こんにちは、世界放浪2輪旅を目指す管理人です。
長期的なバイクツーリングで、あまり遭遇したくないけどいずれ遭うであろうことに
・チンピラに絡まれる
・悪徳警官に止められる
・物乞いにたかられる
などと並び、
・バイクが機嫌を損ねる
というのがありますよね。
2020年式のテネレがそう簡単に故障することはないと思いますが、消耗品の交換なども含めると どうしてもある程度の工具を具えておく必要があります。
【工具をどこまで持っていくか】
これに関しては千人千様の哲学と美学と独断と意固地があるので、なかなか最適解を導けるものではありません。
今回は、管理人がテネレいじりを1年半ほど通じて、これは持っていこうと❝いまのところ❞考えている工具を紹介しようと思います。
なにも考えてなかったとき
とにかく普段使っている工具を片っ端からぶち込んでる状態でした。
非常に重い上に整理もできておらず、携行工具としての考察や美学が全く感じられません。
まぁでも、必要な工具は車種によっても違いますし、ある程度作業をしてみてどの工具のどのサイズを頻用するのか、あるいは使うことがないのかなどを経験しないと絞り込むのは難しいと思います。
全工具 一覧
その後の試行錯誤を経て、先に結論を。
これが、今のところの車載全工具をずらりと並べたものになります。
タイラップや補修用のダクトテープ、チューブなどの修繕用品は除外しています。
一般的なツーリング用の携行工具から比してだいぶ多いだろ という印象をもたれると思いますが、
これでもかなりブラッシュアップしてはいるんです・・・・
当初はなんとか一つの工具入れに収めようと必死でしたが、
✔頻繁に使う系
✔そんなに使わない系
に分けて、それぞれ別のツールロールに収納するという方法に至っています。
よく使う系
まずはよく使う系から見ていきます。
ツールロールは Kridga のツールロールです。
ウェス。小さなのを1ついれておくと重宝すると思います。
差し替え式のドライバー。+ は PH1 , 2 , 3 で、マイナスも1つ。
差し替え式のドライバーみたいなものこそ、精度の高いものでないとビットとグリップ間で遊びが大きく、ネジを痛める原因になります。
アーレンキーは頻用する 4,5,6mm に加え、もしかしたら的な 3mm。
あとはRAMマウントに使われている特殊な約3.5mmほどのものを加えています。
テネレの外装に頻用されている T30 のトルクスレンチ。
ブレーキパッドの交換時に使用するセンターポンチ的なもの。
ラジオペンチ。バイクだけではなく、日常の「掴む」動作全般やガソリンバーナーのメンテにも使用します。
コンビネーションレンチは 8,9,10,11,12,13,14,17mm の8本。
クラッシュバーやキャリアなどの固定ボルトやガソリンバーナーのメインテナンスに使用します。
肉抜きされた軽量なものに変えようかな・・・・
それでクローズドボックスは諦めて両口のオープンスパナにすれば数を半分にできるしなぁ・・・
メガネは 8-9 , 10-12mm の組み合わせ。
コンビネーションレンチと併せ、ボルトの共締めなどで必要になります。
そんなに使わない系
次にそんなに使わない系です。
こっちの方が量が多い😨
こっちは Mosko Moto の Fatty Tool Roll を使用しています。
ミニバイスプライヤー。
バイスプライヤーは本当に汎用性の高い工具です。何か作業をしていて困ったときに、助けてくれるランキング上位。
折れたクラッチレバーの替わりにしたり、フットペグの替わりにしたり、
あるいは取っ手が取り払われた蛇口のひねりにしたり、特に細口だと様々なシチュエーションで役立つはずです。
ミニ ウォーターポンププライヤーは、正直必要かどうかまだ迷っています。あまり使う機会がないのですが、ラジオペンチ同様 何かを「掴んで」おきたい時に、あるといいかなと思って入れてますが、ん~ いらないかなぁ。
小さい缶に詰め替えてあるビードワックス。
小型のラチェットレンチとそのビット。
ウインドスクリーン裏面の作業をする際、通常のアーレンキーだとオフセットが大きすぎて引っかかってしまうため、必要になります。
ヘックスのビットとユニバーサルジョイント。あと T40 のイジリ止トルクス。
ヘックスは最も頻用する 4,5,6mm のみで、T40 イジリ止トルクスはタンデムステップの取り外しに使用します。
規格は3/8sq がちょうどよいと思います。
