【Hashemite Kingdom of Jordan episode 1】ヨルダンに入国

こんにちは、グレートエスケープ中の管理人です。

アラビア半島の西海岸を北上し、ヨルダンを目指します。

これまでのルート

ヨルダンを目指して北上

紅海を左手に眺めながら走る。

カタリーナの残骸から少しだけダートがつづく。

すぐに舗装路に復帰する。

その都度空気圧を調整するのがめんどい。

左手に紅海、右手に岩石様の断崖や山稜がつづく。

時たま目を疑うような水色をした小さな入り江がある。

ヒジャーズの山々が西麓で終わる姿は様々だ。

小人の靴 みたいな形をした巨大な岩。

メインの55号線から離れた、完全に海岸線を走る細い道路。

この道路のままで国境を越えられるのかだんだん不安になってくる。

だけどメインの幹線道路よりも交通量が少なくて(てかほとんどない)、景色もいいのでとりあえず進んでみる。

景色がめまぐるしく変わるような 狭い舗装路が個人的には一番好きだと思う。
走りやすいしけど、ガードレールとかは一切なくて、色々いいとこどりな道だった。

このまま100kmちょい行けば国境だな、なんて思っていた矢先、検問チックなものがみえてくる。

どうやらこれ以上先は進めない。
The Line の建設によるものみたいだ。

みなさん、サウジアラビアの一大プロジェクト The Line をご存知だろうか？

時間があれば、是非上のリンクから公式サイトを見てみて欲しい。
デュバの北、ちょうどカタリーナが打ち捨てられていた辺りのアカバ湾入り口海岸線から、東西にわたりおよそ170kmにもおよぶ壁状の未来都市建設プロジェクトのことで、夢物語ではなく、すでに基礎工事がはじまっているのだ。
いつか完成したら、是非訪れてみたい。

検問からの迂回路もなく、仕方ないので30kmほど戻った場所からメインの55号線に抜けるしかない。
途中でまた通行不可になるのではと心配だったけど、

なんとか55号線に復帰できた。

ヨルダンとの国境直前の街 Haql にて。

サウジアラビア→ヨルダン 越境

日が沈む前には国境に到着できた。

先にアラビア半島旅で同じ国境を越えたけん氏さんの情報では、カルネの要求があったとのことだったけど、その通りカルネの要求があった。

ヨルダンのビザに関しては、https://www.onlinevisa.com/visa-policy/jordan/

にて参照ができる。日本人の場合は事前のビザ取得が推奨されていて、ヨルダンのビザにも色々と種類があるけれど、ペトラなどの史跡を訪問するのであれば、それらの入場料を兼ねてくれる “Jordan Pass” を取得しておくのがおすすめだ。

これが管理人の取得した実際のヨルダン・パスで、黒く塗ってるところは2次元コードになっているので、その後施設の入場の際などに読み取られるようになっている。実際には、イミグレでヨルダンパスの読み取りはなかった・・・・。

今回の越境で特徴的だったのは、イミグレの前に強制保険への加入が優先された点。

この掘っ立て小屋みたいなところが保険屋で、まずはここで保険に加入する。
1か月で27 JOD(ヨルダン・ディナール)= 約5,000円
なんと現金しか使えないというびっくりサプライズで、サウジの現金を少し多めに持っておいたからよかった。
隣のMoney Exchange にて サウジリアル→ヨルダンディナールに両替して支払った。

その後、通関に戻ると、カルネの通関側控えと許可証、そして通関手数料(たぶん) 20 JOD =約3,700円 の領収を渡される。
通関手数料をとられたのは今回が初かな。

その後、ようやくイミグレに行ってパスポートにスタンプをもらえた。

Aqaba へ

こうやって後からまとめるとスムーズだけど、当日はあっちいってこっちいって、え？先にこっち？
え？　さっきあっち行けっていったじゃん？
といった具合で、完全に手続きを終える頃には真っ暗になってしまっていた。

国境からアカバへ向かう道の脇には、ジュベイルで見たような工場地帯がつづいていた。
写真を撮りたかったけど、どこで監視されているか分からんし　この時間にめんどい事になるのは御免なので、コンデジでコッソリ撮ることしかできず。

無事アカバの街に到着した。

Route

約520km.
道の閉鎖などで遠回りになってしまった。

おまけ

ヨルダンの紙幣。
現在 1 JOD = 約 186.7円。

コンセントはアラビアの湾岸諸国と変わらずBF型と、B型、C型も混在している。

つづく

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