【両刃カミソリのすすめ】長い目でみたら、コスパいいぞ!

こんにちは、世界放浪2輪旅を目指す管理人です。

前回にひきつづき、ちょっと身だしなみ系を続けます。
突然ですが、男性読者の皆さんは、髭剃りどうしてますか?
今回は長期の旅に持っていく髭剃りについて書いておこうと思います。
結論としては、
両刃カミソリは本当買ってよかったし、あらゆる髭剃りユーザーにおすすめしたいです。

電気シェーバーvsカミソリ?

おろらく大半の方は
・電気シェーバー
・カートリッジ式カミソリ
をお使いのことかと思います。

https://www.braun.jp/ja-jp/male-grooming/shavers-for-men/series-9

電気シェーバーといえば、BRAUN(ブラウン)や PHILIPS(フィリップス) といったメーカーから高性能なものが売られてますね。自動洗浄機能などもあり、時間のない朝などに大変重宝している方も多いかと思います。

https://lohaco.jp/product/8538244/

カートリッジ式といば、Shick(シック) かGillette(ジレット)が2強でしょうか。
かくいうぼくも、ずっとジレットのFusionシリーズを愛用していました。
そんなわけで、電気シェーバーかカミソリかといえば 断然カミソリ派だったんですが、、、

長期の旅での髭剃りは・・・?

カートリッジ式カミソリは、手軽に使えるし、切れ味が落ちてきたらヘッド部分の替刃を交換すればすぐに切れ味回復で とってもお手軽。電気シェーバーのように洗浄剤の交換などもないし、水で洗ってそこらへんに置いとけばOKな感じで  その適当に扱える感じも好きだった。
が、
替刃が高ぇ・・・
カートリッジ式のカミソリの替刃が高いというのは、おそらく全日本男子が全会一致で納得する数少ない案件のひとつだと思う。
勿論カミソリを使ってる人に限ったことではありますが。
例えば、

👆 のリンクにあるジレット・フュージョンの替刃は8枚入りで3000円くらい。
ジレットの他のモデルやシックのものでもだいたい同じような金額で、安くても1個あたり300円以上はする計算になります。お買い得を無視して4枚入りなんかで買おうものなら1個あたり500円に肉薄しようかという甚だ暴力的な金額です。
あまり道具にケチるタイプではないけれど、消耗品や価値のないものにお金を使うのは極力避けたい。
そしてもう1点、これは世界旅特有の問題ではあるけど、ハンドルとカートリッジの互換性がやっかい。
ジレットのハンドルだったら基本ジレットのカートリッジしか使えません。
しかもモデルによっては同メーカーでも使えるものとそうでないものがあったりします・・・
単価が高い上に互換性がシビアなんて、到底道具としてチョイスはできないということになります。

両刃カミソリという選択

そこで白羽の矢がたったのが
「両刃カミソリ」
です。
なぜ両刃カミソリかというと、

・両刃カミソリの替刃の規格は世界共通・メーカー共通
・替刃の費用は20枚入りで1,000円~1,200円程度
つまり1枚当たりの金額はなんと50円前後!!
という上で挙げたカートリッジ式の問題点を一気に払拭してくれる特徴を備えているからです。

 

https://www.muehle.jp/SHOP/R41.html

これがその両刃カミソリ。
ぼくも父親の実家で祖父がつかってたというものをちらっと見たことがあるような、ないような くらいの認識しかなかったのですが、
今回旅に持っていく髭剃りを考えるにあたって真剣に検討することになりました。
メーカーもいろいろあってよく分からなかったのですが、
Muhle というドイツのメーカーの 両刃カミソリを購入して使ってみることにしました。
色々なレビューを見ていると、
めっちゃスムーズで何よりも深剃りできる! とか
顔中血まみれになった!\(^_^)/ とか
何が本当なのか分からなかったので、
とにかく実際に使ってみようということです。

Muhle クローズドコム・メタル

今回買ってみたのがこちら

Muhle クローズドコム・メタルR89Grande

重量:81g
全長:10.5cm
ハンドル長:9.5cm
8,000円

と、かなりずっしり感があり値段も WOW! ですが、メタルの武骨かつ繊細な感じがなんともいい感じです。

ハンドルとヘッド部分はこのように分解できて、

ヘッド部分は2つの金具とカミソリの3つのパーツで構成されています。
このように完全に分解できるので、非常に清潔なわけです。

一方の金具にカミソリを通し、

もう一方の金具でカミソリを挟むようにして、

ハンドルとネジで固定、これだけです。

2つの金具に抑え込まれたカミソリが反って弯曲しているのがわかるでしょうか?

