こんにちは、世界放浪2輪旅を目指す管理人です。
バイク世界旅でのメインのライディングブーツは以前紹介した【ガエルネ G-Midland】ですが、いくらライトな部類とはいえこんな脛まで覆われたようなブーツをずーっと履いているわけにはいきません。
1日の走行を終え、さてテントを張るかという時に、最初にやることは靴を履き替えることです。
というわけで、そんなテントサイトで活躍してくれるシューズを紹介しようと思います。
Snow peak SP field trainer
ただでさえ荷物に制限のあるキャンツーでは、なるべくテントサイトでしか使わない靴に収納スペースを割きたくはないもの。
かといってぺらっぺらのサンダルでは寒いと使い物にならないし、地を這う蟲達から素足を守ることもできません。
テントサイトでの活動とはいっても、場合によってはそこをベースとして周辺をけっこう歩き回ったりするかもしれませんし、
収納性や軽量性は確保しつつも、シューズとしての機能はしっかりあってほしい。
そんな希望に答える秀逸作がこれ
Snow peak SP field trainer
そのコンセプトは
❝スニーカーのような軽量性と革靴のような堅牢性、そしてサンダルのような簡便性 これらを全て兼ね備えたシューズ❞
とのこと。
おいおい完璧じゃねーか と、既にコンセプトの時点でドストライクですが、
詳細がリンク先にあるものの、一応管理人なりに紹介したいと思います。
スノーピーク初のスニーカーとなるこのシューズの特徴は以下の様になります。
・メインアジャストにFIDLOCK機構の採用
・ソール:Vibram Rollingait system の採用
・日本製
圧倒的な脱着のしやすさ
テントサイト、あるいは宿などでのシューズとして重要な項目として「脱ぎ履ぎのしやすさ」があります。
いわゆる山靴も、非常に魅力的なものが沢山ありますが、シューレースはその雰囲気と逆行して脱着が煩雑です。
特にテントを張った後、テントの内外を行き来する時はサンダルのように脱ぎ履きできないと非常に億劫。
SP field trainer の特筆すべき点としては、なんといってもこのFIDLOCKマグネットアジャスター。
百聞は一見に如かず。
このように、FIDLOCK製のマグネットアジャスターは本当の「ワンタッチ」操作。
片手で簡単に操作できるため、頻繁なテントの出入りでも億劫になることがありません。
甲部分は細目のストラップがZ字に、足首部分はメインのFIDLOCKアジャスターが、
この2つでフィットを調整します。
防水レザーによる安心の完全防水
メインのレザーには防水加工がされており、水を通しません。
このシューズでバイクに乗ることは おそらくないと思うので、ライディングブーツに求めるほどの防水性や耐水圧が必要かというとそうではありませんが、雨の中でのテントの撤収や、テント外での活動をするのに防水性能はあるに越したことありませんよね?
「防水加工」って、フッ素の浸漬なのかな?
その辺の詳細は不明です。
水場でもぬかるみでも何も気にせずにザクザク進める安心感はギアとしてとても頼もしいです。
無機質で、なんともいえないデザイン
デザインはどうでしょう?
まぁこれは賛否両論分かれるところかと思いますし、実際管理人もそこまでデザインを気に入っているわけではありません。
どちらかというと無機質で、悪く言えば味気ない、良く言えば既成概念にない雰囲気。
ただ、意外と街中で履いててもそんなに違和感ないですし、デニムやチノパンなどでもそんなに変な感じにはなりません。
それもコンセプトのひとつですもんね ➡「街でもキャンプでもシームレスに履けること」。
自然と前へ進む? ローリンゲイトソール
SP field trainer にはお馴染みのビブラムソールがアプライされていますが、このソール、
Vibram Rollingait system というものらしい。
ミッドソールとアウトソールは一体化していて、なおかつやや弓なりの形状をしています。
けっこう厚底ですが、この厚いソールが弓なりになってることで足が地面を蹴る動作を自然に促してくれるような感覚があります。
最初は少し違和感がありましたが、慣れると非常に快適で、なんだか加速シューズを履いたような気分になります。
ウォーキングなどにも非常に優れた効果を発揮するとのことですが、ややつま先の形状がタイトなので、長時間履くのは革が馴染んでからの方がよいかと思います。
防水バッグでパニア上部に積載
さて、問題の収納性はどうでしょうか?
シューズをそのままパニアの内部などに収納しようとすると、それだけでかなりの容量をとられてしまうため、管理人はこのような防水バッグを使っています。これは、SEATTLE SPORTS の 5ℓドライバッグ。19ozビニールで非常に厚みがあるため、めちゃくちゃ頑丈です。あらゆる防水バッグのなかでも、この容量クラスでは最強なんじゃないでしょうか?アメリカ製。
ここに SP field trainer がジャストフィットします。
けっこうぎゅうっと詰める感じにはなるものの、バッチリです。
サイズにもよると思いますが、これで27.5cmです。
で、このシューズを詰め込んだドライバッグをRTWパニアの上にこんな感じでくくりつければ最高。
積載位置的にも、いちいちパニアの奥の方から取り出すのも効率が悪いので、
こうしておけばすぐに取り出すことができます。
ホムセン箱の蓋の色となんかマッチ。
まとめ
・軽量でコンパクト→5ℓ程度のドライバッグに収納できる
・クオリティが高く防水性がある
・脱着がとても簡単
・街履きにも、キャンプにも使える
コンセプト通り、いいシューズに仕上がっていると思います。
ただし先述の通り、最初履いた歩いた時は ソールの独特な形状とやや細身なつま先形状のせいか違和感がかなりありましたが、
革製のためかいつのまにか馴染んで気にならなくなりました。ソールも慣れると快適です。
これで、テントをベースに世界中の色々な場所を歩き回るのを楽しみにしています。
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