こんにちは、グレートエスケープ中の管理人です。
ヨルダンには南部の港湾都市アカバから入国。
しばらくアカバに滞在していました。
アカバの風景～昼
アカバはほとんど内陸国といっていいヨルダンの唯一の港湾都市。
紅海をリゾートとした観光業が盛んで、欧米人観光客も多い。
そんなアカバの街をテキトーに徘徊して撮ったテキトーな写真をただテキトーに並べるだけの、超適当な記事です。
海沿いのコルニッシュにつづく大通りは、中央分離帯の部分に Aqaba Park が細長く広がっている。
シャイ(紅茶)を出すカフェなんかもあって、みんなくつろいでる。
海沿いの商店。
Roudabout の内部に設けられた広場や、街中のモスク。
レストランが密集するエリア。
店員もみんな明るく話しかけて来る。
パブリックアート？
沢山の絵が飾られていた。
❤AQABA のモニュメント。
少し海沿いに走ると、
山積みのコンテナが港湾都市らしい。
ビーチ
ビーチに出ると、沢山の人々が思い思いに過ごしている。
ただぼーっとしてる人や、友達や家族と散歩している人。
観光客を乗せる小さな船は、それぞれ特徴的なペイントが施されている。
対岸はシナイ半島の付け根なので、向かって右側(北）はイスラエル、そして左側（南）はエジプトだ。
この小さな湾に複雑な国が３つも面あわせているのに、それにしては平和な風景じゃあありませんか？
アカバ湾に沈む夕日。
アカバの風景～夜
ただの電気屋や文房具屋も、管理人にとっては新鮮。
よくある露出系ATM.
なんてことはない夜の商店。
鳥を売ってる店が多い。
水たばこ専門店。
アカバは世界中からダイバーが訪れるダイブスポットのようで、ダイビングショップも沢山ある。
おみやげ屋や HONDA NC700 など。
チョコレート？ には見えないけど・・・
アカバの白バイは YAMAHA XJ600S か？なんだろう。
Aqaba Castle
海沿いのコルニッシュすぐ近くにある アカバ城にやってきた。
アカバ城が今ある場所に、最初に要塞が築かれたのがいつなのかは諸説あるみたいで、これらの要塞には十字軍とそれを迎え撃つイスラム勢力の歴史が深く関わっている。
唯一成功したといわれる第1回十字軍がアカバを含む一帯を占領してエルサレム王国とした時、十字軍によって築かれたとされるのが一般的のよう。
エルサレム王国がアカバを含む版図を築いたのが1135年頃。
英語版ウィキペディアだと「アイユーブ朝時代のものを引き継いだ可能性」という記述がみられるけど、アイユーブ朝(1169年～)はその後にエルサレムを奪還する勢力なので時系列があわない。もしかしたらセルジューク朝の誤りなのか？
いずれにせよ、概ね900~1,000年ほどの歴史があることになる。
入場料は無料。
場内は小さな迷路のようになっていて、階段をのぼって屋上部分に上がったりもできた。
現在見られる城それ自体は、その後更にマルムーク朝の時代に再建されたもので、同サイトから12世紀の資料は一切発見されてないらしい。
入口の門の内側にある碑文、下の列は16世紀初頭マルムーク朝のスルタン；アシュラフ・カーンスーフ・ガウリーに捧げられたもので、
上段の2つの円盤状の碑文は、その後の征服者オスマン帝国のスルタン；ムラト3世に捧げられたもの(1587年)。
その後1628年にも修復されている。
その後はしばらくオスマン帝国の軍事拠点となるけど、いわゆる Arab Revolt; アラブ反乱によってハーシム家率いるアラブ勢力が1916年に奪還。
城の後ろに見える旗は、一見ヨルダンの国旗かと思いきや、赤い三角に7稜星がない。
これは Arab Revolt Flag ; アラブ反乱旗が今でも掲げられてるのだ。
ヨルダン王族は代々この時のハーシム家の血統なので、国名は Hashemite Kingdom; ハーシム家の王国 となっているし、当時のアラブ反乱旗とヨルダン国旗は酷似している。
同じく観光にきていた Guys.
Ancient Islamic city “Ayla”
アカバの一画にあるこのフェンスで囲まれたエリア。
ここは「アイラ」と呼ばれる地区で、上述のアカバ城ができるよりも更に遡って、正統カリフ時代のUthman; ウスマーンによって650年頃つくられた都市だという。その後ウマイヤ朝～ファーティマ朝期にかけて人々が住んでいたらしい。
モスクの痕。
都市内の壁面。
これが復元図。当時は海側のゲートから船荷の積み下ろしを行う重要な拠点だったよう。
すぐ近くには、また別の史跡があって、こっちは教会痕だ。
初期のイスラム世界である正統カリフ時代やウマイヤ朝よりも更に前、300年頃のローマ帝国の教会だという。世界で最も古い教会遺跡のうちのひとつだ。
363年に起きた大地震で倒壊し、その後砂に埋もれていた。
Sharif Hussein bin Ali Mosque
アカバ市内にあるひときわ大きなモスクにやってきた。
正面から入ると、きれいに整ったコリドーと、モスクのファサードが見える。
モスクの名となっている Hussein bin Ali 氏は、先述の Arab Revolt; アラブ反乱 の際に反旗を主導した現ハーシム王族の祖となる人物。
礼拝室前の広間を取り囲む回廊とその柱。
礼拝室内。
細かな意匠が美しい。
モスク側方への扉。
側面から、ミナレットとドームを同じ画角に。
礼拝室前の広間。
サラート（お祈り）の前にWudu;ウドゥ を行う6角形の洗い場が美しかった。
モスクにいた立派な黒猫。
おまけ
アカバは観光地だけあってこんなような食事が手に入った。
つづく
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