こんにちは、世界放浪2輪旅中の管理人です。
スペイン アルメリアを出港し ついにやってきた北アフリカ モロッコ。
有名なTangier; タンジェよりも東側に位置する Nador; ナドールという港湾都市に到着し 最近またリークが始まったガソリンタンクの亀裂問題に奔走します。
モロッコに上陸
フェリーの中はネットも使えないから、ノートに無意味な事を書きなぐったり寝たりして時間を潰す事8時間弱、
日の暮れる先に大陸が見えてきた。
まさにMaghrib; マグリブ(アラビア語で「日が沈む場所」の意でモロッコの事を指す)の訪問に相応しい眺めだ。
船内にはモロッコ警察も同船していて、事前にパスポートコントロールが行われた。
ガレージに下りるとみんな続々と出発の準備をはじめる。
バイカーは思ったよりも多くなかったけど、フランスからの3人組と スペインからVespa で来ている夫婦が同船していた。
モロッコ上陸!
と、意気込んだものの、どうやら船内での手続きに不足があったようで 一人だけ別ブースに呼ばれて 改めて「車両の一時輸入許可証」を発行してもらう。
無事、入国完了。
No carnet
No covid
No inspection
Passport/Registration Card Control
Green Card checked
No Carnet
No Covid
No inspection
Passport Control ” On The Ferry”
Inspection & Admission Temporaire issued (no fee)
Nador; ナドール地元ライダー達を訪ねて
さて、こんな夜中にモロッコに辿り着いたわけだけど Nador ではまたまた頼り先がある。
ムルシアのRuben が紹介してくれたモロッコの友人 Driss の紹介で、Nador のバイカー Moustafa と連絡を取り合っていた。
バイカーからバイカーへ、綱渡りのような架け橋で 行く先々誰かに助けてもらってる。
いつか自分が助ける側になろうという気持ちを言い訳に、今はこのグレートヘルプに甘えさせてもらう。
先に到着していたフランスのライダー&地元Nadorのライダーと。
トラにゃん太の歓迎もあって最高。
この日はMoustafa の所有するアパートにテネレを搬入し、
こんなに立派な部屋を貸してもらってしまった。まじでありがとう。
一体何度目だろうか、タンクの修理とボルトの腐食発見
翌日、Moustafaに事前に伝えていたタンクの亀裂問題を解決するため 彼の紹介でワークショップにやってきた。
ナドールはイベリア半島からの玄関口ではあるものの、西のTangier; タンジェに比べるとあまり知名度はなく 観光地化もそこまで進んでいない。
その代わり インダストリアルエリアには沢山の職人が小さな店を構えていて こんな融通もきくみたいだ。
早速、ガレージにて作業開始。タンクを外してなんとなく普段隠れている部分を点検していると・・・
なんとクラッシュバーをエンジンにマウントしているボルトがすかすかじゃないか!!
撤去すると、どういうわけかネジ山がこの有様。
予想ではあるけど、常にリークしてたガソリンがこの部分に長期間にわたって少しずつ滴下されて、異材質間で腐食が進行したのかな…?
雌ネジ側も侵されていて、エンジンを下ろすか みたいな話にまでなるけど、なんとかサイズの合うタップが見つかって応急的にネジを切り直してくれた。
こりゃあ帰国後の整備が大変だ・・・と思いつつ、まずは何とかなりそうでよかった。
ボルトはもう使い物にならなそうだったから、これまたちょうどよいサイズのボルトを廃材から見つけ出して締結。
かなり規定トルクが大きい箇所だから不安は払拭できないけど、なんとかもってくれ。
モロッコ・チャイとサンドイッチで休憩をはさみつつ、
今度は本命のタンク。
2022年、サウジのルブアルハーリー砂漠でのクラッシュ。未だにトラウマチックなあの砂漠ダイブで入った亀裂は、その後覚えてる限り3回大規模に修理してる。毎回、修理直後はいい具合なんだけど 数千キロでまたリークが始まる。
Moustafa が、「いい人がいる」という事で、彼の言葉を信じてタンクを車に積み、
やってきたワークショップ。
車のバンパーなど、強化プラスチック系を専門に扱うおっちゃんのようだ。
実は、最初カタールのドーハでタンクの修復をした時、Safari Tnakに事情を説明して同社から新品を提供してくれるとのオファーをもらっていた。ただ、当時送り先の無かった管理人は一度そのオファーを保留にしていたんだけど、 タジキスタンで出会ったドイツ人ライダーが住所を使わせてくれるということで、その後改めてSafari にお願いして 彼の家に新品タンクを送ってもらっていたのだ。ということで、なんとかドイツまで持ち堪えれば、新品に交換できる・・・
本当は今回のユーロ周遊の間に訪れられたらよかったんだけど、思った以上にシェンゲン縛りで日数が足りず ドイツまで北上できなかった。ということで、今回の北アフリカから改めてユーロ圏に戻った後、いよいよドイツに到達するまでは なんとか現状のタンクで耐える。
Safari Tnak 製ビッグタンクはポリエチレン製で、今まで色んな場所で修理を試みる度に完全にリークを修繕するのは難しいと分かってた。今回も 「まぁしばらくリークが止まってくれたらそれでいい」くらいに思っていたわけだけど・・・
そんな気持ちのなか、数時間後にタンクを受け取りに行くと・・・
おぉぉ!! 今まで見てきた中でも最高に綺麗に、完璧に亀裂を埋めてくれている!
修復材とタンクの接着も強力で、ほぼほぼ一体化しているように見える。一体どんな材料を使ったのだろうか、、、未だに謎だけど、後日談、この修繕はこの後8カ月以上何の問題もなくリークを食い止め続けてくれて、無事ドイツに到達する。
モロッコのプラスチックエンジニア すげぇな。本当に感謝である。
作業中に色々と面倒をみてくれた Ali, そしてNadorでのあらゆるヘルプをしてくれた Moustafa と。
つづく