【Republic of Bulgaria episode 7】MotoCamp Bulgaria; モトキャンプ・ブルガリアでテネレのメンテ

こんにちは、世界放浪2輪旅中の管理人です。

廃墟の王、ブズルジャモニュメントを去った後 すっかり日が暮れた後に辿り着いたMotoCamp Bulgaria.
翌日、事前にオーナーに頼んでおいたオイルと、その他にもいくつかの消耗品を交換しようと思います。

ここまでのルート

MotoCamp Bulgaria

朝。

午前中は天気がグズついていた。

昨日は暗くて全然確認できなかった敷地の様子を見て回ってみる。

バイクのシートがそのまま車体ごとシートになったテーブル。さすが”モト”キャンプ。
座り心地は、まぁ良くない。

無造作に放置された古そうなバイク。たぶんソ連製。

伝統的な家屋のバルコニー軒下部分がバイク用スペースになってる。

キッチンとダイニングスペース。

敷地内には大きなガレージが2つあって、冬季の間バイクを保管しておきたい西ヨーロッパのライダーのバイクが何台も保管されていた。

その内のひとつの倉庫の2階部分は、こんな感じの 「バイク好きが集う談話室」兼 Bar みたいな雰囲気。
管理人が訪れた時は積極的に使われてる様子はなかったけど、繁忙期には賑わうのかもしれない。

バイクの一部を使ったオブジェが散りばめられてるのも面白い。

キャンプ場内に住み着いてるいたずら好きのにゃんこと、小さいクマみたいなわんこ。

モトキャンプということで、繁忙期ではないけど 何人かのライダーとも出会うことができた。
40周年特別モデルのGSに乗ったイタリアからのライダーや、

あまり馴染みの無いイタリアのBeta Alp200(エンジンはSUZUKI製) というバイク でやってきていたドイツ人ライダー。

テネレ メインテナンス

さて、まずは作業用の軒下にテネレを移動、
天気もよくなってきたことだし、作業を開始しよう。

まずはオイル交換。
今回も Motul 7100. 安心の100%合成。

次にエアフィルター掃除。たぶん、最後に掃除したのはタジキスタンでパミール高原から帰った後だった・・・
案の定、中はこの有様、もっと早く掃除してあげるべきだった、、、すまんテネレ。

スポンジフォーム専用の洗剤はないけど、可及的に洗って乾燥させた後 リオイル。
リオイル用のスプレーはイランのイスファハーンにあるBrothers Overlanding で入手して以来ずっともってる。使用頻度が少ないってのもあるけど、リオイル用スプレーと湿式フィルターでこれだけ長期運用ができるというのは、今回実体験してよくわかったことだ。
というかそもそも テネレに純正採用されてる汎用品の1WS-14450-00って、分類でいうと乾式のペーパーフィルターだよな?
となると、いわゆるビスカス式のテネレ700用エアフィルターって アフターマーケットでないんだろうか、
スポンジフォームのデリケート性と、乾式の多塵環境での濾過能力を考えると ビスカス式が一番いいんじゃないかと思うんだが・・・

リアのブレーキパッドは、まぁまだもうちょいいけそうだけど、

できるときにやっておくが吉。
スペアで持っていた RK製のパッドに交換。寿命はブレンボの純正よりも圧倒的に長い。

そして一番やりたくなかったけど、タンクを外して、ハイドロリックユニットとレギュレーター、配線類のボックスとアクセルワイヤーの固定を1か所どけて、

イグニッションコイルをはずし、

延長かましたマグネットソケットで、

プラグを除去。もう慣れたとはいえ、テネレのプラグ交換はやっぱりめんどい。
外れたプラグは・・・いい焼け具体だと思う。

これもスペアで持っていた新品に交換。

超長期の世界ツーリングでは、安心して作業できる環境を確保できる機会はそう多くない。
今回、MotoCamp Bulgaria にて 面倒な作業も含めてやっつけられたから、これでまた安心して走ることができる。

おまけ

MotoCamp 滞在中、同日に滞在していた他のライダーと Sevlievo の街まで夕飯にでかけて、イタリアンの店に行った。

なんか、こういう”ちゃんとした” ピザとかパスタ食べるの、すごい久しぶりだった気がする。

つづく

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