この、ちょこっと出てる刃の部分、ここでヒゲを剃るわけです。

サイドから見るとこんな感じ。
クローズドコムの “closed” とは、この部分のことで、下側の金具がある意味刃をガードしてくれてるんですね。なので両刃カミソリ初心者でもクローズドの方が簡単に剃れるといわれています。

https://www.muehle.jp/SHOP/R41GRANDE.html

クローズドがあれば “open” もあって、オープンコムは上の画像のように下側の金具が波状に切れ込んでいて、つまりもっとダイレクトにカミソリの刃が出てるわけです。
一般的にはオープンコムの方がよりダイレクトに剃れて、深く剃れるとのことですが、その分切れ方もダイレクトなので、慣れないうちはクローズドがおすすめされています。ぼくもオープンコムは使ったことがないので、正直よくわからないのですが。

使ってみて

実際の使用風景です。
あくまで個人的な感想を書くと、

✔剃り心地はカートリッジ式カミソリと大差ない
✔深剃り感もカートリッジ式と大差ない
✔カミソリの切れ味が落ちるスパンはカートリッジ式よりやや早い印象
✔細かいデザインカットには不向きな印象
✔重いので、最初は手が疲れるが、慣れる
✔カートリッジ式より小刻みに動かすと良い印象
✔ヒゲ質によるのかと思うが、順剃りだとあまり剃れない
✔なので動画のように常に生えてる方向に逆らって剃ったほうがいい
✔それでも顔が血まみれになるようなことはない
✔力を入れすぎたり、刃の角度を立てすぎたりすると確かに肌ごと切れる
✔しかし、カミソリ負けの感じはカートリッジ式より少ない

と、まぁこんな感じでしょうか┐(´∀`)┌

顔の半分だけ剃った写真ですが、例えばジレットのフュージョンなどと比べて出来栄えはほとんど変わらないという感想です。
顎先、ミスってちょっと血がにじんでおります。
むしろカートリッジ式の方がけっこうカミソリ負けしてヒリヒリすることが多かったような気もします。
今までカミソリ一回も使ったことない人が使ったらどうなんだろう??
それは分からないけれども、少なくとも普通のシックとかジレットのカミソリを使ったことがある人なら、特段技術が必要とかそういうことは全くないです。

使った後はちょっとネジを緩めた状態でジャー――っと洗って、

分解して拭けば、カートリッジ式に比べて圧倒的に清潔!

ちなみに、床屋さんがヒゲを剃ってくれる時などに使っているまじのカミソリは、砥ぐ時に革を使っています。
これにヒントを得て、バイク用のレザーパンツ クシタニ・エクスプローラージーンズで両刃カミソリを砥いでみると、確かに切れ味は回復します。
普通のデニムジーンズでもこのような記事は沢山みかけますね。
砥ぐときは、剃る時と逆方向に動かします。できれば片側砥いだら刃を裏返して両面やるとより効果を実感しやすいですね 😯

まとめ

どうでしょう?
ちょっと使ってみたくなったんじゃあないですか??
改めてバイク世界旅における両刃カミソリのメリットを挙げると

①替刃の規格が世界共通でメーカーなど関係なく使うことができる
②しかも替刃は1枚当たり数十円というコスパの高さ
③分解してグルーミングセットの中に収納できる
④分解・洗浄できるので清潔

となります。
確かに初期費用は安くないかもしれませんが、コンタクトレンズみたいなもんで、カートリッジ式の替刃ずっと買ってた方がずっと高くつく。
例えば8個入り2,500円のカートリッジ式替刃をなんとか頑張って1個2ヶ月使ったとしましょう(普通は2週間が推奨期間ですよ!)。だとしても1か月あたりの金額は約156円となります。
一方、20枚入り1,200円の両刃替刃を1か月で交換したとしても、1か月あたりの金額は60円。頑張ってジーンズで砥いで2か月使えば30円でカートリッジ式の1/5!
初期費用がカートリッジ式に比べて6倍ほど高かったとしても、4年くらい使えば総額的には変わらなくなるわけです(まぁけっこう長げーな笑)。
まぁそれはどうでもいい計算としても、とにかくランニングコストが安いわけですね。

毎回替刃を買う度に 高ぇなぁ、、、 と感じているそこのあなた。
是非、両刃カミソリ試してみてください。
クローズドコム or オープンコム だけ注意して、あとはメーカーごとに様々なデザイン・サイズのモノがあるので、お気に入りを見つけてください。


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