【Republic of Turkey episode 1】トルコに入国 早速ジモティの世話になる

どうもこんつくは、グレートエスケープ中の管理人です。

ジョージア南西部から黒海沿いに南下し、トルコへと越境します。

ここまでのルート

トルコに入国

国境越えは午前中の内にトライを という自分の中での相場を無視して、傾きかけた日を黒海の西側に臨んで 国境の街 Sarpi までやってきた。

曇り空が広がって、ビーチの人もまばらな様子。

波をイメージしたという独創的な形の国境ゲート。

トラック行列の間を縫ってお先に行かせてもらう。

さて、何かと文句をつけられがちだったジョージアの国境だけど(お前が悪い)、またしても問題発生。
アルメニアから再入国した際に加入した保険の有効期限が切れてるから、改めて罰金だという。
そしてなんと、「お前の国際免許証 有効期限切れてね??」との指摘を初めて受けてしまう。
ギクっ!!!
※実際とうの以前に失効してる

まぁ罰金に関しては仕方ないけど、国際免許証は問題になると面倒だな・・・

すかさず、日本の免許証を出して そこに記載された日付が有効期限だ と言い張る。
幸い、国際免許証の方の有効期限は偽造して、「発行されてから1年のみ有効」の記載を消しておいたのが功を奏した。

なんとなく事情を察してくれたような目配せをするPassport Control のおねえさん、
罰金のレシートを渡しつつ、
「もうパスポートにスタンプは押したから、出国できるわよ。でも一応これが罰金用のレシートだから」
と言われたのを、
「ルール的には罰金だけど、もうパスポートにスタンプはあるから払わなくても出国できるわよ」
と拡大かつ楽観解釈した管理人は、イミグレを通過後に、なんとなーく銀行を探し回るふりだけして、そのままトルコの入国ゲートに向かうのであった。
※実際銀行は見つからなかった

トルコ側では車両登録をする前に出国ゲートに向かってしまい一時難儀するものの、
さすがの友好国ということで かなりすんなりと入国できた。
ただし、強制保険代が予想以上に高く、痛い出費となった。

Border Information
Border Point : Sarpi → Sarp
DEPARTURE
No carnet
No covid
No inspection
ENTRY
No Carnet
No Covid
No inspection
Face Photo
Vehicle Registration
Vehicle insurance: 2,100TL 3 months

トルコに入国。トルコ側より 国境ゲート。

両替屋やらがごちゃつく中にレストランを発見。

いわゆる Turkish Pizza を焼いてもらって、朝から何も食べてなかった空腹が満たされた。
同じ店の売店で SIM も購入。
1か月、50GB で1,700 TL. ん~~やっぱりかなり高い。市内に移動してから買おうか悩んだけど、当面同じ街に留まる予定もないし ここで買っておくことにした。
基本インターネットデータは無制限だったコーカサスから来ると トルコは昨今のインフレの影響も強くて かなり物価高に感じてしまう。

トルコの国家憲兵 JANDARMA.
早速国境ゲート近くではじまった揉め事を上から眺めてた2人は、しばらくすると大声をあげながら仲裁に向かっていくのであった。
やれやれ、、、

Mehmed との出会い

カザフスタンからロシアに渡って以来 見る機会がめっきり減っていたモスク。
カスピ海をぐるっと回って、またイスラム国家に戻って来たんだなぁ。
無意識に、サウジで暗記した Al Fatihah を頭の中で暗唱して ちゃんと覚えてるかセルフチェックしてしまった。

雨は降りそうで、降らない。ちょうど黒海側にかかる雨雲と空の境から きれいな夕日が覗く。

トルコ北岸の道路は素晴らしい舗装状態で、左手に現れる街の景色を楽しみながら西へと走って行く。

トルコでは、オスマン様式のドームに1~2本のミナレットが備わるこんな感じのモスクが一般的。

Ardeshen や Pazar といった北岸の街は、色んな色のビルがひしめき合っていて面白い雰囲気。
内陸に入って行けばチョロフ川の源流を育む豊かな自然が広がる。

Pazar の沿岸に浮かぶ小島に建つ Girls Castle.
ビザンツ帝国の後継国 トレビゾンド帝国によって 13世紀ごろ建てられたと考えられている。夕日に染まる地平線と、城のシルエットが美しい景観をつくりだしていた。

釣りを楽しむムスリムの男。

さて、この日はトルコの北岸で野営地を見つける予定だったけど 思っていたよりも整備された沿岸部にはなかなかそんなスペースがみつからない。
とりあえずハイウェイを下りて 街の沿岸部を探そうとÇayeli; チャイェリ という街を徘徊する。もうすっかり暗くなってしまった。

うろうろしていると、1人の男が声をかけてきた。
彼の名は Mehmed. テントを張れる良い場所ない? と聞くと、家に来いよ!とのこと。
願ったり叶ったりか、、、というわけで、Mehmed のお宅にお邪魔することになった。

一旦テネレと荷物を家に置かせてもらった後、メフメト号(=壊れかけの原付)で、釣りに向かう。
ブレーキが効かないのはさすがにやべぇから直しなよ・・・

海岸の岩場に集まったメフメトの友人らとお話会がはじまり、釣りに来たのかピクニックに来たのか分からないまま 夜中の2時まで釣りに付き合うことになった。しかも収穫はゼロ笑

Mehmed と、同居人のMehmar はアゼルバイジャンからの出稼ぎ。

図らずも、快適な寝床を確保できたのであった。

つづく

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