【さらばヨンダボ】またいつか、乗る日まで

こんにちは、世界放浪2輪旅を目指す管理人です。

旅の相棒Tenere700の日本からの出港が完了し しばし一段落となった今日この頃ですが、
日々謝罪行脚、、、いや 出国前の挨拶まわりで毎日忙しくしております。

その締めくくりとして、もう1台の相棒 CBR400RR を友人に預けに行きました。

CBR400RR NC29

1984年頃から、世界耐久などのレギュレーション仕様変更に伴い ホンダもレース車両としてV4の開発がメインで行われていたようです。
その代名詞ともいえるRVF750が圧倒的な強さを見せつけ、市販レプリカに相当するVFR750の400ccレプリカモデル VFR400が市場でも絶大な人気を誇る中、
「直4でもやれる」
というHRCの意図があったのか、あるいは当時の市場からそういうニーズがあったのか、よく分かりませんが、
V4 と 直4 の微妙な関係
の中から生まれたRCB400 の市販モデルとして登場したのがCBR400RRでした。
そんなCBR400RR NC23 の後期モデルとして登場したのが、CBR400RR NC29 というわけです。

直列4気筒に対して相当な思い入れのある技術者が沢山いたんでしょうか、 当時どんな思いで開発に携わっていたのか、
そんなことを妄想すると、なんだか楽しい気持ちになります。

なんて乗りやすい 最高の翼

NC29 は400ccクラスで最速といってよい部類に入ります。
にも関わらず、とても扱いやすく 乗り手を選ばない優しいバイクでもあります。

NC23から吸排気系も刷新され、点火はPGMイグニッション化・低重心化されたアルミニウム製LCGフレームとガルアーム。
カムシャフトのタイミングをギアで行うカムギアトレインは独特の機械音を発し、吸気系からはヒュンヒュンヒュンという鳴き声がします。

どこへでも 気の向くままに 風のように

正直この時代のバイクのコンディションは運次第という部分も大きいと思います。
メーター値はあてにならないし、前オーナーがどのように維持してきたか、ゴムや樹脂系のパーツは30年以上の歳月を見越しては作られていないし、見えない部分にどんな爆弾をかかえているか 専門家でも分からない部分は多いでしょう。
幸い、本機はエンジンのコンディションが非常に良く 致命的なトラブルなく今日まで乗ってこられました。

7,000rpmを超えたあたりからのサウンドは、
もう

「こんなもん市販していいんか?」

としか思えません。

なんにせよ、本当にいいバイクでした。
体勢はきついけど。

預ける前に、洗車へ

なにを隠そう、退去後もアパートの近くに しれぇ~ と停め続けていたヨンダボ。
すんません。

本当は最後自分でキレイにしてあげたかったんですが、引っ越しによりメンテ道具は全てなくなってしまったため、
洗車をバイク屋さんにお願いしました。

意外と洗車をやってくれるところは少なく、
幸い246沿いの2りんかんで対応していただけました。

足回り念入りコースの洗車+エンジンオイル・フィルター交換・+チェーン清掃・注油

洗車後。
真っ黒だったリアホイールもキレイになってます。
よかったねヨンダボ。

友人宅へ

千葉某所の友人宅への道のりが 本当にラストラン。
走ってるとき、このバイクへの感謝の気持ちと しばらくは乗れない寂しさで、なんともいえない気持ちになります。

長期保管方法はいろいろあると思いますが、
今回は友人が定期的にエンジンをかけてくれる前提なかんじなので、タンクはナミナミ満タンにして、

到着。

信頼できる友人というのは、生涯で得ることのできる数少ない財産のひとつかもしれません。
自分が本当に困っているときに助けてくれるか、
そいつが本当に困っているときに助けたいと思えるか、
友達ってのは そういうもんですかねぇ。

安心できる車庫内のスペースに置かせてもらえ、これでヨンダボに関しては一安心。

まとめ

てなわけで、これでもう国内でバイクに乗るのはおしまいです。

任意保険の中断手続きを済ませ、自然に車検が切れるのを待つって感じになるのかな。
ん、廃車手続きしないと軽自動車税かかりつづけるのか??