【Georgia episode17】ジョージア最後の街 Batumi; バトゥミへ

こんにちは、グレートエスケープ中の管理人です。

メスティアでの野営明け、スバネティの山を下りて ジョージア最後の街 西の港町 Batumi; バトゥミへ向かいます。

ここまでのルート

さらば Svaneti

朝、早めに撤収。

美しいダートを戻って、メスティア中心へと向かう。
今朝はなんだか、ちゃんとしたものを食べたい。

メスティアチャラ川の北側から メスティアの眺めはとてもきれい。
よくみると、ところどころスヴァン塔が建っている。

ちょうどよい場所で見つけたレストランが開いていたので、やや贅沢な朝食を食べてしまった。まぁたまにはいいっしょ。
とにかくレモネードが超絶うまかった。

スバネティを横断する道を更に西へと進んで南西へと移動していく。

西ルートは、大型バスも通るだけあってほとんど舗装路といってようような道路だった。

カーブを曲がる度に、小さな村落や、谷間を流れる地図にも載らないような小さな支流が見える。

山岳道路だなぁ という雰囲気は、

やがて谷底を走る道へと変わり、気温は上がってくる。

右手を流れるエングリ川の川幅もだんだん広くなってきた。

ちょうどいい小さな滝が道脇に現れると、すかさず頭から水を浴びる。

エングリ川の川幅が、おそらく一番広くなっている場所。湖のように見えて、まるで孔雀石のような色をしてる。

黒海沿岸へ

スバネティ州のほぼ南西端。ひたすら南西方向へと距離をのばす。

首に枷をつけられたヤギ。

器用に枷を避けながら 勝手に出かけているようだった。

州都 Zugdidi; ズグディディを通り過ぎる。

生活感が滲みすぎてて思わず撮ってしまった道中の民家。

親子ブタが道脇をせわしなく歩き回る。

これは豪邸なのか別荘なのか、あるいはスタンダードなのか。
スバネティ州南西部の2階戸建て。煉瓦の壁にやれた木製の窓枠。バルコニーとそこにつづく階段。いいねぇ~。

道路は黒海沿岸へと向かう道に合流して、Georgian Railway の線路がみえる。

 

稼働してるのか謎にみえる貨物車はたぶん現役で、廃線かと思っていた線路に最新型の車両が突っ込んできたりする。

黒海に近づくにつれて、コンテナやロジスティクスのトラック、

いまだ現役なのが信じられないような車両が沢山運行する線路の密集地帯があらわれる。Poti; ポティという港湾都市のわずか北側に位置するこの場所は、港から降ろされた貨物の主要な集積分配場所なようだ。こりゃあ鉄道ファンにはたまらんだろうなぁ。
クタイシでスイスからの鉄道ファン向けのツアーが組まれるのも納得なり。

Poti; ポティの街

少しだけ道をそれて、Poti; ポティの街を見て回ることにした。
奥にみえるのが Poti St. Virgin Cathedral.

黒海に注ぐ直前のリオニ川を横断して、港へと向かってみる。

メインストリートには、パステルカラーで塗られた建物やヤシの木が並んで、かなり南国風の雰囲気。

港の先端部分までやっていたけど、残念ながらこれ以上先には進めないし、中の写真も撮影禁止だった。
ジョージア海軍本部があるらしいから、当然といえば当然よね。

沿岸部分の施設は全部フェンスで囲まれていて、やや物々しい雰囲気。

大型のクレーンやガントリークレーンが立ち並ぶ様は、多くの港湾ファンにとって魅力的な風景だけど こっちも全周に渡ってフェンスでカバーされていて 近づくことはできない模様。

Batumi へ

ポティ界隈のかわいい民家たち。

ついに黒海が見えて来た。
思えば、出発してから ペルシャ湾でテネレを荷揚げして オマーン湾を経由してアラビア海へ、ヨルダンではアカバ湾に潜って レバノンで地中海へ。イランでは再びペルシャ湾に戻り、長い内陸を経てカザフスタンでカスピ海へ。そして今ようやく黒海を臨んで なんだか海を巡っているような気分になった。別に海を巡っているわけではないんだけど。

と、まぁそんな感じで順調に黒海沿岸道路を南下して 目的地 Batumi; バトゥミに到着するのであった。
また少し長めに滞在しつつ バトゥミの街を徘徊しようと思う。

つづく

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