こんにちは、世界放浪2輪旅中の管理人です。
アペニン山脈を越えてようやくティレニア海側へとやってきました。
世界遺産にもなっているリグーリアの海岸集落 Cinque Terre; チンクエ・テッレを巡りながら北上していきます。
※この記事は2024年12月の出来事を書いています。
ここまでのルート
Cinque Terre ~3:Corniglia
絶対ここはだめだろうなぁ・・・と思いつつも、他に行く当てもなく野営したけど 結果何事も無く朝を迎えられた。
なる早で撤収して今日も海岸線を寄り道しながら北上していく。
天気は生憎この有様。分厚い雲が遠く地平線まで覆いかぶさって、しばらく晴れそうにない。
せっかく世界遺産のチンクエ・テッレ、どっかで宿をとって晴れるまで待機して・・・なんてことも考えたけど、このスーパー観光地で宿をとるとなったら完全に予算オーバーだし、なによりもうシェンゲンの残り日数にそんなに余裕がない。
第3 Terre Corniglia; コルニリア の街は5つのチンクエ・テッレの中で唯一海岸に面してなくて 断崖の上に建ってる。
きっと晴れてたら色とりどりの外壁が映えてきれいなんだろうなぁと、一応曇天の下写真を撮っておく。
道をのぼったところからとらえたコルニリア。ポツポツと燈る街灯と、まるでミニチュアのような建物たち。
曇り空は残念だけど、これはこれでなかなかいい写真が撮れたんじゃないかなとか思いつつ、次の街へ。
Cinque Terre ~4: Vernazza
少し走った場所から海岸へと分岐を進むと、第4Terre Vernazza; ヴェルナッツァ に着く。
ここは分岐道の先が規制されててそれ以上進めなかったから テネレをゲート手前に停めて歩きで街へ向かう。
段々畑が折り重なる急な斜面と、その脇を流れる小さな小川にそって坂を下っていくと、
チンクエ・テッレの中でも最も美しいといわれるヴェルナッツァの街中にたどり着いた。
きっとオン・シーズンは観光客でごった返すであろう市内には、シーズン外&曇天だからか人っこ一人いない。
とりあえず開いていたカフェでサンドイッチを買って食べる。
ローマの中心だとサンドイッチ&コーラで1500円くらいになるけど、地方だとその半分くらいで済んでありがたい。
腹ごしらえがすんだところで海岸付近までやってきた。
小さな入り江と、それを取り囲むカラフルな家々。ヴェルナッツァの港の概観が目の画角に収まる。
やっぱり曇天が恨めしい、、、けど、そのアンラッキーも含めて旅の一部だと思うしかない。
海岸すれすれのところに建つ Chiesa di Santa Margherita di Antiochia.
1318年に建てられたリグーリア・ゴシック様式の古い教会だ。石剥き出しの外壁とパステルイエローの鐘楼にかなりギャップを感じるけど、これは18世紀の大規模改修で鐘楼がバロック様式にて増築されたかららしい。
外壁から内部へとのびる階段を通って中へ。
内部も石壁が主張された質素で力強い雰囲気。
実は、18世紀の改修の際に内装もバロック様式へと改変されたらしいけど 1960年代に行われた大規模修復の際に「原点回帰」ということで14世紀当時のロマネスク~ゴシック様式へと戻されたらしい。
でも鐘楼だけは街のシンボルとして、復元の対象からはずれたから 結果今のようにポップな鐘楼と、質朴な内外装というギャップのある見た目になったわけだ。
港町らしい街のディテールに目を配せて、
うす暗い路地を上っていく。
高台になってる南側の岬の頂上には Castello di Vernazza; ヴェルナッツァ城 が建っていた。
現存してる円筒形の塔は、11世紀に築かれた当時の構造が残っていて その後何世紀にもわたって拡張・強化が繰り返されてきた。
入場料がかかったけど、たった2€。
塔には内部の螺旋階段を上って上まで行くことができる。
塔の上に立つと、さえぎることなく360°街と海を展望することができた。冬の風が吹きつけて寒いけど、これは上ってきた甲斐がある!
