こんにちは、世界放浪2輪旅を目指す管理人です。
Google Map をリーダーとする各スマホアプリの台頭とその利便性によって、紙媒体の地図や方位磁針といったアナログギア達はその姿をひそやかにしつつある昨今ですが、実は方位磁針は持っておくと何かと便利です。
コンパス、方位磁針というと 道なき道や山中でしか活躍の場がないと思われがちですが、見知らぬ地を走る上では例え公道上であってもけっこう活躍してくれるのです。
今回はテネレにコンパスを搭載した様子を記事にしておきます。
最初は普通のマップコンパスを使っていた
もともとは、こんな感じで普通のマップコンパスをタンクバッグのクリア蓋にいれていたのですが、
この部分、雨が降ると浸水します。
コンパスなんて、水は大丈夫でしょ・・・・
と思っていましたが、実は特殊に防水仕様となっているものでなければ逆に水分によわいらしい!
何度も大雨の中このまま放置していたせいで、なんか動きが??? となり始めて知りました。
ダイブコンパス
そんなわけで、水に強いコンパスを探すことになったわけですが、ほどなくしてダイブコンパスにたどり着きます。
そうか、ダイビング専用のコンパスというものがあるんですね。
ダイビング用であれば水中、しかもかなりの水圧がかかる前提でつくられているわけですから、雨なんて全く気にしなくてもいけますね。
いろいろと種類があるみたいなのですが、
ちょうどゴーグルとシュノーケルで愛用している Tusa のものがあったため、それにしてみました。
ウェットスーツやドライスーツの上からの装着を想定されているため、また水中での視認性をよくするため、
漫画かよっていうサイズ感です。
オイルフィルドライブで動きはすごくスムーズ。
蓄光盤で 暗くても、ある程度文字盤をみることができます。
バイクへの装着
ちょうどリストベルトの部分を使ってハンドルバーの中央につけるなんてどうだろうか。
なんかかっこいいじゃないか、コクピットっぽくて。
と思ったんですが、これだと外して持ち運びづらいし、
注意事項に「金属に近づけないでください」との記載が・・・・
ハンドル自体は非磁性なのでいいかなと思ったんですが、Hepco&Becker のハンドルガードが鉄製なので、やめました。
他にもいろいろな場所を思案した結果、
ベルト切断、からの
結局ここ・・・
これだと、ちょっと見栄えは微妙ですが、すぐに取り出せるし、磁性金属とも離れているので精度にもそんなに影響しないか。
➡その後、結局いろいろ移設した結果・・・【方位磁針をハンドルに移設 アナログガジェット感がかっこよかったが、、、】
実際の使用
さて、こんなバカでかいコンパス積んでどう使うんだと、、、思われる方も多いでしょう。
普段の生活の中での、最も現実的な使用を紹介します。
例えば、どこか知らない場所で寄り道をして、そこからまた別の目的地を目指すとします。
google map で目的地を設定し「ナビ開始」を押すと、ルートが表示されます。
が、
ん、これはこの目の前に走ってる道のどっち方向なんだ?
となることないでしょうか?
勿論何かしらの目印があればわかりやすい時もありますが、田舎道で特に目印たるものもない場合、
しばらく走ってナビが軌道すると、すぐにUターン指示されて
うわ、逆かよ
となること、ないでしょうか?
そんな時、ナビ画面上に示されている方位マークと、コンパスの指し示す方位を見比べれば 今バイクが地図上のどちらを向いているのかが一目瞭然なわけです。
あとは、ナビを使わずに知らない道をただ漫然と走っている時。
例えば西東京辺りから23区内に戻ろうなんて時に、
まぁ大通り適当に走ってればそのうち知ってる道にでるだろ
なんて時あると思います。
そんな時も、このコンパスが東を指す方向から大きくずれないよう走ればいいわけで、要は大まかな走る方向のガイドにもなってくれるわけです。
あるいは、なにか大きな目標物などがあった時や、素晴らしい山が見えてきたときなど、
それに向かって方位を調べれば、目標物が地図上の何なのか、
あるいはその逆(地図上の目標物が視野の中のどれにあたるのか)も知る事ができます。
一般的なコンパスの使い方を学べば、応用は沢山できそうですね。
まとめ
本来は地形図に磁北線を引いて使うのが正式なコンパスの使い方なのかもしれませんが、
自分が(バイクが)向かっている方角をおおよそ把握することはいろいろと面白いです。
果たして海外の未知なる道を走る時にどれほど役に立つかは分かりませんが、これはこれで なにかの助けになるんじゃないかと思ったり、思わなかったり・・・