こんにちは、世界放浪2輪旅を目指す管理人です。
以前、焚火でご飯を炊く方法を紹介しましたが、今回は斧がなんだの薪がどーだの言わす、シンプルにご飯の炊き方を紹介しようと思います。汎用性を考慮して、シングルバーナーを使っています。
→【焚火でご飯を炊いてみよう】
準備
まずは適当なクッカーにお米を入れます。今回は1人分だけ入れています。ご飯一杯普通盛りでだいたい100mlくらいという感覚でいいと思います。
無洗米でなければ、まずは適宜米を研ぎましょう。米を研ぐと、研ぎ汁にうまみが逃げてしまう、と何かの記事に書かれていましたが、どうなんでしょう。
飯盒炊飯で絶対にケチってはいけないのが、米を火にかける前に水に浸けておく準備です。これをケチってすぐ火にかけると、後の行程がいくらうまくいってもおいしくは炊けません。なんか芯が残った感じの食感にもなってしまいます。
だいたい30分でいいと思いますが、冬場であれば50分くらい浸けてもやりすぎではないでしょう。
この時、個人的に水を沢山いれたほうが水圧がかかって浸透するかなと思って、沢山水を入れています。意味があるかは?
浸漬が終わったら、水を減らして適性な水量にします。炊飯器で炊く時より若干水多めがいい気がします。米の上面から小指の爪分くらい上に水面をもってくるかんじです。
火にかける
そうしたら、火にかけていきます。
最初はクッカーの底全体に火がかかるくらいにしています。
しばらくすると、中の水が蒸発し、湯気がでてきます。
そして蓋がカタカタカタカタッ・・・・・・
米の量が100ml程度であれば、吹き出しまで3分ほどです。
蓋がパカパカしてくるくらいまで吹き出しそうになったら、蓋に重しを乗せます。動画では、パイプレンチを使っていますが、普通は石でいいでしょう。
この吹き出すくらいのタイミングで少しだけ火を強めます。
ただ、ここで強火にする時間が長いと焦げるので、1人分程度の米の量であればほんの20秒程度。あとは米の量に応じて時間を延ばす感じです。
今回は1人分なので強火にして、すぐに今度は弱火にしていきます。
弱火にしてしばらくすると、吹きこぼれと湯気の量がだんだん落ち着いていきます。そしてここからは匂いと音を注意深く観察します。
・チリッ チリッ というわずかな音
が炊きあがりのサインです。今回のように米の量が少ない場合は、弱火にしてからこのサインが出るまでほんの5分弱といったところです。
火から下ろし、蒸らす
炊きあがりのサインを確認したら火から下ろします。
クッカーを火にかけてから、おろすまで、米の量が100ml程度であればちょうど9分前後といったところでしょう。ここで中を確認したいところですが、じっと我慢してそのまま放置します。冷たい地面の上だと熱がもっていかれてしまうので、できれば布巾などの上に置いておくとよいかもしれません。
放置時間(蒸らし時間)はだいたい10分くらい。あんまり置いといても冷めちゃうので、開けます。。。
オープン!
寄ります。食レポ的な感じで。
もっと寄ります。マクロで。
うまく炊けると、焦げも一切なしで炊けます。高価な炊飯器などなくても、おいしいご飯はいつでもどこでも炊けるということですね。米があれば。
まとめ
ポイントをまとめると
・水はほんの少し多め
・「吹きこぼれの後は弱火」だけ注意すればあとの火加減はさほど重要でない
・火から下ろすタイミングはとにかくにおいと音で、1合以下であれば10分前後
・我慢して蒸らす
とこんなところでしょうか。
焚火に比べれば火加減も調整しやすいですし、シングルバーナーさえあれば誰でもチャレンジしやすいと思います。
ソロキャンやキャンツーでも、ラーメンばかりではなく、ちょいと米をジップロックかなんかにいれて、どうでしょう?