【野外洗濯】ぼく流 その場で物干し のこしらえかた

こんにちは、世界放浪2輪旅を目指す管理人です。

長距離ツーリングをフルキャンプでこなしていく場合、問題になってくるのが「洗濯」。野外での洗濯に関しては追って別記事で紹介するとして、今回は野営地で即席の「物干し」をつくる際に管理人が使っている道具を紹介しようと思います。

使用する道具

ぼく流即席野外もの干しを設営するの使っている道具は、

・自在カラビナ+パラコード × 2つ
・ハンギングチェーン + カラビナ
・予備の張り網

です。

自在カラビナは
Nite Ize Figure 9 carabiner
一方がカラビナに、もう一方が自在の役割をし、荷物を縛る・固定する・2つのものの間にテンションを張る など様々な応用のし方ができる面白いギアです。SサイズとLサイズがありますが、Lサイズを使っています。


フィギュア9につけているロープのようなものは
Tough Grid 750LB Mil-Spec paracord

通常のパラコードよりも多くのナイロン糸をより合わせて作られているとのこと。正直洗濯もの干すのにはオーバースペックかもしれませんが、急にバイクに荷物をくくる時などにも使いまわせます。

Coleman の ハンギングチェーン
据え置きのリングがあるため、カラビナなどを使っていろいろなモノを吊り下げることができます。ハンギングチェーンの両端に適当な大きさのカラビナをつけておきます。

あとはテント設営用の張り網の予備を数本用意すれば準備OK

設営

今回は上の写真にある2本の幹に物干しを張っていこうと思います。

フィギュア9にパラコードの片端を結んでおきますが、ここはもやい結びなどのしっかりした方法で固定しておくことをおすすめします。

そうしたら、パラコードを幹の一方に回して、

フィギュア9の片方の爪でしっかりテンションをかけます。

そのままもう片方のギザギザがあるほうの爪にパラコードを固定。

もう一方の幹にも同じようにフィギュア9+パラコードを巻き付けて固定します。これで2点の支点が完成です。フィギュア9に結ぶパラコードの長さを長めにしておけば、かなり太いものにも巻き付けることが可能です。

そしたら、ハンギングチェーンの片端につけたカラビナをフィギュア9のカラビナ部分に通します。

ハンギングチェーンはそんなに長くはないので、これではもう一方の幹に届きません。

そこで、一方の幹のフィギュア9には張り網を固定します。後で洗濯物を干したりするのであれば、ここにはけっこうな荷重がかかるので、やはりもやい結びなどで固定するのがいいでしょう。ここの結びを適当にして、この部分がほどけると、せっかく洗濯したものが地面にドサァーー なんて悲しいことに😢

そしたら張り網を持ってきて、

先ほどのハンギングチェーンの片端のカラビナに通します。

これで一応2つの幹を結ぶことができました。しかし、ダルダルなので、

張り網の自在をピンっと張っていき、

これで完成。写真手前側にはハンギングチェーンの輪っかがあるので、ここはカラビナでマグカップやコッヘルを干したり、携帯ハンガーで洗った衣類を干すことができます。
また、写真奥は張り網になっているので、濡れたテントなどを干しておいてもいいでしょう。張り網を更に追加していけば、もっと長い距離に物干しを渡すこともできるので、応用性も高いです。

まとめ

今回紹介した方法ですが、

✔フィギュア9に結ぶパラコードの長さでどんな太さの木にも対応できる
✔張り網を追加することでかなり長い2点を結ぶことができる
✔片側の支点をバイクにすれば「バイク―――木」などに応用もできる

といった感じで、かなり様々なシチュエーションに適用できる方法なのではないかと自負しています。

張り網1本でもインナーテントを干すのに十分な幅ですし、

さっとレインウェアやライディングジャケットを干すのもいいでしょう。

ハンギングチェーンのリングにカラビナをつかえば、様々な小物を干すこともできます。
いずれ、洗濯バッグのレビューと一緒に、実際に野外で洗濯をして乾かすまでの流れも記事にしたいと思います。