こんにちは、グレートエスケープ中の管理人です。
バムの街からさらに東へ向かい、イラン最東端の街 Zahedan;ザヘダーンへ向かいます。
ここまでのルート
バムの街
バムの新市街は、正直いってほんとになんもねーなぁという印象だった。ラマダン中の影響もあると思うけど、市内は路地を入るとすぐにナツメヤシの農園が軒を連ね、一般的な商店は大通りに面した場所にしかない様子。
一度髪を切ろうと出かけたけど、結局Google mapに表示された場所には廃墟しかなく、昼間はまったくもって活気がなかった。
ひたすらの砂漠道を東へ
バムからザヘダンへ向かう道はひたすらの砂漠道で、イラン北西部の豊かな景色に比べると正直とても退屈なものだった。
気温も30℃を越え、気を抜くとすぐボーっとしてくる。
一度バイクを停めて写真を撮る作業は、そんな漫然運転の予防にも効果的だ。南からの風が強く、ときおり小さな砂嵐にぶつかる。
道の脇にポツポツ点在していた塔のひとつにて。
砂漠ばかりの平地がつづくかと思ったら、急にこんな山岳道路になったりする。
ザヘダンの南にはタフタン山を頂点とする急激な地形の盛り上がりがあるので、これはその一部なのかもしれない。
タフタン山は活火山で、砂漠地帯のイラン東部において標高4,000mを越える。
山を越えると、再び道は平地へと変わる。
ボトルにはイランのフェイク・コーラ。そして携行食はケルマーンでもらった乾燥ザクロとナツメ。
だんだん雲行きが怪しくなって、分厚く黒い雲が進行方向を覆っていたけど、幸い雨は降らなかった。
小さな竜巻がいくつも立ち上ってる。あんなのでもバイクで直撃するとかなりの衝撃がある。
ここはイラン最南東部のスィースターン・バロチスタン州で、出会う人々の服装は Salwar Kameez ; サルワール・カミーズ というパキスタンでよく見かけられる民族衣装を着る人が多い。民族的にもペルシャ人ではなくバローチ人が多数を占めるようになる。
ザヘダンの街に着いたところ。
アフガニスタンの国境が近いこともあり、流入難民も多い。夜少し出かけてみたけど、今までのイランの諸都市に比べて治安はよろしくない雰囲気を感じた。
つづく