【Georgia episode18】Batumi; バトゥミ 徘徊録

こんにちは、グレートエスケープ中の管理人です。

バトゥミの街に着いて少しダラついた後、市内中心を少し見て回ろうと思います。

ただの Batumi 写真集

少し北のはずれにある宿から 黒海沿いの道路を南下してバトゥミの中心へと向かう。

道脇に併行して走る線路には、たぶん旧ソ時代から活躍してるであろう いい感じにヤレたタンカーが並んでいる。

かと思いきや、Georgian Railway の最新車両がいきなり突っ込んでくる。
柵もなにもないけど、これ子供とか老人とか事故起きないのかな?

海に少しだけ突き出したバトゥミの沿岸部分が遠くから見える。
コーカサスのラスベガスといわれるだけあって、そんな感じのビル群が 今までのジョージア地方都市とは全然違う雰囲気を出している。

どうしても観光業と娯楽といった3次産業中心なイメージが強いバトゥミだけど、ジョージアでも最も重要な港湾都市でもある。
先のポティと同様、港に近づくと沢山のクレーンやコンテナで港は大忙しのようだった。

高層ビルと並んで、近年になってから修繕がすすんだという19世紀ごろの建造物もバトゥミの大きな魅力。

石畳を通て、シーサイドゾーンまで行ってみると、

のんびり釣りをするおっさんたちや、

ロジスティクス関連の船やコンテナ

色んな船をみることができる。

散策用電動ミニバギー。

中心部、北東の沿岸部に建ち並ぶ 一風変わったビルたち。

テネレを適当な日陰に停めて、歩きで街を周ってみる。

1949年建設の Summer Theatre.

海岸はどこもだいたいパラソルやらが置かれて、観光客用のビーチになっている。
水質は、お世辞にもきれいとはいえない。でも雰囲気はまさにビーチリゾートといった感じで、ジョージアの内陸都市とは全く違った雰囲気だった。

Batumi Boulevard は海岸沿いの綺麗に整備された歩道になっていて、巨大観覧車やアルファベット・タワー、バトゥミ灯台なんかのランドマークを眺めながら散策することができる。

近くから賑やかな音楽が聴こえてくるから近くに行ってみると、地元の子供たちによる演舞の発表会らしきが催されてた。

音楽は、録音じゃなくて まさに縁の下にいるおっさんたちによる生演奏ってのが👍

シーサイドゾーンで最もアイコニックなモニュメント「男と女」

下の台座の回転に伴って、2つの像はお互いに回転して、同じ位置から見ているのに 口づけをしたと思ったら、すれ違い やがて離れていく。アゼルバイジャンの国民的小説「アリとニノ」にインスピレーションを得て作られたということで、今では「アリとニノ」と呼ばれている。

噴水広場から、ネプチューンの噴水とバトゥミ劇場をみつつ 少し海岸から離れたエリアも歩き回ってみる。 

木造のバルコニーが なんとも独特な美しい建物が並ぶ一帯。

特に欧州風の建物がひしめきあう Europe Square.

広場に建つオベリスクのような柱の上にある像は、ギリシャ神話に登場する古代コルキス王女の Medea; メデイアで、右腕にはギリシャ神話の秘宝 金羊毛を持っている。

「まるで欧州のような」という感じでもないし、「旧ソ感漂う…」という感じでもない。
中間的といえばそうなのかもしれないけど、中央アジアの都市部で感じた 気張らない心地よさの別Ver.って感じだ。

バトゥミの路地に入ると、果物や野菜を格安で買える八百屋グロッサリーみたいな店が沢山ある。
特にチェリー類は日本だと高いイメージだけど、めっちゃ安いから買い込んで朝食べるとグッド。
そのかわり、日本みたいな品質の均一性は皆無だから よく見て選別すべし。

天井から縄で吊るされるワイン、、、、なんかいいな。

半地下に入って行く服屋や、団地の内側。

おんぼろLADAもそろそろ見納めだ。これからトルコに抜けて旧ソ圏を出れば たぶんもう見られなくなる。

Nuri Lake.

建設中の高層ビルも、まだまだ多い。

突如現れる鳥居と、

Japanese Garden.

西側の海岸にも、相変わらずパラソルが並ぶ。

Church of St.Barbara.

教会内。

長身のヤシと、不思議な意匠のホテルが並ぶ海岸道路。

バトゥミで最もアイコニックな教会 Holy Mother Virgin Nativity Cathedral.

西側ファサードと教会内。

身廊を構成する柱やアーチの隅々まで装飾が施された美しい聖堂だった。

ビーチリゾートで、もうすぐ7月になろうかという時期もあって、バトゥミは交通量が多い。
海岸から少し離れた 南のメインストリートは、車とバスでごった返していた。

Armenian Apostolic Church.

なんか久しぶりにハチュカルを見た気分。

西側ファサードに構える鐘楼を伴ったガビットも、アルメニア教会の大きな特徴だ。
教会内部はめっちゃシンプルだった。

白亜の壁に六芒星が彫りこまれたシナゴーグ。

東側の路地は お土産屋や飲食店がひしめきあってきて、いい雰囲気。

Piazza Square の時計台がみえる。

Piazza Square はレストランやホテルで囲まれていて キラついた雰囲気。
普通の海外旅行であれば、こういう場所をゆっくり見て回るのもけっこう好き。

広場の向かいには、St, Nicholas Church.

1865年建設で、宗教的に寛容だったオスマン帝国時代につくられたギリシャ正教会。身廊にはたくさんの絵画が飾られて 緑色の柱と金色に装飾されたアーチのコントラストがいい雰囲気だった。

更に東側にいくと、トルコ人居住地となって 雰囲気がやや中東っぽくなる。看板にもアラビア語が増えて、
観光客も、全身アバヤに身を包んだムスリムの女性が多い。

水たばこの店も多い。

Batumi Central Mosque のミナレットが見えてきた。

一日で、教会とシナゴーグとモスク 全部見て回ることができた。
モスクの中で休んでいると、気のよさそうなカザフスタン人が 挨拶もそこそこでいきなり金の無心をしてきたから、それがイスラームの教えか?違うだろ そういうのは大嫌いだ と言って早々に去った。悲しそうな顔をしていたけど、本当にこういう奴らのせいでイスラームは世界中で大きな誤解を招いている。

黒海沿いのメイン通りに面したフィッシュマーケットにやってきた。

その日のうちに揚げられた新鮮な魚介類がたくさん並んでいる。

ジモティーにはやっぱりトラウトが人気のようだった。

ここで買った食材は、隣にある店に持っていくとそのまま調理してくれる。
管理人はとりあえず最近全然食ってなかったエビと貝を買って、シンプルにグリルにしてもらった。
やっぱ魚介類はうまいねぇ~🥰

西日に染まる黒海のビーチ。

雲間と水平線の間から太陽が消えるまで、海岸でボケーっとしていた。

ってなわけで、ジョージア南西の港湾都市 兼 ビーチリゾート バトゥミの雑な写真レポートでした。

おまけ

バトゥミでとった宿は、バルコニーがあって ここでコーヒーを飲みながら洗濯物を干して、のんびりとPC作業をするのが至福の時だった。

つづく

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