【Islamic Republic of Iran episode10】テヘランでの日々~2.ただのテヘラン写真集 & イラン国立博物館

こんにちは、グレートエスケープ中の管理人です。

テヘランの街の風景をただ貼り付けるだけの、いつもの雑な記事です。
でもたぶん数十年経ったら、2023年のテヘランはこうだった と懐かしい気持ちで振り返ることができるでしょう。

Tehran の車窓から

テヘランの街は歩道と車道の区別もしっかりしていて(当たり前なんだけどイラクから来ると・・・)、とても歩きやすい。

洒落たコーヒー屋なんかも沢山みかける。

KTM、かと思うけど 実はヘッドチューブの車体番号をよく見るとイランのJahan Hamta Cyclet製だったりする。

市内には路線バスも発達していて、バス専用車線もある。

ナッツやデーツを使った加工品の専門店。元祖KIOSK.

え?パクリどころか全く同じロゴじゃん と思わずツッコんでしまう Garden Burger.

テヘランのバイク屋。坪井さん曰くテヘランにバイク屋街があるみたいだけど、1日~2日歩き回ったくらいじゃ見つからなかった。店外に置いてあるsymのアドベンチャーモデル。カタールのバイク屋で見たモデルに近い。

大通りの横断歩道。

さすが首都なので、グロッサリーショップも多い。イランは完全なカード社会、ATMは至る所に発見できるが、ecard を持っていなければ使う事は皆無だろう。

特に人通りの多いエリアには、洋服屋が集中していた。

バイク専用道路(たぶん)。

木の温もり満載なコーヒー屋。看板がペルシャ語なのもまた異国風情。

SUZUKI の250ジクサーとHONDA CBR250Rかな?もはや本当にスズキやホンダなのか怪しいけど、さすがにクランクケースに刻印があるのは間違いないでしょー。

横断歩道上から。

照明機材の集中するエリアに迷い込んできた。

YAMAHA Tehran.

素敵な照明が沢山。

車とバイクの玩具屋。

お、これなら雨でも安心 なルーフ延長型風防。

目黒通りをはるかに凌ぐ照明屋の数々。

街中のKIOSK にて。こういうほんの日常の一瞬が切り取れた時がうれしい。

電気系材料の集積場っぽい場所。

プレステやXboxの中古品が大量にひしめき合うプチ秋葉的エリア。路上には電化製品のパーツが蚤の市のように売られていた。

突如現れる 歴史的建造物。 Sardar e Bagh Meli の外ゲートだ。カージャール朝時代に軍の射撃場だったからか、シャー時代のイランのシンボルであるライオンのフラッグに機関銃がデザインされている。

工具好き悶絶のモニュメント。Ronix や Tosan といった日本ではあまり見かけない中国製の電動工具屋が並ぶ。

 

イラン国立博物館近くまでやってきた。出発前はそんなに美術館、博物館の類に入館料払って入る予定ではなかったけれど、実際来ると 「せっかくだし、、、もう二度と来ないかもしれんし、、、」という気持ちが勝ってしまう。

National Museum of Iran

ここがイラン国立博物館。
ほんのほんの一部だけ展示物を紹介したい。

ペルセポリスのアパダーナより、アケメネス朝期の石碑。紀元前519年。日本の皇室のマークに似た12花弁の紋章は、古代ペルシャの遺跡や遺物に多く見られる。たまに16花弁のこともある。

同じくペルセポリスより。王座に座るのはクルセクス王。その背後に皇太子と神官、王の武器運び、そして護衛とつづく。王の前には貢納者の到着をつげる従者とその護衛 という構図らしい。改めて注意したいのは、これが2,500年前の彫刻だということだ。

スサ ダレイオスのアパダーナより。紀元前510年。メソポタミアの幻獣 Lamassu に酷似する2体のスフィンクス様クリーチャーがカラフルや釉煉瓦で描かれている。

紀元前5世紀、ペルセポリスより 1つの岩から削り出しで作られた階段。外側にはペルシャの槍騎兵と射手兵が彫られている。

まだペルセポリスには行ってないけど、既に訪れたスサのアパダーナで見た柱の残骸の完全体といえる形がこれだ。
ペルセポリスより。これは高さ3m70cmだけど、巨大なものはこれが20mにまでなった柱なわけだからとんでもないド迫力だ。ギリシャのコリント式列柱を遥かに凌ぐ手の込みようといえる。

Salt Man 1 とよばれる保存状態の良いミイラは、Chehrabad の塩鉱で1993年にみつかった。A.D.220~390年 ササン朝初期の人物と考えられている。右耳をよく見ると、金のイヤリングが輝いている。

実際にはもっと大量の展示があるので、ペルシャの遺産を間近で見たい方は訪問をおすすめしたい。

ミュージアムの出口で出会ったなつっこいにゃんころ。存分にネコチャージさせてもらった。

おまけ

首都ラーメンシリーズ、といきたいところだけど、バグダッドにつづいてテヘランにもめぼしいラーメン屋はみつからなかった。
代わりに、中華料理屋を発見したので そこで頼んだ牛肉入り中華麺。どうやらシェフが中国人のようで、かなり本格的な味だった。アジアの味覚チャージ。だいたい1食300円以内で済むんだけど、やっぱりこの類の料理は高くて、750円くらいだった。それでも安い。例えばベイルートでラーメンを食べると2,000円超えてたからな・・・

つづく

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