➡タンデムステップ部のボルトは普通の六角ボルトに置き換えたため、イジリ止トルクスは不要になりました。
こっちはボックスソケットで、8,10,12,13,14,17m の6サイズは必携かと思っています。
プラグレンチは14mm のマグネットタイプ。
当然、プラグ交換で使用します。
19mmのヘックスブロックは、後述のアクスルレンチと組み合わせ、フロントアクスルシャフトの着脱に使用します。
12-14 , 17-19mm の組み合わせの薄口スパナ。
バックミラー取り付け部分の調整に、コンビネーションレンチと併せて使用します。
ミニモンキー。これも、実際あまり使う機会はないのですが、万が一手持ちのサイズ以外のボルト頭を回す or 固定する必要があるとき用です。
千枚通し的な道具は、狭い場所のなにかを引っ掻きだしたり、押し出したりする時にあると助かる場面が多いので、
いつ使うんだ?といわれると困るのですが、直と曲を忍ばせておきます。
タイラップを切断する際に頻用するニッパ。
アクスルレンチ。
片方が27mmで、もう一方が19mmになっています。27mmはそのままリアアクスルシャフトに使用し、19mmの方はヘックスブロックと併用してフロントアクスルシャフトに使用します。
最初は、 1/2sq の19mmヘックスソケットと27mmのボックスソケットを、1/2sq⇔3/8sq アダプター介してTハンドルに接続し運用しようかと考えていたのですが、1/2sqのでかいソケット2つだけで相当な重量だったので、変更しました。
3/8sqのTハンドルとエクステンション中・長。
Tハンドルは先述のヘックス/ボックスソケットと併せて最頻用工具のひとつです。通常の作業であればエクステンション中だけで事足りますが、プラグ交換の際にトップチューブ脇からシリンダーヘッドにアクセスする際更に延長が必要となります。
スナップリングプライヤー。
クラッチアームを固定するサークリップの着脱に使用します。というか、それにしか使用しないので携行するのは気が引けるのですが、クラッチワイヤーの調整や交換などの際にどうしてもいじる必要のある場所なので、やむなく入れている感はあります。
バルブガイド。これも必須ではないのですが、新しいチューブ、あるいはパンク修理を施したチューブをリムとタイヤの間に挿入する際、あった方が格段に作業がはかどるかと思います。
パッチ、ゴムのり、虫回し、予備のバルブコアなどを入れた缶。
タイヤレバーは長めのものと汎用のもの、計4本あるのですが、この内2本か3本を持っていこうと考えています。
とにかくリアのビード落としと、リム外側への引き出しが大変なので、どの組み合わせが一番よいかもう少し試行錯誤しようと思います。
場合によってはモーションプロのビードブレイカー的なやつが必要かもしれません。
電動エアポンプ
あとは電動のエアポンプです。
➡【日邦電気株式会社 Elxeed bk-1 plus】
まとめ
もっと絞り込めぃ といわれそうですが、大陸横断レベルであればこれくらいあってもいいかなぁと思います。ヨーロッパやアメリカのライダーは工具を沢山持っていく傾向があるのに対し、日本のライダーは最小限にすることに美徳を感じる傾向があるようです。
しかして、あなたの自慢の車載工具リストはどんな感じですか?
その後のブラッシュアップ追記
その後断腸の思いで変更した内容を更に追記します。
まずは、クローズドエンドを諦め、両口のオープンスパナに変更。
これで本数を半分にできた上に、
ASAHI Tools のライツールシリーズはこのような肉抜きによりめっちゃ軽量です。
日本製だしかなりおすすめ。
また14-17mmのサイズで薄口スパナが見つかったため、これも変更し本数減。
あったらいいな ですが、メガネ2本とミニウォーターポンププライヤ、そしてミニモンキーは除外!
代わりに、同じくライツールシリーズの3/8sp差し込みのラチェットと、小型のプライヤーを追加しています。
ラチェットは不要と考えていましたが、やっぱりないとめちゃくちゃ作業しづらいことが多いため、軽量なライツールを追加した次第です。
そしてこの涙ぐましい工具絞りにより、
ツールロールはMosko の fatty tool roll のみに集約することができました。
結局・・・・
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