【Islamic Republic of Iran episode13】雪化粧のアルボルツ山脈を抜けて 郷愁誘う田園風景

こんにちは、グレートエスケープ中の管理人です。

ソルターニイェの街から30kmちょい程度の Zanjan; ザンジャンという街で宿をとり、アルボルツ山脈の山間部にある小さな村を目指します。

ここまでのルート

また雪景色、アルボルツの山岳道路

給油。イランの給油は金額もウルトラ安いし e-card 払いできるし、かなりストレスが少ない。

都市部を抜けると、すぐに険しい冠雪の山脈たちが目の前に立ちはだかってくる。

曇天でコントラストがはっきり出ない。雪解けの小川。石をひっくり返してみたけど、カワゲラやカゲロウの幼虫は見つからなかった。

標高が高くなり、気温もぐんぐん下がっていく。

路面以外は真っ白な世界になっていく。

やがてだんだんと晴れ間が開けてきた。峠を越えたようで、雪もなくなってきた。

途中、写真撮ってたら反対車線の車から下りてきたおっちゃん。日本で働いていた経験があるとのことで、いくつかの日本語を披露してくれた。バブル崩壊前の日本には、多くのイラン人が出稼ぎでやってきていたらしいから、そのうちの一人だったのかもしれない。

Masuleh へ

ガードレールの向こう、見えない先まで延々とつづく山と谷と丘陵。

景色は壮大なほどカメラでは表現できなくなっていく。

やっぱ魚眼じゃなくて正統な広角を持ってくるべきだったか、、、後の祭りよ。

たまに現れる廃屋。

山岳道路が一旦落ち着いて、赤土が目をひく広大な平野に出る。

小さな村をいくつも通り過ぎ、

広大なオリーブ畑(だよね?)を横に見ながら、

やがて湖のような場所にでてきた。これはSefid Rud ダムだ。

ダム周辺には小さな都市が点々と現れる。Rudbar で小休憩。「おれはダーイッシュだ」と笑えない冗談を言ってくる。

途中、雑木林のような道の中に、

まるで日本の茅葺屋根のような住居があった。一体なんだったのか、謎。

日本の田園風景のよう

Sefid Rud 川沿いの道からマスレ―の村に向かう細い田舎道に入っていくと、だんだんを回りはのどかな田園風景へと変わっていく。

なんだかまるで日本の田舎を走っているような錯覚にさえおそわれるほど目に慣れた風景がつづく。

やや大きな街は、概ね中央分離帯に植林ないし生垣なんかが綺麗に整備されている。

概ねマスレ―の村直前の場所までやってきた。Gasgareh という街だ。

一画で放たれる羊たちと、

羊飼いのじっちゃん。スカーフのコバルトブルーとやれたセーターの紫が洒落とるね。

道端の菜の花を食むヤギ。

この民家の軒先に咲いているのは梅なのか??ほんとに春先の千葉県某所 といっても疑われることはなさそう。

灌漑用の水路から水の流れる音が静かに響く イランの田んぼ。シーズン外で苗はないけど、水の張った田園に西日の差す景色は どこか郷愁をそそるものだった。

つづく

管理人の旅を支える道具たちはこちら↓↓↓