上から眺めると、入り組んだカラフルな建物もまた違った表情で見えて面白い。
ある程度路地徘徊を楽しんだところで、来た道を戻ってまた次の場所へ向かう。
Cinque Terre ~5: Monterosso al Mare
天気が更に悪化して雨が降ってきやがる中、
第5 Terre Monterosso al Mare; モンテロッソ・アル・マーレにやってきた。
他のチンクエ・テッレの村々に比べると、あんまり家が密集した雰囲気もないし、唯一広いビーチがあって リゾート色が強いみたいだ。
浜辺はゴミもほとんどなくて綺麗。だけどこの天気だとあんまりテンションはあがらないなぁ。
海岸ぎりぎりにある Statua del Gigante; ネプチューン像
いまいるとこは新市街側で、少し南側に抜けると旧市街があるんだけど、途中から道路が規制対象になっていて、旧市街側に抜けるためにバイクで通っていいのかよくわからない。しかもとにかく天気が悪いから当時は行く気にならなず・・・
今思えば、少しがんばって教会だけでも訪れておけばよかった。
というわけで、これにてチンクエ・テッレを概ね南から北にかけて一通り巡ることができた。天気は残念だったけど、リグーリア海岸の宝石と称される海岸集落を見る事ができてよかった。いつかまた、機会があれば青空の下で同じ風景を見てみたい。
再びリグーリア海岸を北上して
モンテロッソ・アル・マーレから、少し内陸に入って断崖上の山道を進んでいく。
海岸線と起伏の多い山道を繰り返すところは、ちょっと伊豆の海岸線に似てる。
急峻な土地に敷かれた道路から更に頭上を眺めると 小さな村がいくつも点在していて、
きっとチンクエ・テッレの名声の影に埋もれてしまってるけど、密集した家家と 必ずひとつはある教会の鐘楼が どれも魅力的だった。
山道をおりて再び海岸部にでて、Levanto; レヴァントに着く。
チンクエ・テッレ観光の玄関口にもなってる街みたいで、イタリアでも有数のサーフスポットらしい。
レヴァントの街を南に眺望して、
また内陸の山道へと入る。
途中、けっこう標高が上がったかなあとうところ、
道脇の伐採用針葉林の木々の間から 蒸散雲がゆらゆらと立ち上っていくのが見えた。
少し晴れかかった空、そしてゆらりゆらりと浮遊する濃霧、その間からちらりと除く稜線上の村・・・
とっても幻想的な瞬間だった。
まるでそれが何かの予兆だったかのように空はだんだん晴れてきて、
また海沿いに出てくる頃にはすっかり快晴になっていた。が、既に西日。
Rapallo; ラパッロ の港を過ぎて、ティレニア海に突き出た小さな半島部分を南西側に進んでいく。
Portofino
そしてやってきたのは Portofino; ポルトフィーノ.
車好きの人であれば、フェラーリやランボルギーニのモデル名で聞いたことがあるかもしれない。
元々は小さな漁村だけど、世界を代表する最高級リゾートのひとつで、世界中から映画スターやセレブたちが訪れるという。しがないバイク旅行者が来るにはちょっと場違いだったかもしれない。
もうだいぶ暗くなってしまったけど、小さな入り江まで歩いてきた。
入り江を囲む周囲の高台には Chiesa di San Giorgio や Castello Brown が建つ。
小さな湾をぐるっと囲むように道があったから、東側から港の全景を眺める。
なんていうか、これはもうリアル・ディズニシーって言っちゃうのが一番安直なんじゃないかな。
暗くなってきて灯を点け出した海上レストランの光が海面に反射して、それが色とりどりの壁に更に反射してゆらゆらと揺れてる。
どこを切り取っても、絵葉書や絵画のような景観で 本当に映画の中の一場面に入ってしまったような気分だった。
突き抜ける青空の下だともっとキラキラと輝くんだろうけど、ぎりぎり日の光があるうちに黄昏時のポルトフィーノを堪能できたのも これはこれでよかった。
Genova へ Eric との出会い
さて、ポルトフィーノを去るころにはすっかり暗くなってしまったけど この日は Genova; ジェノヴァまで向かおうと思う。
カウチサーフィンで連絡をとってある人の家を訪ねることになっていたのだ。
カウチサーフィンは、ホストーゲスト間のインタラクションを重視してる分 それが億劫に感じてしまうこともある。陸路で移動してるから目的地への到着タイミングがバックパッカーみたいに明確じゃないってのもあるし、基本的にはあまり使わないんだけど、西欧はそうもいってられないのもあって、ところどころ有効活用していた。
そんなわけで、ジェノヴァに到着! 頼り先の Eric と。
屋根裏の雰囲気抜群な部屋を貸してくれて、
夕飯はEricがつくってくれた!
つづく