ですが、右側のハンカバには簡易的なポケットがついているので、ちょっとしたものを入れておくのに便利です。
高速のチケットとか、小銭入れとか・・・
まとめ
ラフアンドロード、HOT ハンドウォーマー 良い点とそうでない点をまとめると以下のようになります。
・汎用性が非常に高く、今回のようなハンドルガードやナックルガードがついた車両にも簡単にとりつけができる。
・防風性や防水性は思ったより高く、防水グローブやグリップヒーターと併用すれば極寒時でも手先に余裕をもてそう。
イマイチ😨
・非常にかさばるので、これを世界ツーリングに持っていくかはかなり悩みどころ。極寒以外では完全なるお荷物になってしまう。
・操作性がかなりさがる。咄嗟にハンドルを握らなくてはいけないシチュエーションなどではやや危険かもしれません。
やはりこれを真夏にも付けて走る気にはならないですし、なによりハンドルの瞬間的な掌握性が非常に悪くなります。
とはいえ、世界ツーリング経験者で、とくに寒冷地域を走った方は、途中でハンドルカバーを作ったり、今回紹介したハンドルカバーを推奨している方もいるため、結局は他の荷物との兼ね合いになりそうです。